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BOX・FORCE  作者: hime
第2章:七魔編-七魔団結成-
51/82

[第10話:Nox Ante Dimicationem]


_


BOX・FORCE本部正面に、7人の黒いローブの人影が集まった。


その姿は、各々メンバーと初対面の頃から大きく変化し、風格や姿形そのものが"悪魔"と化していた。




「…まさか、ここを攻める日が来るなんてな…。」


チャンはそう呟いた。

彼はかつて所属していた組織に、今は敵対しようとしている立場であるという不安を隠せずにいた。


「あれ?ビビってんの?アジア1位?のくせに。」


チャンの横に並び、大きなハンマーを肩に担いだ

道影は、チャンを煽ってみせた。

彼は、"交戦"など日常茶飯事と捉えている。

その道影の堂々たる姿は、"咬惡須"のリーダーから"七魔団"の団員へと風格が変わっていた。


「…大丈夫だ。俺たちは今から、真の"悪魔"を制裁する。俺たちの"悪魔"の力は、最強だ。」


真ん中に立っている樫間が、羽織っている黒いローブのフードを外した。

その青白い髪が、夜風に靡いている。


それを合図にするかのように、全員がローブのフードを外した。

そして各々、"七魔箱"を解放した。


「…準備はいいか?"七魔団"。…フォーメーション、"Diaboli(ディアボリ)"っ!」


樫間が両手に手にした白と黒の剣"アスモレウス"の持ち手を握りしめて、力強く叫んだ。



「「「了解っ!!」」」



"七魔団"は、BOX・FORCE本部に向かって走り出した…。





_

こうして、"七魔団"は"BOX・FORCE"に奇襲を仕掛け、"BOX・FORCE"に衝撃を与える事に成功したのであった。

_










_

一方、同じ頃

東京渋谷区初台_




「…間違いねぇ…。この感じ…近くにいるのか…?」


大通り沿いの歩道を、1人の男が必死に走っていた。

長く伸びた前髪が左右に揺れ、身に纏っている緑色のツナギは、所々汗で染みていた。


すると、男はふと何かに気が付きその足を止めた。


大通りの路肩に停められた、青のスカイラインGT-Rに寄りかかる1人の人物が、その男の姿を見ていた。


その人物はこう呟いた…。




「…久しぶりだネ…。」





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片や、同時刻

新宿_



一面ガラス張りのその部屋からは、東京の街が一望できた。

とあるビルの最上階。

夜景の広がるその景色を眺めている人物がいた。



「…世界のシナリオが、大きく動き始める時が来た…。」


都会の光が一面に広がっているその景色を見下ろしながら、その人物はそう言った。


すると、その人物のいる部屋のドアが開いた。

その人物はドアの方をチラッと振り向くと、再び目線を窓の外へ向けた。

微かに灯る部屋の灯りのお陰で、その窓にドアから入ってくる別の人物の姿が映っていた。


部屋にいた人物は、一言だけ呟く。



「…やぁ、君たち。待っていたよ。」


_

七魔編-序篇- ~終~

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次回、七魔編-七魔団vs BOX・FORCE-

開幕

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