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「経過」をどのようにコントロールするか

さて、物語が「発生→経過→解決」でできているということはご理解いただけたでしょうか。


およそどのような物語を見ても分かるように、「経過」は物語の大部分を占めています。

つまり小説を書くとは「経過」を書くことに他ならないわけです。


では「経過」を長くするために物語中盤に何でもかんでも書けばいいのかというと、必ずしもそうではないのです。


物語とは「発生」から「解決」へと進むものです。

そして、「発生」から「解決」に向けて進むには、必ず途中の道筋というものが必要になる。これが「過程」です。


つまり「過程」の部分に書き込むべきは「発生」がどのようにして「解決」に至ったのかという「途中経過」なのです。


構文に落とし込むとこうなります。

ーー「発生」が「過程」を経て「解決」へと至った。


桃太郎で言うと「桃から生まれた子供が→なんやかんやあって→鬼退治をした」ですね。


まずはご自分の手元にある物語を眺めてみてください。

この形にあてはまりますか?

もちろん経過の部分はこの段階では「なんやかんやあって」で構いません。


この段階でつまづく人は少数でしょう。

物語において「発生」と「解決」を作ることはさほど難しいことではないからです。


さて、「発生」と「解決」を把握した上で、自分の物語の「経過」を眺めてみましょう。

今度は「経過」を「なんやかんやあって」で済ますことは禁止です。

何が起きているのかをしっかり把握してください。


作者は自分の中にある物語の管理者であり、自分の物語であれば「なんやかんやあって」の内容を把握することはさほど難しくはないはずです。


さて、同じ要領で桃太郎のお話の「なんやかんや」をひとつづつに項目分けしてみてください。

できましたか?


それが「経過」です。


次回は再び桃太郎を手本に、「経過は解決に向かうものである」ということをお話ししようと思います。

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