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国ごと異世界転移・短編集

『嬉しくなると つい……』

エコーロケーションの強化版。

 今日は海上自衛隊の基地で、装備品の一般公開がある。

 目玉は名物の海自カレーと新型護衛艦だ。


 セキュリティチェックを受けて、基地内へ……。

 と、検問していた自衛官から制止の言葉がかかった。

「失礼ですが、ヴァンパイアの方ですよね」

「え?」

 なおも自衛官が詰め寄ってくる。

「身分証はお持ちですか?」

「はい……」

 しぶしぶ健康保険証を見せる。

「種族はヴァンパイアですね。ではあちらで防護服を着てから入場して下さい。防護服を着用しない場合、基地内への入場は許可できません」


 自衛官の塩対応。何故ばれたのだろう。



 検問所の裏では、先程ヴァンパイアを詰問していた自衛官が話をしていた。

「ふぅ、水際で防げて良かったな。この間なんて3時間狂いっぱなしだった」

「やろうと思ってやってる訳じゃ無いんだろうが、あれじゃあテロだよ」

「生体イージスシステムなんて言われてるからなぁ……」

「まあこの電子社会での生き辛さには同情するが」

「この前なんて、電車の中でスマホゲームしてたら、電車が止まったなんてあったよな」

「彼らの生態を有効活用できないものかね……」

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