暑くない部屋(200文字小説)
先月引越しをした。
猛暑続きのこの夏は厳しいものになると思った。
でも、この部屋は立地的なものなのか不思議と暑くなかった。
ようやく暑さも落ち着き、秋の気配が漂ってきた。
「これで、より快適に過ごせるな」
ある日僕が帰宅すると、部屋から何かが出てきた。
それは紛れもなく幽霊だった。
目が合った。
「寒いのは苦手だから引っ越すよ」
この部屋が暑くなかったのは彼のおかげだった。
僕は思わず言った。
「また来年お願いします」
先月引越しをした。
猛暑続きのこの夏は厳しいものになると思った。
でも、この部屋は立地的なものなのか不思議と暑くなかった。
ようやく暑さも落ち着き、秋の気配が漂ってきた。
「これで、より快適に過ごせるな」
ある日僕が帰宅すると、部屋から何かが出てきた。
それは紛れもなく幽霊だった。
目が合った。
「寒いのは苦手だから引っ越すよ」
この部屋が暑くなかったのは彼のおかげだった。
僕は思わず言った。
「また来年お願いします」
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