第1章~2部~
それから入学式が始まった。
在校生の席は何故か自由になっていて、私は前から2列目に座って、その隣に悠が座っている。
何故隣に座る⁉
「新入生代表、橘 美玲。」
いつの間にか、新入生代表の挨拶になっていた。
新入生代表可愛いな…名前聞いてなかったが。
見た目で言うと、綺麗な黒髪ロングで、赤いリボンが髪両方に付いている。
「アイツ高校生みたいだな。」
「スタイルいいからね。」
一つ下なのに、なぜ、む…胸が…
「お前より胸デカいんじゃね?でも、あの大きさはBぐらいか?」
「一回死んだら?手伝ってあげるよ。」
ゴメンナサイネーB以下でー
…泣いてもいいですか?
「俺はBぐらいが好みだから、大きくなるよう手伝ったる。」
お前の好みとかどぉぉでもいいぃぃぃ‼
つか、まさかの貧乳好きですか?
「亮は巨乳好きだぞ。エロ本も巨乳部類だからな。その点俺はエロ本は全て貧乳部類だ。」
何の暴露ですか⁉頭大丈夫ですか?いや、大丈夫じゃないか…
その前に凄く言いたい事が…もう言ってもいいよね?
「今って入学式だよね?」
「ついに頭おかしくなったか?」
おめぇぇに言われたかねーよ!
こんなやり取りをしていた時に誰かの視線を感じた。私は周りを見渡したら…
うん。クラスの皆だね。当たり前だ…
でも悠は、本当の視線に気付いたらしい。
「阿呆。」
「今何て言った…」
「別に、何も。」
なんか入学式だけで、凄く疲労が…