序章
少年少女の冒険をうまく書けたらいいなと思っています。ギャグとシリアスが時々入ります。
大陸オルステレス。様々な生き物、魔物が蔓延り人間たちを脅かしている。
剣技や魔法を学び、発展させたことにより人間たちは文明を築き上げた。
幾度となく繁栄と衰退を繰り返し人々は一つの呪いに取り憑かれた。
――ルーチェ。いつから呼ばれたのかは定かではない。ルーチェとは災厄であり希望。人にとりつき途方もない強大な力を手にし永遠にも近い寿命を得ると言われている。繁栄と衰退の一端を担っているのはルーチェと言っても過言ではない。
そして、いつからか『旅人』と呼ばれる人々が集まり力を合わせ作り上げた集団を『クラン』と呼ぶようになった。クランは多種多様の個性を持ち、魔物討伐専門や運送専門など生活に欠かせない組織の一つにもなった。
今からおよそ千年前、大陸を揺るがす大事件が起こった。
謎の組織『アニムス』により大陸は滅亡の危機に瀕した。
その時、立ち上がったクラン、『アミーユ』。彼らは圧倒的な力を持つにも関わらずアニムスとの死闘を繰り広げた。犠牲を払いながらもアニムスの陰謀を阻止し大陸、世界に平和をもたらした。
これを期にクランの数は増え続け現在、冒険者や旅人を目指すものが絶えないのはこの英雄たちの功績のおかげなのかもしれない。
大人から子供まで誰からも愛される英雄達の存在は今もなお、生き続けているという。