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三姉妹爆笑交響曲 — 大学生篇から陽翔&結音誕生まで  作者: リンダ


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爆笑発電フェス — “ありがとう”で満タンの日

爆笑発電フェス — “ありがとう”で満タンの日


夕方前の柔らかな光が差し込む都内・音大の小ホール。

長机をコの字に並べ、ファイブピーチ★コアメンバーとスタッフが集まっていた。ホワイトボードの中央には大きくマジックで——


爆笑発電フェス

〜笑いと音で満タンに〜


と書かれている。



1. 仕込み会議


優子「会場はホール+屋外テラス。通路広めで動線スムーズにやね。」

光子「こども優先エリアも作ろ。『腹筋セーフゾーン』って名札つけて、そこだけ“笑い過ぎ注意”の札、逆に立てる?」

小春「キッズ向け“ちびDJ”コーナーも置きたい。音を触って遊べるやつ。」

奏太「C-C-Bトリビュートは中盤。『ロマンティックが止まらない』は全員でコーラス入れて、ギターはカッティング強めで行く。」

詩織「バラードは弦カル呼ぶ?ストリングスで“チビツインズの子守歌”をしっとり。」

由美「物販は新作“すずめ夫婦”Tと“あじゃたらぱ〜”日用品シリーズ。サイズ展開、キッズの110も追加ね。」

アキラ「ブラスは“ホーン隊”で花を。トランペットでファンファーレ始まり、サックスで夜風の色をつける。」

美香(赤ちゃんの寝息を背にオンラインで)「最後に“希望の合唱”。客席も歌えるキーで行こうね。」


光子「あと必須。“チャリティ・トーク”入れよう。ニュージーランドとカナダの施設、そして『みらいのたね』にも寄付…今回も。」

優子「うん。“笑いは届けもの”。うちらが楽しいだけじゃ意味がないけんね。」



2. フェス当日・開場前


朝の空気はさらりと軽く、テラスに吊った小旗がカラカラ鳴る。

リハのサウンドチェックで、チューニングのAが会場に透けるように響いた。

スタッフがランスルー表に目を走らせる。

舞台袖、光子と優子は拳をコツン。


優子「いくよ、原点。」

光子「謙虚に、全力で。」



3. オープニング


暗転——。

スポットが2本、ゆっくり床を這い、センターでピタリと交わる。

SE(電力メーターのカチカチ音)がフェードイン、会場に“ウィーン”と機械音。

ステージ中央の発電機型オブジェが、ぼわっと灯る。


光子「ようこそ——爆笑発電フェスへ!」

優子「笑いと音で、みんなの心、満タンにするけん!」


歓声、拍手、口笛。

1曲目は新機軸のインスト「スパーク・オブ・スマイル」。

ベースのうねりにドラムが噛み合い、ピアノが光の粒を撒く。

Aメロ明けでブラス隊が入ると、客席の肩が自然に上下する。



4. “ギャグ×クラシック”カオス組曲


MCからそのまま突入するコント・スケッチ。

「ベートーヴェン vs ヴィヴァルディ in 令和」は、

テンポ論争→突然の合奏→突然の和解→突然の再決裂の四部構成。

途中、ショパン、ドヴォルザーク、スメタナ(役のメンバー)が乱入し、

「誰がいちばんリズムに乗って客席を笑わせるか」バトルへ。


光子ベト「運命は叩くとや、タタタターンッ!」

優子ヴィヴァ「春は跳ねるとよ、ティラリラリン♪」

(客席:腹筋ゴロゴロ)


楽曲は本気、台詞は本気の悪ふざけ。

**“上手すぎるのにふざけすぎ”**が爆笑の芯を作る。



5. C-C-Bトリビュート


照明が80’s風のネオンへ。

「原色したいね」「ラッキーチャンスをもう一度」「ロマンティックが止まらない」。

全員リード交代制、歌いながら演奏する難度を笑顔で越えていく。

サビで客席にマイクを向けると、

会場が一瞬で合唱団に——。


優子「みんな、最高!」

光子「“楽しい”はステージと客席の共同作業やけん!」



6. ちびコーナー(リモート乱入)


スクリーンが点灯。

春介・春海(4歳)の“幼稚園爆笑通信”がライブで繋がる。


春介「すずめの旦那、きょうもメタボ〜。」

春海「パンくず食べすぎ注意〜。」


会場:ドッ。

光子「将来の“爆笑発電所ジュニア”やん…。」

優子「破壊力、親越え疑惑。」


小春のピアノで“子守歌(怒涛の高速版)”を10秒だけ披露して、

笑いを置き土産に画面はフェードアウト。



7. チャリティ・トーク & セレモニー


ステージ中央に円卓とハンドマイク。

スクリーンには、ニュージーランドのライアン、カナダのソフィー、

福岡「みらいのたね」の皆さんが順に映る。


光子「売上の一部と、きょう皆さんがくれた笑顔のエネルギー、寄付します。」

優子「“笑いは届けもの”。離れとっても、心は隣やけん。」


拍手は長く、温かい。

テラスの風鈴が、そっと鳴った。



8. 終盤ブロック:新曲初披露

•「チビツインズ」:軽快ギターポップ。サビは“ラララ”合唱。

•「爆笑発電所」:ストリングスが支える大団円バラード。

•「野球の午後」:里崎さんに捧ぐユーモラスなインスト(途中で観客にウェーブ指導)。


奏太「ウェーブ右から!…はい、戻ってきたら“ホームイン”ポーズ!」

客席が一体になって大海原のようにうねる。



9. アンコール


暗転。客席から自然発生の手拍子。

再登場した光子と優子は、少しだけ間を置き、マイクへ。


優子「——うちらのこと、こんなに愛してくれて、ありがとう。」

光子「やけんこそ、天狗にはならん。今日を“初日”と思って、また精進するけん。」


最後は全員で「希望の合唱」。

メロディが天井に抜け、外の夕空へとほどけていく。

歌い終えて、会場はしばし静寂——からの、大きな拍手の雨。



10. バックステージ


汗で湿ったタオル、手のひらに残るスティックの感触。

スタッフと手のひらを打ち合い、深く礼。


小春「今日、ほんとに“満タン”になったね。」

優子「満タンにしてもろたけん、また次、届けに行こ。」

光子「うん。笑いと音で、明日も発電。」


廊下の先、非常口の緑が静かに灯っている。

扉を開けると、夜風。

遠くで誰かが口ずさむ「ロマンティックが止まらない」。


——“ありがとう”で満タンになった夜が、やさしく広がっていた。



  

ドキュメンタリー特番「笑いは届けもの ― M&Y 高校から音大へ」


オープニングは博多の朝。登校前、玄関で拳をコツンと合わせる二人。

ナレーションが静かに落ちる。


「高校の教室、舞台袖、そして海外の大舞台へ。

光子と優子——“小倉ツインズ”の密着、3年間の記録。」



第1章:教室とステージの二重奏(高校時代)


カメラは福岡高校・声楽科の練習室へ。

ユニゾンのスケール練習、腹式のチェック、合唱で響き合う倍音。

昼休みには机を囲んでの“即興コント”で教室が笑いの渦。

担任のコメントが入る。


担任「人を笑わせることと、音を届けること。二人は“観察”から両方を磨いていましたね。」


映像は放課後の吹奏楽部へ。

光子の低音(金管低音パートでのボトム作り)、優子のパーカッションが全体を締める。

画面左下に“同録”の波形。クリックに寸分違わず重なるリズム。

小春や仲間たちの笑顔、部室の壁に増えていく手書きの「ありがとう」。



第2章:ロサンゼルス ― YOSHIKIとの衝突と融和


転換SE。機内の窓の外に弧を描く夜明け。

ロサンゼルス・スタジオ。グランドピアノの前にYOSHIKI。

スタジオの空気はピンと張りつめる。

最初の合わせは、テンポの“呼吸”がズレる。沈黙。

メモを取りながら、光子が一歩前へ。


光子「私たち、言葉より“どう聴こえたいか”を一緒に描きたいです。

拍じゃなく、“息”で合わせませんか?」


優子はスティックを置き、手拍子で呼吸の“間”を提示。

ピアノのアルペジオに、二人のブレスが重なる瞬間——音が“開いた”。

本番の小劇場では、ピアノ×ベース×カホン/小打楽器での“静”のセットに、

終盤だけドラムとブラスが加わる“動”の構成。

観客スタンディング。

YOSHIKIが袖で短く笑って親指を立てるカット。


ナレーション「衝突は、磨きの音。

その場で“息”を作った者に、ステージは微笑む。」



第3章:守られるべき笑顔のために ― 施設訪問


カメラはL.A.市内の支援施設へ。

戦争・家庭内暴力・犯罪被害で親を失った子どもたちが集う。

二人は白いTシャツに名札だけの装い。

楽器は“膝の上”:体打楽器と声だけ。


優子「拍は、心臓の鼓動といっしょやけん。いまの自分のリズムで叩いてみて。」


小さな手のパルスが部屋いっぱいに広がり、

光子の低音ハミングが下支えする。

涙で音が途切れた子の肩に、ふわりとベースのメロディが寄り添う。

最後に皆で「You are not alone」を合唱。

施設長がマイクの外で目頭を押さえるショット。


ナレーション「“笑いは届けもの”。

ときに笑顔は、音に背中を押されて戻ってくる。」


(福岡のみらいのたねへもリモートでつなぎ、日本語での絵本読み聞かせと手遊び歌。

画面分割で3拠点の子どもたちが同時に手を振る。)



第4章:ジュネーブ ― 小さな声を世界の壇上へ


国連欧州本部・会議室。国際会議のサイドイベント。

二人は通訳無しで短い英語スピーチ、後半は日本語で想いをまっすぐに。


優子(英語)「We are comedians and musicians.

We learned that laughter is not the opposite of pain.

It is a bridge to cross it.」


光子(日本語)「笑いは、痛みを“無かったこと”にしません。

でも、渡るための橋になります。

子どもたちの橋を、世界で一緒に増やしましょう。」


柔らかな拍手。各国の若い聴衆が列を作り、

「あなたの“橋”になりたい」と、それぞれの現場の連絡先を渡していく。

ロビーの片隅で二人が深呼吸。

背中合わせで空を見上げるスローモーション。



第5章:受験 ― 静かな闘い


冬。福岡の息が白い朝、受験会場の廊下。

二人は目を合わせず、楽譜だけを見てそれぞれのルーティン。

指を温め、息を整える。

実技室の赤ランプが消え、名前を呼ばれる。

ベースは無伴奏エチュード、ドラムはスネアとマレットでの色彩表現。

歌唱課題は古典と現代曲、どちらも“言葉”を立てる美しい発音。

試験官の表情は読めない。

出口の角を曲がるまで顔を上げない二人。

角を曲がって——小さくガッツポーズ。


合格発表の日。

掲示板の銀色の画鋲、紙の端が風に揺れる。

二人の受験番号に、人差し指がそっと触れる。

同時に振り向き、抱き合う。

画面に音は入れない。

ただ、冬の日差しだけが眩しい。



第6章:大学生 ― “初日”が続いていく


春。東京の音大キャンパス。

寮の廊下にはベースケース、スティックバッグ、譜面の山。

朝はソルフェージュと発声、昼に室内楽、夜は作編曲のラボ。

週末は配信ライブとチャリティ打合せ、スポーツ番組のアフレコ台本チェック。

忙しさを笑い飛ばす日々。

だが、ルームライトの下で二人は互いにだけ見せる沈黙の時間もある。

不安の波、比べてしまう瞬間。

それでも最後は必ず、拳をコツン。


光子「“初心”って、毎日更新やね。」

優子「うん。“初日”の積み重ねが、一生の本番。」


夜。寮の屋上で東京の風を浴び、

アコギとカホンで小さな曲を作る。

サビのハミングに、遠くのサイレンと電車のジョイント音が混ざる。

画面は黒に溶け、タイトルが浮かぶ。


「笑いは届けもの —— つづく」



エンドロール(本編後)


・L.A.スタジオでの笑顔の握手(YOSHIKIと)

・施設の子どもたちが描いた“橋”の絵

・ジュネーブの会場バッジのクローズアップ

・受験当日、母から届いた“頑張りすぎないで”のLINE

・寮のキッチンで深夜のオムレツ(ケチャップで“ラブ翼”“ラブ拓実”)

・最後は、ステージ袖で深呼吸する背中——照明が開く直前の一秒。



放送後の反響ダイジェスト

•SNS:

「泣いて笑って希望が残る。こんなドキュメンタリー、待ってた」

「“笑いは橋”の言葉、メモった。明日職場で使う」

「二人の受験シーン、音を消した演出が逆に胸に響いた」

•番組サイトに寄せられたメール:

・支援施設スタッフ「音楽で初めて笑った子がいました」

・音大志望の高校生「“初日を積む”を座右の銘にします」

・医療従事者「患者さんの待合に流したい優しさでした」


——“笑いは届けもの”。

博多で芽吹いた合言葉が、海と空を超え、

いまも静かに、そして力強く広がっていく。





第7章:沈黙の地平で —— ソフィーアと歩いたウクライナ


ニュース速報で知ったのは、春の終わりの夜だった。

「ソフィーアの祖父母が……地雷で……」

短い文が、画面の向こうからこちらの胸へ直撃した。


大学のカフェテリア。紙コップの紅茶は、誰も口をつけないまま冷えていく。

ソフィーアは震える指でスマートフォンを握りしめ、かろうじて言葉を紡いだ。


「おじいちゃんは脚に大きなケガ。おばあちゃんは腕と顔に破片……。

 うちの犬——ベーラは、その場で。……ごめん、涙が止まらない」


光子はそっと、彼女の手に自分の手を重ねた。

優子は、深く一度だけ息を吸って、静かにうなずく。


「安全が確かめられたら、一緒に行こう。そばにいる。

 “笑い”じゃ埋まらん穴もある。でも、橋にはなれるけん。」


大学、所属事務所、家族——必要な許可と段取りを、プロの速度で整えた。

同行は“付添と記録”として。戦闘は沈静化、爆撃も空襲も止んでいる——国連と現地NPOから安全確認が下りた、その翌週。三人はワルシャワ経由で西部の都市へ入った。



空港の風は乾いていた。

翻訳ボードを掲げる現地NPOの車に乗り込むと、車窓に大地が広がる。

麦色の平原に、ぽつりぽつり、黒い痕が点在している。


「焼け跡です。地雷原に火が回ったあともあります」

助手席のスタッフが、短く説明を添えた。


病院の廊下。消毒薬の匂い。

白いシーツの上で、祖父は笑った。信じられないほど穏やかに。


「遠くから来てくれたのか。……日本の娘たち」

包帯の下から見えた金属の固定具。

祖母は窓辺で、細い声で祈りを繰り返している。

犬の名、ベーラを誰かが呼ぶたび、部屋の空気がわずかに沈む。


光子はベースを持っては来なかった。代わりに、喉の一番低いところでハミングを鳴らす。

優子は掌でテンポを刻む。心拍に寄り添う“ちいさな拍子”。

ソフィーアが、母語の子守歌をそっと重ねた。

祖母の肩の震えが、少しだけ緩む。


「ベーラの話、してもいい?」

ソフィーアは家族アルバムを開いた。

雪の庭で跳ねる白い犬。祖父のコートの裾をくわえ、祖母の膝に顔をうずめる。

ページをめくる指が、涙で濡れた。


「うちの“最初の孫”みたいな存在やったんやね」

優子の声も揺れる。

「……ありがとう、聞いてくれて」

ソフィーアは写真を抱きしめた。



翌日、三人は地雷除去の現場を訪ねた。

赤い旗、黄色いテープ、地面に刺さる細い標識。

金属探知機の“ピッ”という音が、風に溶けていく。

作業員の靴裏は厚く、手の動きは遅く正確だ。


「戦闘が終わっても、戦争は地面に残ります」

リーダーは淡々と言った。

「撤去には年単位。子どもがまた安心して走れるまで、時間が要る」


遠くで、かすかな爆音。制御爆破の合図だ。

腹の底に響く鈍い振動——そのあとに来るのは、大きな“沈黙”。

光子は胸ポケットのノートに、ただ一行書く。


——“音のない音”。怖さと、守りのための音。


夕方、村の集会所。

三人の周りに、ひざ掛けを持った子どもたちが集まる。

壁には手描きの太陽と、花の紙切れ。

ソフィーアが最初に笑い話をひとつ。

優子は紙コップを並べ、“コップ太鼓”のワークショップをはじめる。

床のリズムが、笑いに変わる瞬間——小さな肩がふるふる震える。

最後に光子が、ベーラの写真を指して言う。


「みんなにも、大事な“ベーラ”がおるはず。

 その記憶は、怖かったことを消しはせん。

 でも——帰る場所を照らしてくれるけんね」


集会の終わり。祖母は光子の手を両手で包んだ。

「あなたたちの声は、薬のあとに来る、温かい毛布です」

言葉を訳す間も、気持ちは真っすぐ届いた。



帰国前夜、野の外れで三人は空を見上げた。

星は多くない。けれど風は優しい。

ソフィーアが、ぽつりとこぼす。


「今日、地雷原から一本、道が伸びてた。

 安全が確認された、白いテープの新しい道。

 ——あれ、橋に見えた」


光子は頷く。

「笑いも音も、テープと同じやね。すぐに全部は救えん。

 でも、一本、一本。渡れるところから延ばしていく」


優子は靴の土を払って、スマホの録音をオンにした。

「風の音、子どもたちの笑い声、遠くの制御爆破。

 ——“沈黙の地平”って曲にしよう。

 最初は何もないみたいやけど、ちゃんと生きとる音が入っとる」


三人は肩を寄せ、短い祈りを分け合った。



放送:特別編「沈黙の地平で」


ドキュメンタリーは、過剰な演出を避け、事実と思いだけを置いた。

・病院での子守歌とハミング

・地雷除去の慎重な手つき

・“音のない音”の波形表示

・集会所でのコップ太鼓と、ベーラの写真

・白いテープで延びる新しい帰り道


最後、テロップが静かに浮かぶ。


「戦争が終わっても、危険は地面に残る。

それでも、笑いと音は——橋になる。」


エンドには新曲「沈黙の地平」を少しだけ。

ピアノは低く、ベースは息のように、ドラムは指先で。

やがて、子どもたちの笑い声が、遠くからそっと重なる。


放送後、番組サイトに届いた短いメッセージ。

「地雷教育の教材に使わせてください」

「ベーラのために、うちの犬の散歩道に“気をつける目”が生まれました」

「沈黙の音を、初めて聴けた気がします」


——笑いは届けもの。

三人が手渡した“橋”は、確かに、次の誰かの足音を待っている。





ドキュメンタリー放送後の反響


SNS・ネット上

•「涙と笑いの交差点。胸が壊れそうになるドキュメンタリーだった」

•「ソフィーアさんの祖父母のこと聞いて、地雷の痛みを“音”で感じた気がする」

•「戦争の跡地に残る“沈黙”を“音”に変える。そんなアートの力を見た」

•「チビツインズとファイブピーチ★の音楽的厚み、ここに極まれり」

•「“笑いは橋”という言葉を、世界中の学校で教えてほしい」


多数のファンアートも投稿され、祖父母とベーラの肖像画、除去現場を背景にした“笑いと希望”の絵、白いテープを渡る線を楽譜に見立てたイラストなどが話題に。


メディア・報道

•朝のワイドショー:「笑いと戦争のギャップを描いた新しいドキュメンタリー」特集

•音楽雑誌の表紙:2号連続。副見出し「爆笑姉妹、戦地で出会った静かなる決意」

•国際ニュースサイト:ウクライナ支援という文脈で取り上げ、「文化と平和を繋ぐ橋」として称賛

•教育関係誌:高校・大学で教材として活用する動き。戦争を語る授業に“沈黙の地平”を挿入する例も出る


支援現場・NGOからの反応

•ウクライナの除去団体から、ドキュメンタリーによる寄付呼びかけが相次ぎ、番組放送後48時間で予想の3倍の支援金動員

•支援施設での閲覧会が企画され、被災地の子どもたちと画面越しに交流するワークショップが実施される

•NGO「地雷ゼロネットワーク」から声明:「文化芸術の力が、『残る痛み』を語り・和らげる助けとなる」


ファン・視聴者からの声

•「録画してたのが好タイミングで、真夜中に見て号泣した。翌日、友だちに勧めまくった」

•「祖母がウクライナ難民支援を始めた。私も始めようと思う」

•「音大生として、この密着を見て“音”を大事にしようと思った」

•「光子ちゃんも優子ちゃんも、天狗にならんて言うたけど、この番組見たら尊敬が天狗を超えた」


演者・制作チームの受け止め


光子と優子は、放送翌日、SNSでこう投稿。


「愛されることは、重さも連れてくる。

でも、この“重さ”を背負えるのも、あなたたちのおかげ。

いただいた反響、胸に刻んで、明日も笑顔で歩きます。」


スタッフや撮影クルーからは、「撮ってよかった」「言葉よりも、静かなカットが涙を誘った」「二人の覚悟が画面から伝わった」と声が上がる。






「笑顔キャラバン、世界へ」


ドキュメンタリーの大反響を受け、光子と優子、そしてファイブピーチ★は一気に“次の一歩”へ踏み出した。合言葉はただ一つ――繋げる。笑いと音楽、支援と学び、そして国と国、人と人を。



計画の骨子(制作会議メモ風に)

•国際共同上映ツアー:「SMILE LINKS – 笑顔は橋になる」

•都市:ウェリントン/バンクーバー/ロサンゼルス/ジュネーブ/福岡/東京(凱旋)

•形式:ドキュ上映+トーク+ミニライブ+寄付・ボランティア説明ブース

•収益:チケット売上と物販の一部を、ソフィー/ライアンの施設と地雷除去団体へ寄付

•学校巡回版(45分・授業用)

•教材:視聴ガイド、ディスカッション用ワークシート、保護者向け手紙テンプレ

•出演:光子&優子の録画メッセージ+ライブQ&A(数校に限定)

•オンライン同時配信

•多言語字幕(日・英・ウクライナ語)

•低帯域版の提供(被災地域向け)

•“笑顔アンバサダー”募集

•生徒・学生ボランティアが、上映会運営&募金活動をサポート

•参加証とオンライン講座(安全な情報発信、寄付の透明性)



ウェリントン公演:開幕の夜(小説風)


会場ロビーには、手描きの「Welcome」の横断幕。海の匂いがする夜風が、客席へと流れ込む。スクリーンに、あの静かな雪原、淡い旋律、そして二人の笑顔が映るたび、客席からすすり泣きと微笑みが交互にこぼれた。


上映後。ライトが上がる。

ステージ中央、光子が一歩前へ。優子が隣で小さく頷く。


「――笑った分だけ、心は前に進めると、福岡で学びました。」

「涙も、笑いも、どっちも生きてる証。だから、ここから一緒に進みましょう。」


会場の空気がふっとほどけ、拍手が波のように広がる。ライアンが壇上に呼び込まれ、短いスピーチのあと、ミニライブへ。ファイブピーチ★が奏でる新曲「沈黙の地平に灯りを」は、やさしいストリングスとピアノが寄り添い、最後に会場みんなのハミングが重なって、ひとつの合唱になった。


終演後の交流ブース。

寄付箱の前で、少年が硬貨を握りしめながら言う。「僕の“少し”でも、橋になる?」

優子は微笑む。「なるよ。君の“少し”が、誰かの“初めの一歩”になるけん。」



学校巡回・ジュネーブ編(抜粋)


黒板にチョークで大きく書かれた文字――「笑いは言語を超える」。

上映後、質疑応答の最後に、ひとりの女子生徒が手を挙げる。

「怖さが消えない夜、あなたたちはどうやって眠りますか?」


光子は少し考えてから答えた。

「“誰かと分ける”かな。怖さも、夢も。メッセージ1通でもええけん、外に出してみる。分けた瞬間、重さは半分になるけんね。」


教室の空気がやわらかくなる。鐘が鳴る。生徒たちが列をつくり、ノートに小さなサインと短いメッセージをもらって、笑顔で帰っていった。



つながる結果ダイジェスト

•ツアー累計動員:延べ3.6万人

•配信同時視聴:最大12万人

•寄付総額:目標比182%達成(施設運営/心理ケア/地雷リスク教育へ)

•学校巡回:国内外62校で採択、授業後アンケートで「平和学習の理解が深まった」92%



ラストシーン:凱旋・福岡


PayPayドーム隣接ホール。最後の曲前、客席に明かりが灯る。

光子:「ここが、私たちの出発点。」

優子:「そして、帰ってくる場所。」


スクリーンには、ウェリントン、バンクーバー、ジュネーブ、福岡――笑う顔のモンタージュ。

アンコールは一曲だけ。「笑顔は橋」。

サビで、観客の手拍子が響き、遠い都市の時間と音が、ひとつに重なる。


曲が終わる。静かな、でも長い拍手。

二人は深く礼をして、短く言った。


「――繋がってくれて、ありがとう。次はあなたの街で。」


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