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三姉妹爆笑交響曲 — 大学生篇から陽翔&結音誕生まで  作者: リンダ


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珍プレーアフレコ

「観察から生まれる笑い」と、双子の初めての本


学生寮の共用キッチン。夕飯時のざわめきの中、大型テレビの音量がふっと下がる。

「昨日の解説、やっぱすごかったよね。データも出るし、ツッコミも切れるし」

「学生で野球解説って、普通できんけんね…」


光子がマグのスープをふーふーしながら笑う。

「ギャグコントも漫才も落語も、ぜーんぶ“人間観察”が土台なんよ。投手の間の取り方も、日常の“間”と同じ。見て、感じて、言語化する。」

優子が続ける。

「せやけん、授業中の教授の“えー”の回数もデータ化しとるし、寮の洗濯機の“ガタガタ”もリズム解析しとる。」

「いやそこまで!?」と周囲はドッと笑って、でも目は本気で感心している。


その夜、寮のポストに一通の厚い封筒が届く。

——『笑って、生き延びる——双子がメトロノームを止めた日』初版見本。

二人が一年かけて書いた初めての本。ギャグの設計図、事故の痛み、仲間の温度、ステージ裏の呼吸、すべてを「観察と言葉」で編んだ。



大学ラウンジ・記者会見


午後の光がガラス越しに揺れる。キャンパスラウンジには長机とバックパネル、控えめな花。

司会の学生がマイクを持つ。

「本日の著者会見は、我らが——光子さん、優子さん!」


拍手。二人が立ち上がって会釈。最初の一言から、空気を掴む。


光子「本を出した理由は、ひと言で言うと“観察ノートの公開処刑”です」

優子「いや処刑て言うな!でもまぁ、裏タイトルは『笑いは酸素、言葉は地図』です」

会場、クスクスからの拍手。


Q&A(抜粋)


Q1(学生記者):「解説の“笑い”と本に書かれた“痛み”、どうやって同居させましたか?」

光子:「うちら、笑いで痛みを消すんやなく、輪郭を描くって決めとると。痛みが見えるから、笑いの温度も上がる。」

優子:「落語の“サゲ”って、実は赦す装置でもあるっちゃん。終わらせ方ひとつで、人は明日を持てる。」


Q2(カルチャー誌):「人間観察のコツを三つだけ。」

光子:「①“半歩”引いて見る(近すぎると見えん) ②“沈黙”の秒数を数える ③“いつもと違う一回”をメモる」

優子:「おまけで④:メモは名詞でなく“動詞”で書く。『やさしい人』じゃなく『コップを渡して息を合わせた』って書くと、舞台に載る。」


Q3(スポーツ紙):「野球の配球を“漫才”で例える名回答、もう一丁!」

光子:「外スラは“肩透かしのボケ”。内角直球は“目覚ましツッコミ”。その前に見せる高めは“客席確認”。」

優子:「そして決め球は“沈黙”。笑いも三拍溜めてドンが効くと。」


Q4(社会部):「痛い時期をどう超えた?」

光子:「“わらえること”を探すんやなく、“わらえるまで置いとく”。腐らんように、仲間と冷蔵庫(=ノート)にしまう。」

優子:「そして時期が来たら火入れ。事実→比喩→可笑しみの三段仕込みで、ゆっくり出す。」


会場が頷きで揺れる。笑いと、メモを取るペンの音が重なる。


サプライズ朗読と“即興落語”


最後に、二人が本の一節を交互に読む。

「——私たちは、舞台に上がる前に、必ず“客席の呼吸”を測る。

吸って、吐いて、また吸って。

笑いは、心肺蘇生のリズムに似ている。」


拍手が湧き、司会が「せっかくなので、即興を一席」と振る。

二人は目だけで合図し、ミニ落語「観察稽古」を始めた。


優子(噺家口調):

「旦那さん、奥さんの“ただいま”の声、昨日より0.2デシベル低かですよ」

光子(旦那):

「おぉ観察し過ぎ!で、どうすりゃよか?」

優子:

「“おかえり”の前に、茶碗が鳴るテンポを合わせる。トン、トン、トン(会場で机を指で叩く)。はい、夫婦円満。」

光子:

「医者より速効性あるやん!」

会場、ドッと笑い、拍手が弾ける。


クロージング


司会:「最後に、今日来てくれた後輩たちへ一言を。」

光子:「観察は、相手を“裁く”ためやなく、“ほどく”ために。まず自分を解いてください。」

優子:「そして、笑いは武器やなく橋。かけ違えたボタンを、もう一度かけ直す道具やけん。」


深く礼。

ラウンジの空調の風切り音まで澄んで聞こえる一拍の静寂。

次の瞬間、割れるような拍手と歓声。

「サイン会はこのあと——」のアナウンスに、列が蛇のように伸びていく。


寮に戻ると、机の上には朝の観察ノート。

ページの端に、ボールペンの走り書き——


「笑って、生き延びる。観て、言葉にする。次の一歩へ。」


二人は顔を見合わせ、いつもの合図。

「せーの——行くばい。」





反響のメール、夜更けのラウンジに降る


ラウンジの自販機が小さく唸り、窓の外を都電がすべる。

ノートPCの受信箱が、ぽん、ぽん、とやさしい音で膨らんだ。



件名:泣き笑いで読み切りました

差出人:りさ(教育学部3年/埼玉)


「“笑いは酸素、言葉は地図”って章、付箋だらけになりました。

いじめ対応でクラスが固まった時、三拍の沈黙を“息合わせ”に使う……今度やってみます。

先生になる夢、もう一回強く持てました。ありがとう。」


光子「先生のタマゴさん、応援したくなるね」

優子「返信、息が合うテンプレ置いとく?」



件名:ナースステーションの夜勤で回し読み

差出人:みのり(看護師/福岡)


「“観察は裁くためじゃなく、ほどくため”——

怒りそうになった時に、深呼吸できる言葉でした。

点滴の“針先の迷い”を減らせる気がします。ありがとう。」



件名:被災地の仮設で読みました

差出人:隆(地域支援員/石川)


「笑うって、裏切られてばかりだったけど、

あなたたちの落語の“サゲ=赦す装置”で、明日の炊き出しに行ける気がした。

こっちでも読み聞かせやります。」


光子「石川の隆さん、いつか会いに行きたいね」

優子「“サゲ=赦す装置”の実演動画、非公開リンクで送ろう」



件名:野球、初めて“心で”分かった

差出人:こうた(高校球児/千葉)


「外スラ=肩透かしのボケ、内角直球=目覚ましツッコミ。

今日の練習、捕手と笑いながら配球作れました。

甲子園の地区予選、胸はって行けます!」



件名:娘と一緒に読んで、二人で泣き笑い

差出人:由紀(小5の母/大阪)


「“わらえるまで置いとく”——宿題で失敗した娘と、冷蔵庫に付箋を貼りました。

“いつか料理にしよう”って。台所が少し広く見えた夜でした。」



件名:授業で引用して良いですか?

差出人:杉山(高校国語教員/東京)


「“名詞でなく動詞でメモる”の箇所、表現の授業で使いたい。

著作権表記含め、校内配布の許可をいただけますか。」


優子「わぁ、国語の先生!校内なら引用OKのひな形、送ろっか」

光子「あと、授業用に“動詞メモ”ワークシートも添付しよう」



件名:笑えなかった私が、笑えました

差出人:A.K.(仮名/東京都)


「長く家のことで笑うのが怖かった。

あなたたちの言葉で、夜中に声を出して笑いました。

そのあと泣きました。ありがとう、のメールだけでも送りたかった。」


二人、画面の前でしばらく黙って、同時に深呼吸。

光子「“笑ったあと泣ける”は、最強」

優子「この方には“置いとく”レシピカードを」



件名:寮の同室です。洗濯機のリズム返してください

差出人:なつみ(音大ピアノ科/同寮)


「昨夜“ガタガタ3連符”で曲作ってたら寝られんやったやん。

でも本、最高。サインして。あと耳栓貸して。」



件名:編集担当です。重版決定のお知らせ

差出人:担当編集・栗本(出版社)


「1週間で増刷ライン到達。重版決定。

ラウンジ会見の“即興落語”抜粋、公式チャンネルで公開OKいただけますか。」


優子「やった!整骨院さんの予約、また増えるね」

光子「なんの指標それ」



件名:いつかステージで“夫婦円満”のテンポ、実演して

差出人:啓太&麻衣(新婚/福岡)


「トン、トン、トン、で食器揃えたらケンカ消えました。

福岡のライブで“円満の譜面”教えてください!」



二人は一通ずつ丁寧に返信する。

・教育用引用の可否とクレジット表記のテンプレ

・非公開リンク(即興落語の基礎練)

・“動詞でメモる”ワークシートPDF

・被災地支援先への無償寄贈の申し出

・サイン会の学内追加枠の告知


深夜、送信ボタンが最後の青に変わった。

窓の外、終電の走行音。

光子が小声で言う。

「観察して、言葉にして、届いたね」

優子が頷く。

「届いた分だけ、また観察やね」


机の上には、付箋と蛍光ペン、そして次の原稿の白紙。

二人はペンを持つ前に、同時に肩を回す——お約束の“整骨院ポーズ”。

笑いが、静かなラウンジに、またひとつ落ちた。





反響の輪、メディアへ——「笑って、生き延びる」報道ラッシュ


本の口コミとSNSが一気に広がり、翌週からはニュース番組・新聞・業界誌でも次々に紹介。関心の高さが数字にも見える形で跳ねました。


テレビ/ニュース

•朝の情報番組:

「学生で野球解説×落語的思考。観察で“配球”も“日常”もほどく双子の本が話題に」

スタジオで“外スラ=肩透かしのボケ”の図解テロップ→出演者、笑いながら「分かりやすい!」。

•夕方ニュース特集(約7分)

キャンパスの会見映像と寮の“観察ノート”をクロス編集。最後に記者の締め:

「笑いは武器ではなく、橋。 誰かに近づく方法としてのユーモアを、ふたりは言葉にした。」


新聞・雑誌

•全国紙文化面:

見出し「観察は裁かず、ほどく——双子学生の実践知」。要旨:痛みを迂回せず言語化し、笑いへと“火入れ”する手順が教育や福祉に応用可能。

•地方紙(福岡の面)コラム:

「“博多の間”で世界を和らげる」—地元出身の誇りとして、落語・漫才の呼吸を日常に持ち込む姿勢を高評価。

•業界誌(教育・医療):

教育誌:「名詞でなく動詞でメモる」特集に引用。

看護専門誌:ナースの“怒りの手前で深呼吸”実例と合わせて書評。


書店・図書館

•大手書店:ポップに「三拍の沈黙が、空気を変える」。週末のトーク&即興ミニ落語の打診が殺到。

•公立図書館:予約待ちの行列。司書さんが“ことばの救急箱”特設棚を作り、関連本と並置。


校内・アカデミア

•大学公式サイトに会見ダイジェスト掲載。

•教育学部・心理学部・スポーツ科学部から共同シンポの招待。「観察×表現×スポーツ戦術」を横断する公開講義の企画が進行。


数字の動き(作内設定)

•初版完売→重版決定。電子版ランキングでも上位に。

•学内追加サイン会は定員の3倍応募。

•公式サイトのワークシートPDF(“動詞でメモる”)ダウンロード数が1万件を超える。


編集部コメント(抜粋)


「“笑って誤魔化す”本ではありません。笑って立ち上がるための実務書です」(担当・栗本)


次のアクション

•被災地・教育現場・医療現場向けの無償ミニ講座を順次オンライン開催。

•書店イベント:“円満の譜面”実演回(茶碗のテンポで夫婦喧嘩を鎮めるワーク)。

•スポーツメディアからのオファーで、「配球の落語的読み解き」連載打診。


――

寮の掲示板には、切り抜かれた記事と、学生の落書きが増える。

「#観察はほどく」「#笑いは橋」「#三拍ためてドン」。

光子と優子は、付箋でそっと一言を足した。


「ここから——次の観察へ。」






「珍プレー好プレー・腹筋注意報」—爆笑アフレコ生乱舞!


収録スタジオ。MCがオープニングを決める。

MC「本日、日本に野球の爆笑台風が上陸します。各自、腹筋まわりを厳重警戒してください!」


出演者席はリラックスムード——の“はず”だった。

スタッフの合図もなく、静かに背後のドアが開く。

足音ゼロ、気配ゼロ。影がスッ…と出演者の後ろへ——


出演タレントA「え、ちょ、だれ!? ……ヒィッ!?」

(振り向いた瞬間、光子と優子、満面の笑みで“整骨院ポーズ”)

出演タレントB「心臓も腹筋も持っていく登場やめてぇぇ!」

MC「サプライズ成功! 本日のアフレコは**“生当て・乱れ打ち”**でお送りします!」



第1試合:二塁ベース上の“迷子”—走塁珍プレー


映像:ランナー、二塁ベースを踏み損ね戻る→また進む→また戻るの無限ループ。


光子(実況):

「さぁ二塁ベース、これは“踏む派”と“踏まない派”の歴史的和解を模索しております!」


優子(解説):

「今、心の声が聞こえます——“わたし、いまどこ?”」


(内野手のタッチアウト)

光子「ここで“現実”がタッチしてきたぁぁ!」

優子「現実、タグ強いですからねぇ」


スタジオ:ドッ!



第2試合:フェンス激突スーパープレー—好プレー


映像:外野手、フェンス激突しながら奇跡のキャッチ。


優子(低音で):

「受け止めるのは、ボールだけでよかった。 しかし彼は、フェンスの愛も受け止めた——。」


光子(情緒全振り):

「ボールは手袋に、彼はフェンスに。W捕球、決まったぁ!」


外野守備コーチのアフレコ(優子声):

「ナイスキャッチ! ……いやまず病院!」

(テロップ:※このあと無事です)


スタジオ:拍手&爆笑。



第3試合:マスコット、階段で“優雅に”転倒


映像:ボールパークのマスコット、しゃなりしゃなり→ズコー!


光子(マスコットの心):

「皆さま〜、今宵はクラシック・オブ・ドゥーンを——ドゥーン!!」


優子(実況):

「決まりました! “前のめりの前衛芸術”!」


スタジオ:腹筋悲鳴。



第4試合:主審、砂ぼこりで視界ゼロ


映像:風が吹き、主審の顔面に砂、タイムを取りつつも判定アピール。


優子(主審ボイス):

「見えん。だが私は見えたことにする。」

光子(実況):

「判定は“第六感”! リプレー検証入りまーす!」


審判団のアフレコ合唱(2人でハモる):

「掃除機プリーズ。」



第5試合:投手、ボーク寸前の“ステップダンス”


映像:セットで小刻みに揺れすぎ→審判タイム。


光子(DJ風):

「タタ・タタ・タッ……イェァ、ボークンロール!」

優子(解説):

「踊る投手は止められない。止められるのはボークだけだ。」



突発企画:「あなたの好珍プレー、今ここで吹き替えます」


客席の一般ファンからスマホ動画をスクリーンにミラーリング。

動画:始球式でノーバウンド狙い→全力のスッポ抜け、カメラ上方向へ。


光子(ボール視点):

「君たち、また会おう——成層圏で。」

優子(始球式アナウンス):

「ただいまボールは衛星軌道に入りました(※入ってません)。」


客席:総立ち!



収録の“裏被せ”サプライズ


台本ではここで終了——のはずが、MCの台本にない合図。

VTR:牧原監督&柳町外野守備コーチから“逆サプライズコメント”。


監督(VTR):

「君たちのアフレコで、うちの走塁ミーティングが笑顔になった。ありがとう。」

柳町コーチ:

「今度、外野守備のフェンス捕球アフレコ、生でやってもらおうか!」


光子・優子:口を押さえて飛び跳ねる。

MC「“爆笑台風”、進路をペナントレース全域に変更!」



エンディング:腹筋注意報、解除できず


MC「本日の名言——『笑いは橋、現実はタッチ。』」

出演者一同「うまい!」

テロップ:#珍好プレー腹筋注意報 #ボークンロール #フェンスの愛



放送後(想定反響)

•スポーツ局公式切り抜き:24時間で300万再生。

•球団公式がコラボ要請:「“アフレコDay”」企画へ。

•整骨院協会(?)公式X:「今夜は混みます」の自虐ポストがトレンド入り。


光子「次は“盗塁の心理戦”を、落語のサゲで締めたいね」

優子「サゲは“帰塁”でキュッとね」

MC「編集さん、名言多すぎて尺が足りません!」


——そして番組は、笑い声と拍手の渦で締めくくられた。



「世界規模で腹筋注意報」—五輪・珍プレー好プレー爆笑アフレコ特番


MC「本日、夏と冬の五輪をまたぐ“腹筋越境番組”へようこそ!

解説は――笑いの双塔、光子&優子!」

観客「ワァァァ!」

光子「今日は国境と言語を越えて、腹筋だけは容赦せんけんね!」

優子「整骨院パスポートをご用意ください!」



【SUMMER編】—炎天下の奇跡とカオス


① 体操・あん馬「美しき“降車”じゃなかった件」


映像:脚さばきは芸術点級、最後の着地で歓喜ジャンプ→勢い余って前転、でもすぐ笑顔で手を挙げる。

光子(実況):

「最後は“着地フィニッシュ”ではなく、“続地コンティニュー”! まだ演目は続いていた!」

優子(解説):

「今のは“技”というより心のガッツポーズ。減点より好感度加点がデカいですね!」



② サッカー・GK「芝生と和解の瞬間」


映像:GKがゴールキックで軽く足を滑らせコロリン→でも味方FWが拾って決定機に。

優子(GK心の声):

「芝生さん、さっきはごめん…え、結果オーライ!?」

光子(実況):

「“ミスの神”がアシストを記録しましたー!」



③ 卓球・超絶ラリー「時間、伸びた?」


映像:50本超の大ラリー、客席も立ち上がる。

光子(実況):

「もはやジャズ卓球! テンポを刻むスピンとリズム!」

優子(解説):

「この長さ、教科書の索引にも載らんばい!」

(決着)

2ハモり

「ナイス“完読”!」



④ バドミントン「シャトル、天井に“定住”」


映像:高いクリアが照明にスポッ…(引っかかった)

優子(会場アナ):

「ただいまシャトルは永住権申請中です。」

光子(審判ボイス):

「判定、“引き下ろしタイムアウト”。」



⑤ 競泳・キャップぱちーん


映像:スタート直前、選手のスイムキャップがぱちーんと外れかける→隣のレーンの選手が素早く直してあげる。

光子(実況):

「ここにあった、レーンを越えたスポーツマンシップ!」

優子(解説):

「勝負前の小さな助けは、観客の心を一気に泳がせます。」



⑥ マラソン「コース脳内迷子」


映像:先頭集団の一人が誘導バイクに気を取られ一瞬別レーンへ→すぐ復帰、沿道大歓声。

優子(脳内ナビ):

「“目的地周辺です。でもそこじゃないです。”」

光子(実況):

「人波GPS、驚異の自動リルート!」



【WINTER編】—白銀の華麗とドタバタ


① フィギュア・ステップで“つるっ”


映像:ステップ中に軽く滑る→即興で小粋なお辞儀→観客どよめき。

光子(実況):

「ミスを所作で芸に変換!」

優子(解説):

「転ばない工夫も芸術点。心の着氷、加点です。」



② スキージャンプ「ど迫力テレマーク→祝!雪だるま」


映像:完璧なジャンプ後、歓喜しすぎて雪にダイブ。

優子コーチ

「着地良し、その後の雪質確認も良し!」

光子(実況):

「二種目制覇(ジャンプ&スノーアート)!」



③ カーリング「ヤァァァップ&スゥィープの大合唱」


映像:声出しがあまりに熱く、隣シートまで合唱状態に。

光子(指揮者):

「カーリング歌劇団、ただいま第3幕!」

優子(解説):

「声の波形、勝負の熱量を可視化してます。」



④ スピードスケート「フライング寸前の足踏みダンス」


映像:スタート直前、神経ピリピリで小刻みステップ→注意→集中し直して世界新。

優子スターター

「心の前傾、分かる。分かるけど一歩待とう。」

光子(実況):

「“ため”の一拍が、世界記録の呼吸を生んだ!」



⑤ スノーボードHP「観客の波、選手も乗る」


映像:転倒後に客席のウェーブが自然発生→選手が手を上げてウェーブ指揮→次のランで完璧ルン。

光子(実況):

「失敗を会場の一体感に変換!」

優子(解説):

「観客がコーチになる瞬間、あります。」



サプライズ:スタジオ生突入ふたたび


MC「以上で――」

(言い終わる前に照明がスッ…)

背後の扉が開き、夏のメダリスト×冬のメダリストがサプライズ登場。

メダリストA「私の“迷子”アフレコ、腹抱えて笑いました!」

メダリストB「カーリング歌劇団、合いの手なら任せて!」


光子「逆サプライズ返し来た!」

優子「今日は多拠点整骨院コースやね!」



その場アフレコ・コラボ即興

•体操メダリスト×光子:スローモーション再生に合わせて“心の実況”。

光子「ここで家族の顔が脳裏に……からの——着地は地球への帰還!」

•カーリング代表×優子:マイクに残響を足して“歌劇団のヤァァァップ”を合唱。

観客、スタンディングオベーション。



エンディング


MC「本日の名言――」

2ハモり

「スポーツは、失敗を芸に、成功を詩に。」

MC「腹筋注意報、国をまたいで継続です!」


テロップ:

#五輪腹筋注意報 #迷子も芸術点 #カーリング歌劇団 #心の着氷 #整骨院パスポート



放送後のリアクション(設定内)

•スポーツ局公式切り抜き:48時間で700万再生。海外字幕版も拡散。

•体操&カーリング連盟公式が引用ポスト:「笑いで“競技の入口”が広がる」

•教育番組からオファー:「失敗の再定義」特集で2人の解説コーナー決定。

•海外配信プラットフォームがグローバル特番の打診。


光子「次は“開会式の聖火点火アフレコ”やろうや?」

優子「**“火の気持ち”**で語るの難易度高っ!」

MC「制作さん、台本の余白——たくさんお願いします!」


——世界のスポーツに、今日も笑いの翻訳が走った。






「視聴率30%超えの爆笑台風」—双子ちゃん、スポーツ珍プレーの“指定席”に就任!


SNSはお祭り騒ぎ。トレンド欄は関連タグで独占。

•「#珍プレ双子で固定お願いします」

•「#整骨院パスポート必須」

•「#ボークンロール」「#カーリング歌劇団」「#心の着氷」

•「実況より分かりやすいのに腹筋へダメージがでかい番組」


投稿の一部(抜粋・要約)

•「五輪版で泣けて笑えた。スポーツマンシップを笑いで“翻訳”してくれるの天才」

•「子どもが初めて野球に興味もった。ありがとう双子ちゃん!」

•「会社で見て全員むせた。総務が“腹筋ストレッチ推奨”の回覧出したの初めてw」

•「海外の友だちにも回したら“字幕出るの待てないから英語版作って”だって」


視聴率調査:驚異の30%超え(同時間帯トップ/世帯・個人ともに突出)。

配信同時視聴・見逃し再生も自己最高を更新、切り抜きは24時間で千万再生クラスに。


テレビ局の即断メモ(設定内):

1.特番→月イチレギュラー化打診

2.年末「珍好プレ・アウォーズ」創設(現地アスリート乱入前提)

3.海外字幕版・多言語同時配信、国際版スピンオフ企画化

4.学校・部活向け**“失敗の再定義”出前授業**ツアー提案

5.スタジオ常設「腹筋ケア・ブース」予算計上ほんとに


スポンサー・コラボの引き合い(設定内):

•スポーツメーカー:コラボT/“ボークンロール”スニーカー案

•整体・フィットネス:腹直筋にやさしい見方パンフ配布

•教育系プラットフォーム:スポーツ×笑い×教養シリーズ


双子ちゃんコメント(番組エンディング風)

光子「数字も嬉しかけど、スポーツがもっと好きになったって声が一番嬉しかよ。」

優子「次は“開会式・聖火の気持ちアフレコ”やね。——燃える準備、できとる?」

スタジオ(どよめき)「また腹筋が危ない…!」


そして制作決定——

•次回特番:「世界規模で腹筋注意報・シーズン2」

•企画コーナー:あなたの部活の珍好プレー即興アフレコ(一般投稿採用)

•締めタグ:#珍プレ双子で固定


勢いは止まらず。笑いは、今日もスポーツをもっと好きにする。



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