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三姉妹爆笑交響曲 — 大学生篇から陽翔&結音誕生まで  作者: リンダ


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30/136

野球応援

ベイエリアぶらり → ZOZOマリンでナイター!


潮風の土曜日。

ゆりかもめでお台場→豊洲ぐるり公園→有明ガーデンと、ふたり(光子&優子)は完全オフの“姉妹デート”。

缶コーヒー片手に海を見て「波のリズムでベース刻めそう」「じゃあ私は上でハミング」なんて言いながら、最後は京葉線で海浜幕張へ。目的地はもちろん——ZOZOマリンスタジアム。



今日のスタメン(2040想定・フィクション)


千葉ロッテマリーンズ


1(中)佐伯 さえき・りょう

2(二)鎌田 悠斗かまた・ゆうと

3(指)古谷 玲司ふるや・れいじ

4(一)松浪 拓真まつなみ・たくま

5(右)梶原 翔伍かじわら・しょうご

6(三)九条 くじょう・じん

7(左)石森 大雅いしもり・たいが

8(捕)大原 礼音おおはら・れおん

9(遊)水島 蒼士みずしま・そうし

先発:海老原 湧(えびはら・ゆう/左)


リリーフ:唐沢 からさわ・けい、柏木 一颯(かしわぎ・いぶき/抑え)



福岡ソフトバンクホークス(ビジター)


1(中)外園 海斗ほかぞの・かいと

2(二)稲村 悠真いなむら・ゆうま

3(指)中洲 颯人なかす・はやと

4(右)城北 大和しろきた・やまと

5(一)平尾 ひらお・じん

6(左)古賀 星羅こが・せいら

7(三)谷村 たにむら・はやと

8(捕)梅原 うめはら・さく

9(遊)槇村 まきむら・がく

先発:誉田 柊(こんだ・しゅう/右)


リリーフ:長柄 ながら・ゆずる、壱岐 連(いき・れん/抑え)


※登場人物・選手名は物語用の創作です。



球場の空気と、即興の“観戦コント”


ビジター外野で黄色タオルを広げるふたり。

1回表、外園がいきなり三塁打。スタンドが揺れる。


優子「(マラカス振りながら)今の、BPM150!」

光子「じゃあ私、応援ハモ入れるね」

周りのホークスファン「音程えぐい」


3回、マリーンズの松浪がレフトスタンドへ2ラン。

場内アナ「マァーツナミィィィ!」

光子「“松波”じゃなく“松浪”ね、波で持ってった」

優子「(即メモ)“波に持ってかれる2拍3連”——次の曲ネタ」



球場めし・本日の勝負

•塩ダレ牛タン串 vs 味噌ホルモン焼き

→ 二人同時に購入、半分こ。「結論:どっちも正義」

•レモンサワー(優子) vs ノンアル檸檬(光子)

→ 乾杯の寸前でカメラに抜かれて、ビジョンに大写し。

優子「(小声)やば、顔がプロモ用の笑顔してる」

光子「仕事人のクセが出たね」



試合の山場ダイジェスト

•5回表:中洲の詰まり気味の当たりがセカンド後方にポトリ。外園が生還でホークス逆転。

•7回裏:ラッキーセブン、マリーンズの九条が三塁線を破るタイムリー二塁打で同点。ジェット風船が夜空へ。

•8回表:代打・古賀がライト前、続く槇村が送り、外園が右中間へ勝ち越しの二塁打!


ビジター席は総立ち。

光子「ベースライン、もうちょい下げて——(と、胸の前でエア指揮)」

優子「はい、タム1発、シンバル薄め!」

周り「(笑)脳内で完全に音響現場」


9回裏、マウンドはホークスの壱岐。150後半のストレート。

最後は外角スライダーで空振り三振。スコアはホークス5–4マリーンズ。

握ったペンライトが一拍遅れて光り、スタンドにため息と拍手が混ざる。



帰り道もミニコントは続く


海風の歩道、ユニフォームを畳みながら。


優子「今日のMVPは?」

光子「外園の脚。あと塩ダレ牛タン」

優子「食べ物が同列なの、平和で好き」


京葉線のホームに着くと、海の匂いがまだ残っている。

ふたりは同時にメモを開く。

•「波で持ってかれる2拍3連」

•「ビジター席ハモ応援」

•「塩 vs 味噌は和解(=バター)」


どれも次の曲の種。

潮風の一日が、ちゃんと音楽に変換されていく。





「柳町コーチ就任」のお知らせが鳴った日


京葉線で海浜幕張から戻る途中。

スマホが一斉に震えた。


【速報】ホークス、柳町氏が来季コーチ就任へ


光子「……え?」

優子「…………は?」

(0.5秒の沈黙)


二人「きゃあああああああああ!!」


車内の天井が少しだけ低く感じるほどの悲鳴。

小雪が慌てて口を塞ぐ。「声!電車!」

梢は冷静に親指を立てる。「おめでとう柳町さん(※落ち着け二人)」



グルチャ即炎上


光子〈柳町さんコーチ就任!!〉

優子〈やっぱりかっこいい!!!!〉

翼〈知ってたけど反応が想像の3倍〉

拓実〈大文字の連打やめて通知が爆発〉

美香〈車内で飛び跳ねんように〉

春介〈こーち!こーち!〉

春海〈こーちイケメン?〉


優子「イケメンです」

光子「そして育てる手もイケメンです」



会見ごっこ(車内ミュート版)


優子(記者役・小声)「柳町コーチ、就任の抱負を」

光子(柳町役・小声)「“1点を取り切るチームに。基本から積み上げます”」

小雪「似てるのが悔しい」

梢「声の置き方がプロのそれ」


優子「では質問。始球式、ファイブピーチ★とコラボは?」

光子「“前向きに検討します(微笑)”」

玲奈「勝手に約束すな」



翌日、ニュース特集を前に全員集合


大学寮のラウンジ。テレビの前に陣取る。

画面にはスーツ姿の柳町。

練習映像が流れ、若手に身振りでタイミングを示す。


光子「見て、指先の角度が完璧。あれ、テンポの合図でもある」

優子「言語化の速さがコーチ向き。短い言葉で“いま何を直すか”を伝えてる」

小雪「解説が職業病を超えて愛」


映像の締め、彼の一言。


「“できるまでやる”じゃなくて、“できるように分ける”。それを手伝うのがコーチです」


優子「名言……」

光子「壁に貼る……」



回想いじり(黒歴史ふたたび)


梢「ところで昔さ、“柳町さんと結婚する!”って叫んでた人、誰だっけ?」

二人「……(目を逸らす)」

玲奈「記録映像、ある」

小雪「予告編、今夜プレミア公開」

二人「やめてくださいお願いします」



お祝い計画は秒で現場主義


優子「就任祝い、何がいいかな」

光子「実用一点突破でしょ。遠征用の“喉ケアセット”とか」

梢「プロすぎる贈り物」

小雪「あと“勝った日のみ解禁”のチョコ」

玲奈「それは我々が食べる未来が見える」



そして即興コント「コーチと双子」


(30秒)


光子コーチ「その“あと一歩”を半歩に分けよう」

優子(新人)「半歩が難しいです!」

光子「じゃあ四分の一歩」

優子「それはもはやまばたき!」

小雪「うまい」

梢「名言にダジャレを重ねるな」



その夜、ビデオ通話


春介「コーチって何する人?」

光子「“うまくなる道”を短くしてくれる人」

春海「じゃあお姉ちゃんたちもコーチ?」

優子「たまにね。笑わせる道はだいぶ短くできる」

春介「いまも短かった」

(二人、即ハイパー誘惑ウィンク→寮、笑い崩れる)



締め


窓を開けると、深夜の風。

テレビからは野球解説の余韻が流れている。


優子「やっぱり柳町さん、かっこいい」

光子「結果で支える大人のかっこよさって、こういうことだね」


明日も練習、明後日もバイト、そして曲作り。

画面の向こうの“プロの背中”に、二人の背筋も自然と伸びた。






「公式応援隊長、お願いします」——柳町コーチからの一本


昼下がり。ミライマートの休憩室。

唐揚げ棒を半分こしたところで、光子のスマホが震えた。

表示は「非通知」。出るか迷って一拍——スピーカーON。


「小倉さんたち、今ちょっとだけいい?」

低くてよく通る声。柳町コーチだ。


優子が背筋を伸ばす。光子もつられて座り直す。


「単刀直入に。ファイブピーチ★に“ホークス公式応援隊長”をお願いしたい。

 試合を“音で後押し”してほしい。できることは僕らも全部やる」


休憩室が一瞬で会見会場に変わる。

唐揚げ棒が空中で停止。二人の口から同時に出たのは、落ち着いた一言——


「やらせてください」


コーチは小さく笑った。「頼もしい」



任命式はドームで


数日後、福岡。グラウンドに白いテープが走り、スコアボードに文字が浮かぶ。


【任命式】福岡ソフトバンクホークス 公式応援隊長

ファイブピーチ★


柳町コーチと球団社長が並び、花束。

背番号は**“55-15”**(五人+双子=“5+5+1+5”の語呂)。

背中には「FIVE PEACH★」。


マイクを受け取った優子が一歩前へ。

「わたしたち、音で走らせます。プレーの邪魔はしない、でも心拍には届く。そんな応援を約束します」

光子が続ける。「バンドでも吹部でも鍛えた“呼吸”で、球場をひとつにします。勝ちましょう」


スタンドから自然に手拍子。

柳町コーチが短くうなずき、握手。手と手の間に、プロの温度。



応援企画ブリーフィング


すぐに会議室。白ボードに箇条書き。

•7回表ビジター時:“RALLY 2–5–2”(2拍→5拍→2拍の波で一体感を作る)

•盗塁サイン後:極軽量クラップ(音量ルール遵守、視覚で揃える)

•投手交代:深呼吸ハミング(BPM60、緊張を下げる)


「演奏はやらない日もある。あくまで主役は選手」と光子。

「音は整えるためにある。派手さと静けさ、両方を持ってくる」と優子。

コーチは「それが欲しかった」と笑った。



応援歌、電光石火で制作


タイトルは**『RISING HAWKS(Short Ver.)』。

作曲:光子/編曲:優子。

イントロ4小節で心拍を上げ、メロは二人ハモ固定**、サビは観客が歌いやすい5音以内。


美香(Pf)、小春(Key)、奏太(Gt)も合流して一気にREC。

「“タオル回し”も試したい」→サビの2回目で回して停止、という案に落ち着く。


完成音源を柳町コーチへ送る。返信は一言。


「短くて強い。最高」



初陣:ホームナイター


試合前ステージ。マイクは最小、笑顔は最大。

光子がベースラインを指で描く仕草だけ、優子はハイハットをエアで刻む。

観客をのせすぎない“半歩手前”で止めるのが今日の鍵。


試合が動く。4回裏、チャンス。

場内アナがアイコンタクト。優子が首を縦に一回。

RISING HAWKS、ショートでIN。

サビ頭でタオルが一斉に回る。止め合図でストン、と揃って落ちる。

バッテリーの呼吸が整い、三振。球場に「おおっ」の波。


7回、風船前。

「深呼吸、吸って——吐いて——」優子が小声で煽り、光子がBPM60のハミング。

外野の子どもが真似する。スタンドの肩の力が抜けるのが見える。


9回、抑えが出てきた瞬間は無音。

最後の一球。スライダーが吸い込まれ——三振。

歓声、爆発。双子は拍手だけ。主役はマウンドにいる。



ネタは忘れない


ヒーローインタビューのあと、場内ビジョンに二人。

「任命初日、ひと言どうぞ!」


光子「今日のMVPは……球場の呼吸です」

優子「あと、塩ダレ牛タン」

(スタンド笑い)

柳町コーチ、袖で肩を震わせて笑ってるのがチラ映り。


帰り道、球団広報からLINE。


「SNS、**“呼吸MVP”**がトレンド入り」

「“静かに燃える応援”が刺さってます」


二人、ハイタッチ。



家族グルチャはいつも通りカオス


春介〈隊長ってつよそう!〉

春海〈イケメンは隊長ですか?〉

美香〈それは柳町コーチ〉

優馬〈父は留守番隊長〉

美鈴〈私はおやつ隊長〉

小雪〈それが一番重要〉


優子「明日はバイト、明後日は授業、その隙間で次のアレンジ」

光子「勝つための静けさ、もっと磨こう」


スタジアムで受け取った熱気が、ふたりの楽譜に吸い込まれていく。

“公式応援隊長”という肩書きは飾りじゃない。

やることはひとつ——チームの背中を、音で押す。






博多っ子モード、祭りスイッチON!


朝。寮のラウンジに法被とねじり鉢巻の双子が現れた。

背中には手描きで「呼吸MVP」。うちわには「音で押す」。


「本日の議題、祭りだ!」

「異議なし! まず紙吹雪をA4で量産!」


ソフィーアが腕を組む。「あなたたちの“静かに盛り上げる”とは……?」

「静かには心拍数の話で、盛り上げるはテンションの話!」(どや顔)



午前:ミライマート前“ゲリラお囃子”


店長・篠崎さんに許可をもらい、レジ横で手拍子ワークショップ。

「2-5-2でパン・パンパンパンパン・パン、はい!」

買い物帰りのおばあちゃんがノリでメガホンを奪う。「若いモン、腹から声出さんか!」

唐揚げ棒がいつの間にかバトン。通路は祭りの花道に。


休憩で家族にビデオ通話。

春介&春海が画面ドアップでハイパー誘惑ウィンク&極上投げキッス。

ピロリン!隣のセルフレジが同時に鳴って店内ざわつく。

「ちょ、ウィンクでレジ反応するのやめて!」



昼:商店街“即席パレード”


商店街の拡声器を借り、「RISING HAWKS(手拍子ver.)」を流しながら練り歩く。

「柳町コーチ就任おめでとー!」

道端の少年「柳原コーチ?」

「柳町!!(ユニゾン即ツッコミ)」

通行人が笑い、拍手がそろう。祭りは歩けば増える。



夕方:公園で“応援クリニック”


噴水広場に円陣。

光子が指で空中ベース、優子がエア・ハイハット。

「ピンチの時ほど吸って吐く。深呼吸は応援の楽器!」

子どもたちが真似して胸をふくらませる。

最後はタオル回し→ぴたっの停止芸でドヤ。拍手が波のように返ってくる。


ベンチで一息つきながら、たい焼きを半分こ。

「塩ダレ牛タン派としては、あんこにも塩ひとつまみ入れたい」

「味噌派としては、否定しない(もぐもぐ)」



夜:屋台ストリート“塩vs味噌リターンズ”


ステージ前の空き地で即興漫才。


光子「塩の良さは“引き算”。素材が主役」

優子「味噌は“足し算”。旨味が会議で満場一致」

「足し算と引き算、共通解は“バター”!」

会場「それな!」(拍手と笑い、そして屋台がバター売り切れ)



締め:屋上で“ライトウェーブ”


寮の屋上に戻り、風に髪を遊ばせる。

下の通りからまだ祭りの残響。スマホのライトを点け、十秒ウェーブ。

光の線が弧を描く。


「一日じゅうお祭り騒ぎ、やり切ったね」

「うん。でも明日はまた静かに押す練習」

遠くで花火の音が一発。

ふたりは顔を見合わせ、にやり。


博多っ子の血が騒ぐ。

けれど心は不思議と落ち着いていた。

——祭りの熱も、チームの呼吸も、ちゃんと音楽に変わっていく。





週末だけ遠征プラン(現実的・継続型)

•月1回ペースで交互巡回

•奇数月:マリン(海浜幕張)に日曜デーゲームで参戦

•偶数月:西武ドーム(西武球場前)に日曜デーゲームで参戦

→ 平日バイトに影響ナシ、移動も楽。雨天順延でも翌月にスライド可。

•チケットは発売日に即確保(指定席系を優先)。

デーゲームは朝ゆっくり→帰りも余裕で、のど&体力に優しい。


1日の流れ(サクっと)


マリン(日曜)

•10:30 海浜幕張着→球場メシ偵察

•12:30 外野ビジター集合、2-5-2手拍子のリハ

•7回前:BPM60深呼吸ハミング→風船

•終了後:海風でクールダウン→京葉線で帰宅


西武ドーム(日曜)

•11:00 池袋→西武球場前(乗換少)

•屋根の反響チェック→拍手ディレイ(3拍置いてストン)

•9回は無音で見守る→締めだけ拍手


役割メニュー(“静かに押す”セット)

•チャンス短尺:「RISING HAWKS(Short)」の手拍子版

•緊張時:深呼吸ハミング(小さめBPM60)

•逆境時:タオル回し→ピタ停止で空気を整える

•勝負球前:完全無音(主役はマウンド)


持ち物ミニチェック


タオル/のど飴&水/薄手マフラー(空調&海風対策)/モバイルバッテリー/雨具マリン


行けない週末は?

•寮ラウンジでパブリックビューイング+同期応援(音量控えめの手拍子・ハミングだけ)。

•ミライマートで“勝手に応援キャンペーン”ポップ掲示(店長OKなら)。






応援体制の設計図


1) 東京ビジター班(基本運用)


メンバー:光子・優子

会場:マリン、(西武)ドーム、交流戦の東京ドーム など

メニュー:

•RALLY 2-5-2手拍子(短尺版「RISING HAWKS」手拍子アレンジ)

•BPM60深呼吸ハミング(投手交代・勝負所)

•タオル回し→ピタ停止(2回目サビのみ)

•完全無音(最後の一球)


球場別プリセット:

•マリン:風が強い→合図はジェスチャー大きめ/声量は抑えめで“ウェーブ・ハミング”

•西武ドーム:反響が効く→“拍手ディレイ(3拍置いてストン)”

•東京D:反響+常時ざわめき→“無音→一拍だけ手拍子”のコントラストで効かす


2) 福岡ホーム班(PayPayドーム)


メンバー:美香(Pf/導入MC)、奏太(Gt/リフ提示)、小春(Key/コール cue)

役割:

•7回前に短尺アンセム導入(演奏なし日も“呼吸整えMC”だけでOK)

•奇数イニングはハミング、偶数は手拍子で空気を整える

•選手・現場の流れ最優先(押し引きの判断を美香が号令)


3) 帰省フルメンバー(ホーム合流時)


メニュー(例):

1.オープニング15秒の短尺コール

2.中盤:無音→深呼吸ハミング

3.終盤:RALLY 2-5-2 → ピタ停止

4.勝負球:無音 → 余韻の拍手だけ


連携の型(カンタンで続くやつ)

•試合当日ミニ打合せ(5分)

「今日は“深呼吸多め/手拍子少なめ”」など、たった一言の方針共有でOK。

•終わったら3行メモ

①効いた場面 ②効かなかった場面 ③次回試すこと

→ 東京班⇄福岡班で共有して“静かに押す”精度を上げる。


小道具&ケア

•タオル(回して“止める”が命)/のど飴&水/薄手マフラー(空調&海風)

•モバイルバッテリー(家族乱入への備え)

•声帯は試合前後で温冷交互うがい→回復が段違い


お楽しみ枠(家族&ネタ)

•春介&春海:ビデオ通話30秒だけで“ハイパー誘惑ウィンク&極上投げキッス”

※周囲の方に配慮して音は極小・映像中心。笑いが起きたら即“ピタ停止”で締め。

•ハッシュタグは統一:#呼吸MVP #RISING_HAWKS


スケジュール運用(平日バイト優先)

•基本は土日どちらか一日。

•月替わりで巡回:奇数月=マリン/偶数月=西武ドーム(交流戦や日程で入替OK)

•PayPayドームは福岡班が常駐、帰省タイミングのみフルメンバー投入。





週末勝利!爆笑ヒーロー&監督インタビュー台本


(ビジター側勝利。外野は総立ち。場内BGMがふっと下がる)


場内アナウンス「本日のヒーローは——決勝打の星川ほしかわ外野手です! そして公式応援隊長、光子&優子!」


(お立ち台に双子が登場。客席から「呼吸MVP—!」の合唱)



ヒーローインタビュー


光子「星川選手、ナイスバッティング! 勝因を一文字でどうぞ!」


星川「……吸。」


優子「キタ! “吸う”=深呼吸! それでは全員でBPM60の深呼吸——吸って、止めて、吐くっ!」


(客席:すーっ……ぴた……ふーっ。屋根or海風に静かな一体感)


光子「では、決勝打のスイングを8割で再現お願いします!」


(星川、素振り。バットの風切り音に合わせて光子がエア・ベース、優子がエア・ハイハット)


優子「はい解析入りました。本日のバットは“足し算のスイング”。つまり晩ごはんは——」


星川「……味噌バターで。」


(客席「それな!!」拍手と笑い)


光子「対する塩派の皆さんも尊重します! 和解の合図は2-5-2手拍子!」


(全員:パン・パンパンパンパン・パン → ぴたっ)


優子「家族へひと言!」


星川「いつもありがとう! きょうは帰ったら無口でドヤ顔します!」


光子「“無口でドヤ”は禁止ワード……と言いたいけど今日はOK!」


優子「最後はヒーローと一緒にショートコント。題して——

『レフトポールとバックスクリーンがケンカしたら』」


光子(レフトポール役)「私、線だからフェアかファウルかはっきり言いたいの!」


優子(バックスクリーン役)「私、面積だからドーンと受け止めたいの!」


星川「じゃあ……真ん中に打ちます。」


(客席ドッ!)


光子「締め! “無音→拍手だけ”でヒーローに最大敬意。……せーの、無音」


(3拍の静寂 → 大きな拍手)



監督インタビュー


場内アナウンス「花村監督にもお話を伺います!」


優子「監督、今日の采配のキモは?」


花村監督「8回表、完全無音のサイン出しました。スタンドが息を合わせた瞬間、ベンチも“いま”ってなった。」


光子「“静かに押す”がハマったと。」


花村監督「うむ。あと5回裏のタオル回し→ピタ停止、あれ効いたね。相手が“あれ? 次の音来ない”って顔した。」


優子「次カードへ一言!」


花村監督「深呼吸は準備、拍手はご褒美。焦らず積み上げます。」


光子「では監督も一緒に2-5-2で締め!」


(全員:パン・パンパンパンパン・パン → ぴたっ)


優子「ヒーロー星川選手、花村監督、ありがとうございました! ビジターの皆さんもホームの皆さんも、呼吸MVPありがとー!」


(BGMイン。お立ち台退場。双子が客席に手を振り、最後に“無音のウィンク”→客席から遅れてドッと笑い)


——週末の勝利、音も笑いも、最高の仕上がり。次の遠征も、この台本でいこう。






「バグりました」報告会 in 寮ラウンジ


夜。テレビとラジオの同時放送が終わった直後、寮のグルチャが鳴り止まない。


小雪「通知200件ってなに。笑いすぎてアプリ落ちた。再起動しても腹筋は落ちたまま」

梢「“レフトポールvsバックスクリーン”で麦茶を噴射。カーペットに謝罪済み」

早紀「うちのスマートスピーカーが『今のは何点ですか?』って聞いてきた。AIまでバグ」

玲奈「お立ち台の“無音→拍手”の間に心拍数が上がる仕様、やめて。恋かと思った」

真央「監督の『深呼吸は準備、拍手はご褒美』で拍手しすぎて手がジンジン。労災」

結衣「ラジオで聴いてたら、家の猫が2-5-2で尻尾ふってた。猫まで仕上げてくるの何」


光子がラウンジに顔を出す。「ただいま。被害状況の確認に来ました」

優子も続く。「整骨院の予約は各自で。保険は効かない“笑い外傷”です」


ソフィーア(親指を立てて)「ヒーローの“吸”でスタジアムがシンとする瞬間、すごくよかった。…そして、その直後のコントで私の脳は再起動しました」


小春「裏話ちょっとだけ教えて。お立ち台、どこまで台本?」


光子「“一文字で勝因”だけ台本。『吸』はアドリブ」

優子「味噌バター宣言も想定外。塩派のみなさんすみません、最終的にバターで和解です」


梢「監督インタビュー、完全に落ち着いててズルい。あの人、ラジオ向きの声」

早紀「てか、最後の“無音ウィンク”反則。ラジオ勢は想像で転げ回ってた」


優子「反省点もある。笑いのピークが長くなると現場の進行に被るから、次は10秒短く締める」

光子「その代わり“無音”の質は上げる。呼吸の合図、次回は指2本→1本のダウンビートで」


玲奈「もう勘弁して…でも次もやって…」

結衣「人は矛盾を抱えて強くなる(腹筋は弱る)」


ソフィーアがまとめる。「では来週、**“笑い耐性ストレッチ”**やりましょう。

1.2-5-2手拍子→無音→拍手

2.3拍ディレイ拍手

3.コントの被弾ガード(飲み物は置く)」


全員うなずく。

最後に優子が手を叩く。「本日の議事録:皆バグった、以上!」

光子がウィンク一発。ラウンジに、また笑いが弾けた。

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