表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三姉妹爆笑交響曲 — 大学生篇から陽翔&結音誕生まで  作者: リンダ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/111

帰って後のギャグコント

「ただいま→ピカピカ→買い出し→シルニキ作戦」


収録おつかれ会もそこそこに寮へ直帰。

二人は無言でモップ→コロコロ→雑巾がけの三段活用。床が「キュッ」と鳴る。


光子「はい、床ツルピカ完了〜」

優子「部屋の気温、やる気に上がった」

光子「じゃ、チャリで買い出しターンいくばい!」



ミライマートで“生活&ムフ”仕入れ


カゴに洗剤・柔軟剤・ボディソープ、生理用品もドン。

おやつ棚の前で、二人の目がキラーン。


優子「チョコ、クッキー、ひまわりの種……」

光子「“ムフ”案件、確定やね」

(ふたりで同時にムフ)


そこへソフィーアが合流。

ソフィーア「今夜、寮のキッチン空いてます。ウクライナの“シルニキ”、作りませんか?」

二人「出た! お約束のチーズおやつ! やろやろ!」


ミルク、リコッタ(※トヴォローク代用)、卵、薄力粉、砂糖、レーズン、サワークリーム、はちみつ、ベリーの冷凍ミックスをカゴへ。レジのピッ音が小気味いい。



寮キッチン:ドタバタ料理ショー


ボウルを三つ、フライパンを温める。

ソフィーア(標準語)「混ぜる順番だけ守れば、失敗しません」

•リコッタ+砂糖+卵をなめらかに。

•薄力粉をふわっと。

•レーズンをぽとぽと投入。


光子「ほい、タネまとまった。丸めて、ぺたん——」

優子「あ、粉がモクシチュエーション!」(粉が舞って三人で爆笑)

ソフィーア「では**“最初の一枚は神に捧げる”**精神で……焼きます」


ジュウゥ……甘い香りが広がる。


優子「表、こんがり。えいっ(ひっくり返す)」

光子「ナイス返し! でも一枚、犠牲の勇者が生まれた」

ソフィーア「それは料理人のごほうびにしましょう(ぱく)……うん、成功の味です」


焼き上がりをお皿へ。上から

サワークリーム+はちみつ+ベリーをちょこん。



いただきます→写真連射→小さな乾杯


光子「じゃ、実食! ……ほわっ。外カリ中ふわ、勝ち確」

優子「ベリーの酸味がはちみつと和解しとる」

ソフィーア「これが家の味です。日本のキッチンでも、ちゃんと戻ってきました」


三人でお皿を囲んで、スマホでパシャパシャ。

家族と寮のグルチャに「ただいまシルニキ」投稿。スタンプが雨のように返ってくる。


光子「お姉ちゃん(美香)から“明日作るけんレシピ教えて”来た」

優子「じいじ(優馬)から“コーヒー牛乳と合う?”」

ソフィーア「合います。なんでも合います」



食後の小ネタ&次の宣言


優子「次はヴァレーニキ(水餃子みたいなやつ)に挑戦したかね」

光子「粉まつり再びやね」

ソフィーア「では、粉の舞い散り対策会議から始めましょう」


三人「眉ピッ → ぎゅー(小声)」


こうして、テレビの本番から寮のキッチンまで、

“ただいまの延長戦”は甘くてあったかい勝利で締まった。




ピコン→再現コント→寮じゅう転げ回る夜


スマホがピコン。

画面いっぱいに春介と春海の顔。


春介「おねえちゃん、 お菓子作ったと? ぼくも食べた〜い」

春海「わたしも食べたーい!」

優子(博多弁)「作ったよ。シルニキって言うと。じいじとばあばに作り方教えとるけん、今度作ってもらいんしゃい」

光子(博多弁)「動画も送っとるけん、味は保証やね」


寮のラウンジにいた皆が集まってくる。小雪、小春、梢、茜、玲奈、紗英、美優、ソフィーア。

小雪「はい、速報会見はじまります」



本日の“幼稚園ニュース”再現コント


春介「じゃあ本日の再現いきまーす」

(部屋のクッションをイス代わりに並べる)


春介「ぼくの左右に、ももかちゃんとりこちゃんが座りました。『おままごと会議』開会です」

(右手でコップ、左手でお皿のフリ)


ももか役(春介)「はい、春介くんは今日からパパね」

りこ役(春介)「わたしは近所のマダムです」

春介(素)「だれぇぇっ!? 役職の渋滞!」


優子「近所のマダムの配役のセンスよ」

光子「幼稚園で人事異動始まっとる」


春介「二人が両サイドから『はい、スープです』『はい、サラダです』ってお皿(見えない)を置いてくるけん、ぼくの前が見えない料理の山になっていきました」

茜「見えないのに満腹」

梢「カロリーゼロ理論やね」


春介「最後に先生が来て『これは…もてまくり渋滞』って言いました」

(寮じゅうドッ)


——入れ替わって、春海の番。


春海「つぎ、わたし。わたしの前と左右に、ゆうとくん・はるとくん・だいちくんが座って、いっせいに——」

三人役(春海)「せーの、ぼくのおよめさんになってください!」

春海(素)「速いっ!」


小春「プロポーズ、クイックアタック」

玲奈「三面待ちやないと」


春海「わたしは言いました。すきな人がいるの」

三人役「だ…誰ぇぇ!?」

春海「かっこいいおにいちゃん」

(0.5秒の間)


春介「……ボク?」(自分指差し)

春海ハッとして「ちがうちがう、テレビに出るおにいちゃん!」

春介「限定条件、大事!」

優子「一回メロメロになってから我に返るのが芸達者すぎると」


男子三人役(春海)「ううっ……撃沈〜」

春海「ってことで、みんなその場でお休みなさいしました」

光子「早寝の指導ありがとね」


ラウンジ、笑いで床が震えるレベル。

ソフィーア「今の“お休みなさい”の倒れ方、非常にリアルでした」



追い打ち:遠隔ウィンク


春介「じゃ、しめはハイパー誘惑ウィンク——」

春海「からの極上投げキッス!」

二人「200%!」

(キュッ⭐→パッ!)


寮のみんな「うっ……!」

小雪「効力高っ」

紗英「笑いの血圧上がった」

梢「救急・笑い過多科に回されるやつ」


優子(博多弁)「はいはい、笑い深呼吸して〜。明日全員で整骨院行く羽目になるけん」

光子(博多弁)「二人とも、今日も爆笑便ありがとう。シルニキできたら冷凍便で送るけん、じいじばあばに作ってもらいんしゃい」


春介「了解! もてまくり渋滞の報告、以上です!」

春海「おやすみ会見、終わります!」


画面の向こうで二人が眉ピッ → ぎゅー。

こちらも小声で合わせる。眉ピッ → ぎゅー。

寮の夜は、笑い声と甘いシルニキの余香で、ゆっくり沈んでいった。





幼稚園リターンズ(回想ショート)


光子(博多弁)「はぁ〜、二人見よったらうちらの幼稚園時代思い出すわ」

優子(博多弁)「ね。既視感やもん」

小雪「え、二人もあんな爆笑やってたの?」

光子「やっとった〜」

優子「先生を何人、整骨院送りにしたやら」


ラウンジの視線が一点集中。

光子が手を叩く。「ほい、回想ミニコント三本立て!」



① 給食「おかわり裁判」


(段ボール箱=演台)


光子「検察:わたくしミツコ、被告“おかわり”の罪は重い!」

優子「弁護:ゆうこ、被告は園児の幸せの象徴!無罪!」

全員「ザワ…」

光子「証拠品——福神漬け一粒(空の手を差し出す)」

優子「異議あり! それは想像上の証拠!」

当時の先生(再現)「ぷっ……ははっ……はははは……腰ッ!」

→ 整骨院コース①。



② お昼寝「いびき合唱団」


(タオルを布団に見立て)


優子「指揮者ゆうこ、ピアニッシモいびきから」

光子「テナーいびき、入ります」

園児役(当時)「すー…すー…」

先生(再現)「…っふ、ふふ……やめ…はははは!」

→ 整骨院コース②(腹筋つり)。



③ 避難訓練「館内アナウンス劇場」


光子「こちらうさぎ組広報。ただいま園庭に集合を——」

優子「落ち着いて走ってください(矛盾)」

光子「落ち着いて速やかにやね!」

先生(再現)「そこ突っ込むとこ!? はははっ!」

→ 整骨院コース③(呼吸困難寸前)。



小雪「当時から完成形やん…」

梢「先生方のスタンプカード満タンやろ」

優子(博多弁)「マジで“笑いで通う整骨院”やった」

光子(博多弁)「そのDNA、春介・春海で増幅中たい」

寮のみんな「納得!」


最後はいつもの合図。

全員(小声)「眉ピッ → ぎゅー」


——笑いの系譜、しっかり現在進行形。





ラウンジが一瞬ざわついた。


光子「もう、うちらも春介たちの歳くらいから、地元テレビに出てたからね」

優子「土曜朝の生放送。『ちびっこ爆笑タイム』ってコーナー」


「すごいね!」と一斉に声が上がる。小雪が身を乗り出す。


小雪「その頃からコント?」

光子「そう。保育園バッグ背負ったまま」

優子「しかも初出演が生。リハは“笑顔お願いします”の一言だけ」


——回想ミニ再現、開始。


光子(当時のつもりで)「天気予報です。今日の笑い前線、全国的に停滞」

優子「そこで対策。眉ピッのち、ぎゅー」

二人「キュッ……ぎゅー」

(ラウンジ、耐えきれず吹き出す)


梢「初回でそれは反則」

茜「スタジオ凍った?」

優子「逆に解けた。気象予報士さんがツボって、CM明けまで笑ってた」

光子「局のゆるキャラが本番中に寄ってきて、なぜか一緒に土下座したしね」


ソフィーア「映像、残ってますか?」

光子「父のHDDに全部ある。ファイル名が『天使×2・暴走注意』」

優子「今日、家族に頼んでデータもらう。寮で上映会やろ」


小春「決まり。ポップコーン準備する」

みんな「やったー!」


光子「春介たち見よって思った。バトンはちゃんと渡っとる」

優子「今度の“ちびっこ枠”は、うちの最強後輩コンビ」


ラウンジに拍手が広がる。

次の上映会が、もう楽しみで仕方ない。





深夜の上映会→翌朝ぜんいん腹筋死亡


ラウンジの照明オフ。壁に映るタイトルは「ちびっこ爆笑タイム(出演:みつこ&ゆうこ)」

小春がポップコーンを配り、梢がリモコンを構える。「いくよ、3、2、1—」


——映像スタート。


MC「本日のちびっこゲストは双子ちゃん!」

幼少みつこ「今日の笑い指数、100%でーす」

幼少ゆうこ「念のため、雨具じゃなくて腹筋をご用意ください」

(いきなりのキラーパンチ。ラウンジでドッ)


次々流れる名場面。

・気象予報士を笑い崩壊させた“眉ピッ→ぎゅー”回

・給食サンプルを使った“見えないごちそう”コント

・局マスコットが勝手に乱入して三人土下座の伝説回

・カメラ前に走ってきて「スポンサーのみなさん、ありがとうございます!」(スポンサーに直礼)


ソフィーア「古さ感じませんね、テンポが今の配信みたい」

小雪「尺の無駄ゼロ」

茜「編集いらずのキレ」

梢「天才は幼少期から天才、証明完了」


笑いが波状攻撃。酸素が薄くなる。

優子(現在)「ほら、呼吸! 深呼吸!」

光子(現在)「ストレッチ! 腹筋が逃げる前に!」

——誰も聞いてない。床で転がりながら笑っている。


ハイライトの“ゆるキャラ土下座回”に到達。

幼少みつこ「本番中に反省します!」

幼少ゆうこ「誠にすみませんでした!」

ゆるキャラ(沈黙で土下座)

ラウンジ、全滅。


エンドロール。拍手というより拍打(膝を叩く音)。

小春「…終了。ノンストップ42分、呼吸6回」

玲奈「笑いでカロリー消費、リングフィット越え」

梢「録画データ、保存しました(神棚に置く勢い)」



翌朝


グルチャ:

「起床…腹筋…笑うたびに訴えてくる…」

「整骨院、10時オープンらしい」「予約入れた(10名)」

「講義前ウォームアップ:笑いストレッチ、はじめます」


ラウンジに集合した面々が、腹を押さえつつ前屈。

小雪「上映会第2弾いつ?」

光子「編集して“解説付き完全版”作るけん」

優子「ついでに“春介&春海セレクション”もね」

全員「賛成!!」


——こうして、双子の原点は寮じゅうにインストール完了。

次に笑いを更新するのは、いまのわたしたちの番だ。




編集版&春介春海セレクション、爆笑二本立て


ラウンジの壁がまたスクリーンに化けた。

「編集バージョン、行きます!」——梢がリモコンで再生。画面にはチャプターカード「スポンサー直礼・4K リマスター」。


幼少みつこ「スポンサーのみなさん、ありがとうございます!」

幼少ゆうこ「お小遣いじゃなくて番組が助かってます!」

テロップ(光子編集):《※本当に言いました》

解説ボイス(優子):『ここでディレクターが笑い転げて、CM入りが3秒遅れます』


すでにラウンジ、第一波。

つづいて「ゆるキャラ土下座・ディレクターズカット」。

ゆるキャラ(無言でぺたり)

テロップ:《土下座の角度、92度》

小雪「角度の情報いる!?」

茜「いらんけどおもしろい!」


「編集版、ラスト!」

“おかわり裁判・陪審員席マルチアングル”。

幼少みつこ「被告“おかわり”に情状酌量を!」

幼少ゆうこ「腹は正義!」

テロップ:《裁判長=給食のおばちゃん》

ラウンジ、崩落。


——休む間もなく、第二部。

「春介春海ギャグセレクション、スタート!」


タイトル1:もてまくり渋滞

春介(再現)「左右から見えない料理が山積み!」

テロップ:《カロリーはゼロです》

玲奈「ゼロでも満腹!」


タイトル2:三面待ちプロポーズ

春海(再現)「すきな人がいるの」→男子三名、同時に崩れ落ち。

テロップ:《おやすみなさい》

紗英「睡眠導入うますぎ!」


タイトル3:我に返るツッコミ

春海「……ハッ! そんなことあるかーい!」

春介「正気スイッチON!」

小春「テンポ、芸歴20年のやつ」


タイトル4:ウィンク&投げキッス200%

二人「キュッ⭐ → パッ!」

ラウンジ「ぐわっ……!」

ソフィーア「効力、毎回上がってません?」


最後は“鼻から牛乳(安全な過去映像)事件・完全版”。笑いが二重三重に折り重なって、誰かが床をばんばん叩く音しかしない。


上映終了。静寂。次の瞬間——


全員「あかん。完全に腹筋死ぬ〜!」


床に転がる人、ソファで丸くなる人、壁にもたれて天井を見上げる人。

小雪「笑い酸素、薄い……」

梢「整骨院の予約、回すね……」

茜「“腹筋死亡証明書”、発行してほしい」

光子「じゃ、氷嚢配布〜」

優子「深呼吸、深呼吸。笑いは呼吸から」


スマホで集合セルフィー。

キャプション《#編集版ヤバい #春介春海は天才 #腹筋追悼》。


笑い疲れのラウンジに、静かなお茶の湯気が立った。

次の企画会議は——みんなの腹筋が生き返ってから。




ドキュメンタリー上映会「腹筋注意報」発令


ロビーに貼り紙——

《入場特典:サロンパス(腹筋用)&のど飴》

《開演前ストレッチ推奨》

受付ではスタッフが真顔で配る。


スタッフ「はい、サロンパス2枚ずつ。笑いが強い方は4枚まで可です」

観客「映画で湿布もろたん初めて」

別スタッフ「笑い救護班、場内後方に常駐してます」


開演前、スクリーンに注意映像。

ナレーション:

「本編は笑いのP波プッS波ズドンが到来します。肩・腹・頬の準備運動をどうぞ」

画面の中の光子&優子が、眉ピッ→ぎゅーでストレッチ指導。会場、早くもザワッ。



本編スタート → 笑震度6弱


序盤:幼少期の“ちびっこ爆笑タイム”映像。

中盤:合宿の未公開ギャグ、春介&春海のもてまくり渋滞。

終盤:ウクライナ渡航の祈りと、ラスト一撃のウィンク→投げキッス200%。


客席の笑いが段階的に増幅。

館内アナウンス「ただいま笑震度4。深呼吸を」

5分後「笑震度6弱。腹筋サポーターご利用ください」

通路を笑い救護班がスッと通過、サロンパスを手際よく配布。


隣の席のカップル、同時に腹を押さえる。

彼氏「やばい、割れそう…」

彼女「もう割れてる(物理)」

後方列から「先生——整骨院——」の小声。



途中休憩(公式:腹筋保全タイム)


司会「腹筋を未来に残すため、3分だけ休憩します」

全員で前屈、肩回し、水分補給。

売店では臨時メニュー**“笑耐性ウォーター”**がバカ売れ。



エンドロール→スタンディング笑プローズ


締めは観客全員で眉ピッ→ぎゅー。

拍手と笑い声のミルフィーユ。

出口ではスタッフが追加サロンパスを手渡しつつ、


スタッフ「次回から入場者特典:腹筋台紙スタンプ始めます。5個で“腹筋殉職バッジ”贈呈」

観客「殉職させに来よるやん」



SNSの阿鼻叫喚

•「映画館でもらった特典が湿布。令和の新様式」

•「笑いのP波で前屈み、S波で崩落。震源は双子」

•「Q&Aの一言目でまた死んだ。息継ぎむずい映画」

•「#腹筋注意報 #サロンパス必須 #笑い救護班ありがとう」



舞台挨拶(ラストに一言)


光子「今日は笑いの安全運転、ありがとうございました!」

優子「帰ったら貼って、温めて、また来てね。**替えの腹筋(気持ち)**持参で」


館外の夜風も、笑いでちょっとあったかかった。次回上映は「特別版:整骨院コラボナイト」。入場特典は——もちろんサロンパス増量で。





「小学生版ドキュメンタリー」DVDナイト


光子「まだ小学生のときのドキュメンタリー、DVD出てるけど…見る?」

全員「観る観る〜!」


ラウンジに簡易スクリーン。ポップコーンとお茶、そして念のためサロンパスがテーブルに並ぶ。梢がリモコンで再生——


DVDメニュー

《PLAY / CHAPTERS / 未公開:給食事件 / コメンタリー:両親》

小雪「未公開の語感がもう怖い」

優子「まずは本編で様子見」


——再生。


0:15 オープニング。

黄色い帽子&ランドセルのミニみつこ・ミニゆうこが、地方局のスタジオに小走りで登場。

ミニみつこ「本日の授業は“笑い”です」

ミニゆうこ「出欠とります。笑った人、手ぇあげて」

カメラマン、思わず挙手。


0:50 チャプター「ランドセル漫才」。

ミニみつこ「ランドセル、今日も重い。中身:希望と自由とカブトムシ」

ミニゆうこ「最後なんやねん」

客席プッ。


1:30 チャプター「運動会・緊急会見」。

紙コップマイクを握る二人。

ミニゆうこ「第一走者、笑い風向きの影響でコースアウト」

ミニみつこ「対策は“眉ピッ→ぎゅー”。これにより追い風に」

スタジオ、ドッ。


2:40 チャプター「全校放送デビュー」。

放送室で二人が並び、同時に合図。

二人「眉ピッ——」

ラウンジの誰か「来るぞ来るぞ来るぞ」

二人「——ぎゅー」


3:00 崩壊。


小春「無理、止めて一回止めて!」(腹を押さえる)

茜「笑い過ぎて涙がしょっぱい」

玲奈「三分でKOってどんなスポーツ」

ソフィーア「笑いの打撃、精密すぎます…!」


いったんポーズ。

優子「呼吸、呼吸! 深く吸って、ふー」

光子「サロンパス班、配布お願いしまーす」

寮長(いつの間にか来てた)「追加で湿布あるよ」


再開しようとした瞬間、メニューのカーソル音だけでまた吹く。

梢「ごめん、その“ピッ”の音、もう面白い」

小雪「今日はここまでにしとこ。腹筋、明日も使う」


集合写真を一枚。

キャプション《#小学生版で即死 #3分で腹筋崩壊 #続きは回復後》


——次の上映会は、腹筋が生き返ってから。




続きの上映会 → 連続KO


翌日。

「今日は慎重にいこう」——全員がストレッチしてから着席。

テーブルには水、のど飴、サロンパス、そして“笑い救急箱”。


梢がリモコンで再生。メニューから未公開:給食事件を選ぶ。



0:12「給食事件・未公開」


幼少みつこ「本日のメインは“見えないカレー”です」

幼少ゆうこ「具が見えんぶん、想像は具だくさんです」

教室がどっと沸き、ラウンジもつられてプッ。


小雪「まだ助走…まだ助走…」

テロップ:《油断は禁物》



1:05「放送室・生CM」


幼少ゆうこ「続いてスポンサーのみなさんへ」

幼少みつこ「いつもありがとうございます。好きです」

テロップ:《※生放送》

場内——ドンッと笑いが跳ねる。


茜「“好きです”は反則」

玲奈「スポンサー、泣いてるやろ」



2:30「遠足バス・勝手にラジオ」


幼少ふたり、バス車内で紙コップマイク。

幼少みつこ「ここで交通情報。お菓子交換、渋滞です」

幼少ゆうこ「飴は左車線、チョコは追い越し車線で」

運転手さんが肩を揺らして笑い、先生が慌てて制止。

テロップ:《安全運転中》


ソフィーア「テンポ、プロのラジオ」

小春「腹、笑いでだんだん固くなってきた」



3:40「校長先生アドリブ返し」


校長「私もひとつ。眉ピ…」

幼少ゆうこ「校長、そこは同時**です!」

全員で——「眉ピッ→ぎゅー」

スタジオ総崩れ。ラウンジも総崩れ。


紗英「だめ、呼吸…」

美優「一旦ポーズ、お願い…!」


梢が止める。全員で深呼吸。サロンパスが静かに配られる。



つづけて特典:両親コメンタリー


画面の隅に父と母の小窓。

父「この“見えないカレー”、家でやられて本当にお椀が空でした」

母「でも満腹で喧嘩せんとよかった」

再び笑いの波。

寮長「ここ、親コメでとどめ刺しにくるのずるい」



終盤「卒業式・眉ピッ継承式」


幼少ふたりが壇上で一礼。

幼少みつこ「笑いはバトンです」

幼少ゆうこ「次のちびっこへ」

会場の子たちと全員で「眉ピッ→ぎゅー」


——ラウンジ、静かになる。

小雪「…良すぎん?」

梢「笑いで泣くってこういうこと」


エンドロール。

画面が暗転した瞬間、遅れてじわじわと笑いが再燃し、第二波。

「あかん、また腹筋いく〜!」と床で転がる声が重なる。



結果

•腹筋:連続KO(昨日に続き)

•サロンパス:在庫ゼロ

•ラウンジの掲示:《上映会は週2まで(腹筋保全のため)》


光子「次は“解説つき・ゆったり版”作るね」

優子「間を空けるエディットで命を守ります」

全員「助かる…!」


集合セルフィーにハッシュタグ:

#三分で崩壊再び #未公開が本編 #腹筋よ安らかに





寮内コント「カブトムシ光子 vs クワガタ優子 〜樹液は誰のもの〜」


(夜。女子寮ラウンジが“真夜中の森”に変身。掃除モップ=木、洗面器=樹液皿。

実況:梢/解説:ソフィーア/レフェリー:小雪)


梢「さあ始まりました! 樹液をめぐる仁義なき戦い!」

小雪「反則なし、笑いあり。ゴング——カーン!」


(光子、前髪をツノに見立てて登場)

光子「お待たせ。山の王、カブトムシ光子、入林!」

(優子、ヘアピンを大アゴに見立てて登場)

優子「森の刃、クワガタ優子、着枝!」


ソフィーア(解説)「カブトは押し相撲、クワガタははさみ技が持ち味。樹液の粘度が勝敗を左右します」

梢「本格的やん!」


小雪「では…“樹液タッチ”から。レディ——ファイト!」


■ラウンド1:鼻ツノロック

(光子、洗面器のふちをツノで“カッ”と鳴らす)

光子「樹液の香りは勝利の合図!」

優子「音が派手でも中身は水増し疑惑」

(くいっ、と優子が“アゴ”で樹液皿を自分側へずらす)

梢「さあ早速、アゴテク発動!」

光子「ずるい! レフェリー!」

小雪「アゴは武器。ルール内〜」


(光子、モップ“木”をグイッと押し出す)

梢「パワープレイ! カブトの横綱相撲!」

優子「こっちは技でいく!」

(優子、洗面器の下にコースターを滑り込ませ、スーッ)

ソフィーア「樹液皿、可動式に!」

観客「おおー!」


■ラウンド2:虫界メンタル合戦

光子「樹液は分け合うと旨さ2倍、らしいよ?」

優子「なら私が9、あなたが1で良心が10」

光子「どの口が言うとる」

(言い合いつつ、二人同時に樹液へ顔を寄せる——コツン!)

梢「頭突き相打ちー!」

小雪「離れて離れて!」


(優子、観客席へウィンク)

優子「クワガタファンのみんな〜」

観客「キャー」

光子「人気取りは樹液にならん!」

(光子、モップをテコに見立て、一気に洗面器を自陣へ)

梢「てこの原理きたー!」

ソフィーア「古代ギリシャもびっくりです」


■ラウンド3:樹液の罠

(いざ口を付けようとした光子、手がベッタベタ)

光子「うわ、粘り強っ」

優子「それが自然。勝利は甘くて手に残る」

(優子も触ってベタベタ)

優子「…甘さ強すぎてスベる」

(ズルッ! 二人一緒にスライドして“木”に抱きつく形で静止)

梢「樹液クラッチ!」

小雪「このままカウント入るよ! ワン、ツー——」


光子「待った! 樹液、分ける?」

優子「…半分こ?」

光子「1:1で」

優子「9:9で」

光子「合計18やん」


(観客ドッ)


小雪「仕切り直し。終決ラウンド!」


■ラウンド4:触角握手の和解(と見せかけ)

(二人、“触角”ポーズで握手)

光子「森に平和を」

優子「虫にも友情を」

(同時に樹液へスッ…ぺちょ—)

梢「同時飲み〜! これはもう共同勝利!」

ソフィーア「勝者:シェア精神。敗者:腹筋」


小雪「勝負あり! 樹液は…みんなで飲むのがいちばん!」


(観客、拍手。二人、洗面器を中央に戻す)


光子「つまり——」

優子「——眉ピッ→ぎゅー(昆虫ver.)」

二人「カサ…(触角タッチ)」


梢「本日の“森のまとめ”。分け合えば笑いは増える」

ソフィーア「そしてサロンパスの在庫は減る」


(場内爆笑。ラウンジの天井に“樹液シェア宣言”の紙がぴらり)


——今夜も女子寮の森は平和。樹液は甘く、腹筋はいい感じに悲鳴を上げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ