決勝、センターコート
――決勝、センターコート。
相手はメルボルン準決勝でしのぎを削ったライバル。通算4勝3敗で翼が一歩先行――だが慢心は一切ない。
「あと一つ。最高のバースデープレゼントを、光子に。」
第1ゲーム
サーブは翼。最初のポイントからラリーは20本超。
相手は深いライジングで圧をかけるが、翼は**前後左右の“拍”**でテンポを半拍ずらす。
疲労が蓄積している相手の反応が、わずかに遅れ始める。
ドロップで前へ、ロブで背中へ、ショートアングルで脇を射抜き――6-3。
ベンチに戻る数秒、翼が客席の光子に口パク。
翼「今日も応援ありがとう。終わったら抱きついてチューする〜」
光子「バカッ。 それより目の前に集中!」
第2ゲーム
流れは翼。ワイドに速球を見せた直後、同トスから緩いキックで足を止める。
相手の逆を突くショートクロス、要所でのボディサーブ。
ブレーク差のまま迎える――チャンピオンシップポイント。
深呼吸、トスを高く。渾身の1stはセンターへ伸びるノータッチ。
――ゲームセット。
スタジアムが沸騰し、翼はコートに倒れ込み、白夜の青い空に雄叫びを突き上げた。
日本男子テニス史上、オリンピック初のシングルス金メダル。
⸻
優勝インタビュー
(拍手の波が静まり、マイクが差し出される)
司会「青柳翼選手、金メダルおめでとうございます! 今の気持ちを。」
翼「夢じゃないか、って何度も空を見ました。
でも、ここに立てたのはひとりの力じゃない。家族、チーム、仲間、そして――光子。ありがとう。」
(客席がどよめく。翼が手招き。光子がコートへ。抱き合う。)
司会「お二人にも伺いましょう。まずは翼選手、今日の勝因は?」
翼「相手は速さで世界を制する選手。だから僕は速さに“乗らない”と決めました。
サーブは位置取りを見て緩急、ラリーは**間**で奪う。
“球技は速さだけじゃない”――それを信じて貫きました。」
司会「光子さん、コートサイドから見ていて?」
光子「最後まで楽しむ顔をしてました。
練習で何千回も外したボールの“音”まで、今日はちゃんと音楽になってた。
――誇りです。」
司会「この金メダルを、誰に捧げますか?」
翼(光子の手を握り)「光子の誕生日プレゼントに。
ここまで支えてくれて、ありがとう。
それから日本で、世界で応援してくれた皆さんへ。
離れた場所で頑張る友にも――必ず届くと信じて打ちました。」
司会「最後に一言、次へ向けて。」
翼「合図はいつも同じです。
笑って、前進。 ありがとうございました!」
(会場総立ち。コーチは親指を立て、仲間たちが日の丸を掲げる。
花束が手渡され、金色のリボンが風に揺れる。
白夜の光の下、ふたりはもう一度、静かに抱き合った。)
――夜、センターコート脇の特設ステージ。
白夜の空はまだ淡く明るい。ライトが金色に瞬き、君が代が流れる。
翼が一番高い段に立つ。
金メダルが首にかけられた瞬間、客席の光子は口元を押さえ、光るものを一筋。
(コーチは胸に手を当て、小さく頷く)
表彰式が終わると、会場中央で金メダリスト・インタビュー。
司会がマイクを向けると、翼は客席に手を伸ばした。
翼「光子、来て。」
光子がステージに上がる。二人、自然に手をつなぐ。
拍手、フラッシュ、そして静かな期待。
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金メダリスト・インタビュー(伝説回)
司会「翼選手、まずはおめでとうございます! 今の気持ちは?」
翼「夢みたいです。でも、ここに立てたのは“ふたりの物語”のおかげ。」
司会「お隣は恋人の光子さん。コートサイドの応援、届きましたか?」
翼「バッチリ。…というか、試合の合間にLINEで返事もらってました。」
司会「えっ、インターバル中に!? 何を?」
光子、待ってましたとばかりに一歩前へ。
光子「今日のインターバルにですね、彼から『勝ったら抱きついてチューする』って来たんですよ。」
会場「おおおーー!」
光子「だから私、即レスで『バカッ。目の前の試合に集中せんかい』って返しました。」
(会場、爆笑の大波。インタビュアー、マイク持ったまま崩れ落ちそう)
司会「っ…(笑)これは…これは反則級…! 金メダル級のツッコミです!」
翼(照れ笑い)「その返信で、逆に集中できました。」
光子「結果、金メダルなら…まぁ…チューは後で寮生全員の前で——」
翼「それはやめて! 世界配信やで!?」
(爆笑、拍手の渦)
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ステージ袖でコーチが肩を震わせ、優子は「それやったら勝利パレードで!」と小声で煽る。
観客席の穂乃果と水湊は“集中”の札と“チュー”の札を交互に掲げ、カメラに抜かれてさらに沸く。
このギャグコントのようなインタビューは、翌日「今大会の名場面」として全世界で拡散。
解説者は「恋人も、家族も、チームの一部として共に勝つ——新しい応援の形だ」と語り、
紙面には〈“支える言葉”が戦術になる時代〉の見出しが躍った。
最後にマイクをふたりへ。
司会「改めて、世界へメッセージを。」
翼「速さだけが答えじゃない。間と信頼で、道は開ける。」
光子「勝っても負けても、笑って前進。それが私たちの合図です。」
白夜の空に、拍手と笑いがいつまでも残った。
金色のリボンが揺れ、ふたりはそっと抱き合う——
約束の続きは、まだこれからだ。
――その夜、アリーナの空気は張りつめ、白夜の光が天井に淡く残っていた。
翼からメッセージが届く。
翼「次は拓実の番。気負わず、いつも通り。 オレも客席で見る。」
画面越しじゃない。金メダルを胸にした翼本人が、家族席の最前列に立っていた。拳を胸に、ただ一言、口パクで——「任せた」。
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シングルス決勝
相手は世界ランキング1位。
だが、その肩は重かった。「勝たねば」という義務の硬さ。普段ならしない凡ミスが二つ、三つ。
拓実は見逃さない。左右の三拍子でコースを刻み、反撃の間合いを与えない。
第1ゲーム 11-7 — 先手。
第2ゲーム 11-8 — 多彩なサーブ(YG、順・逆横、回転量の強弱)で翻弄。
第3ゲーム 11-9 — 相手が立て直しかけた瞬間、さらにワイド→ミドル→逆ワイドで体勢を崩す。
第4ゲーム は、左右に前後を加える。ストップ→ループ→速球。相手の足が止まる。
11-6。
——ゲームセット。シングルス金メダル。
拓実は小さく天を指差したあと、家族席に頭を下げる。
優子は胸に手を当て、目尻を濡らしながら、静かに親指を立てる。
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ミックスダブルス決勝(拓実/日向沙羅)
ラリーの応酬、応酬、また応酬。
一本ごとに二人は**「一球ずつ、丁寧に」と声を重ねる。
フルゲーム、デュースは25-25**。
先にチャンピオンシップポイント。
短いストップで前に釣り出し、沙羅がブロックで時間を作る。
上がった甘い球へ——拓実、渾身のスマッシュ。
——決まった。二冠。
沙羅は涙で笑って「最高の後ろ盾」。
拓実は「前で決めてくれてありがとう」と頭を下げる。
優子は両手で口を覆い、震える声で「やった…!」とだけ。
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団体戦 決勝・最終第5ゲーム(対 中国)
スコアは並び続け、またもフルゲーム。
20-20。
目の前が少し霞む。疲労は限界の向こう側——それは相手も同じ。
拓実は台の向こうに優子の祈る顔を見る。
「俺は勝つ」—口パク。
優子は涙を光らせ、グッジョブの親指。
翼も、小倉家も、家族全員が立ち上がる。
21-20。
三球目。
相手の読みを外すYGサーブ→リターンが浅い。
迷いなく回り込み、バックハンド側ギリギリ、エッジラインへ。
ボールはエッジをかすめ、白い軌跡を残して落ちた——
——優勝。三冠。
拓実は力尽きてセンターコートへ倒れ込む。
優子は顔をくしゃくしゃにして泣き笑い、
そばの光子、春介、春海と抱き合う。
仲間たちが拓実を胴上げ。
涙と歓声が、白夜の天井まで届いた。
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優勝インタビュー(“お約束”の二人で)
司会「柳川拓実選手、前人未到の三冠おめでとうございます! 今の気持ちは?」
拓実「信じられない…です。けど、信じさせてくれた人がたくさんいる。
特に——優子。隣に来てもらっていいですか。」
(客席が沸き、優子がコートへ。手を握る二人)
司会「今日のキーワードは“一球ずつ丁寧に”。本当にその通りの試合運びでした。」
拓実「心が走ると手が走るんで。だから言葉で戻す。“一球ずつ”。
それ、優子の口グセなんです。」
司会「優子さん、支え続けた思いは?」
優子(泣き笑い)「ただ、焦らんでって、何回も言っただけです。
…あと、インターバルに**『勝ったら抱きついてチューする』**ってLINEが来たんで、
**『バカッ。目の前のラリーに集中せんかい』**って返しました。」
(会場、爆笑の大波。司会うずくまる)
拓実「…結果、三冠になりました。」
優子「チューは後日、家族会議で。」
拓実「議題が重い!」
(さらに爆笑と拍手)
司会「最後に、世界へメッセージを。」
拓実「速さより間。力より信頼。そして何より——笑って、前進。」
優子「うちらの合図はいつも同じ。笑って、前進。 ありがとうございました!」
(翼が花束を持って駆け寄り、三人で抱き合う。
ステージ袖でコーチが親指を立て、チームメイトが肩を叩く。
白夜の光に、金色のメダルが三度、まぶしく揺れた。)
――白夜の夜、金色に染まる卓球アリーナ。
表彰台が三度、歓声で満ちた。
シングルス表彰式
センターに拓実。銀・銅の選手と肩を並べ、胸元には金がまぶしく光る。
メダルリボンが首にかかった瞬間、客席の優子が小さくガッツポーズ。
ファンファーレが鳴り、フラッシュが一斉に走る。
インタビュー
—「金メダル、いまのお気持ちを」
拓実「正直…めっちゃ重たいです(物理的にも気持ち的にも)。でも、この重さは“支えてくれた人の数”です。」
ミックスダブルス表彰式
拓実&日向沙羅が頂点へ。
銀・銅のペアとも笑顔で肩を組み、シャトルのようにピンポン球が舞う祝福の紙吹雪。
日向は涙の笑顔でマイクへ。
沙羅「前に出られたのは、後ろから“拍”をくれる拓実くんのおかげです。」
会場「おおおー!」
団体表彰式(男子)/ 女子団体も金!
男子は金、女子団体も金メダル。
さらに女子個人で日向沙羅:銀。
アリーナの大型スクリーンは“JAPAN GOLD RUSH”で埋まる。
団体メンバー インタビュー
—「最後、どんな気持ちで祈ってましたか?」
村瀬「最後はもう…神様仏様拓実様って……」
(会場:大爆笑&大拍手)
松浦「サーブ一本で世界が変わる、って本当でした。」
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伝説の“表彰式アフター”インタビュー
司会が笑顔で呼び込む。
司会「本日、三度の表彰台に立った男、そして――支えた方も一緒に!」
優子がコートへ。ライトが当たり、客席からひときわ大きな歓声。
司会「優子さん、金メダル三つを前にして、まぶしくないですか?」
優子(眩しそうに目を細め)「いやぁ……めっちゃ眩しいです。照明も、メダルも、そして彼のドヤ顔も。」
(会場ドカーン)
司会「恒例の“ギャグコント”もぜひ!」
優子「では、『もしも卓球のラケットとピンポン玉の仲が悪かったら』」
玉(優子)「ちょ、毎回毎回あんなスピードでぶん殴られたら、私、空中会議で議題出すけん!」
ラケット(拓実:即興)「いや、こっちも毎回、横回転・逆横・YG・ナックル…人格何個あると思ってるん?」
玉「アンタのクセ強すぎて、試合後に整体いくの私やけん!」
ラケット「じゃあ次のサービスは無回転で——」
玉「優しさゼロ!(←会場総崩れ)」
テニス会場で“抱きついてチュー騒動”を起こした光子と翼もモニター越しに腹筋崩壊。
卓球アリーナのインタビュアーはマイクを肩で支えながら笑い転げ、
「本大会**二つ目の“名場面”**確定ですね!」と宣言。
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しめの言葉(四人そろって)
拓実「三つの金は重たい。でも、みんなで持てば軽い。」
日向「前に出る勇気を、ありがとう。」
優子「焦らず、一球ずつ丁寧に。そして、たまには無駄に回さない(笑)」
翼(客席から)「結論──笑って、前進。」
白夜の天井に、笑いと拍手、金色の反射がいつまでも残った。
この夜の映像は、テニスの“抱きつき宣言”と並び、
オリンピック名場面集の冒頭を、何年先までも飾ることになる。
――“金メダル×爆笑インタビュー”の連発で、光子&優子=M&Yは一夜にしてワールドトレンドの主役に。
各公式SNSとSPには通知の雪崩。コメント欄は世界語で“笑って前進”の大合唱になった。
速報:世界の反応(抜粋)
•「この二人、呼吸でボケとツッコミが成立してるの天才」(英スポーツ記者)
•「試合戦術=“間”の話を、音楽のメタファーで語るの超好き」(米音楽プロデューサー)
•「恋人・家族・チームが同じ拍で勝つって、こんなに美しいのか」(北欧公共放送)
•「神様仏様拓実様は世界の共有財産になりました」(アジア卓球ファン)
ハッシュタグ:
#笑って前進 #M_and_Y #名場面製造機 #抱きついてチューする問題 #神様仏様拓実様 #金色のツッコミ #EdgeBallOfDestiny
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公式アカウント別・投稿サンプル
M&Y公式(光子&優子)
「笑いは拍、優しさは余韻。
みなさんの拍手が、私たちの“間”を作ってくれました。ありがとう。
次は“白夜の打ち上げコンサート(仮)”準備中」
画像:金メダル×4人の肩組み / 小さな青黄リボン(ウクライナ支援)
ファイブピーチ★公式
「M&Yの“表彰式コント”で腹筋崩壊。スポーツ×エンタメの新しい形、ここに
来週、特別配信で未公開NG集出します」
翼
「速さより間、力より信頼。仲間と家族の勝ち。
そして——光子、誕生日おめでとう。(チューは家族会議後)」
拓実(卓球)
「一球ずつ、丁寧に。三冠でもやることは変わらん。
優子、グッジョブ。ミックスの沙羅、団体のみんな、ありがとう!」
優子
「“焦らんで・笑って前進”を世界標準語にしたるけん。
なおチューは審議中(議長:美鈴)」
光子
「今日いちばんの名言:『神様仏様拓実様』
2位:『無駄に回さない』(※ラバー談)」
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殺到するM&Y公式SP
アクセス:前年比+2,300%/24h
主な目的:
•白夜ミニコンサート配信の先行受付
•復興支援寄付窓口の案内
•“名場面裏話”ロングインタビュー掲載
即日対応プラン(運営用メモ)
1.トップ固定:4人の連名メッセージ+寄付リンク
2.サーバ増強・静的ミラー公開
3.Q&A:チュー審議の最新状況(冗談枠)/競技質問(真面目枠)を分離
4.翻訳タブ(EN/ES/FR/KO/ZH)追加
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世界から届いた爆笑コメント(多言語ピック)
•EN: “They turned interval coaching into interval comedy. Legendary.”
•ES: “Ritmo, pausa y amor. Oro con carcajadas.”
•FR: “Un duo qui règle le tempo du monde.”
•ZH: “笑声和金牌一样闪亮。”
•KO: “웃음이 전략이 되다. 레전드 확정.”
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次の一手(M&Y発表予定)
•白夜打ち上げコンサート:
•曲目:『もしも交響曲・金色ファンファーレ』『洗濯機アリーナ(表彰式ver.)』
•特別コーナー:“ラケットとピンポン玉”和解交渉(公開コント)
•ドキュメント短編「間で勝つ」:
•テニス&卓球の“間”可視化クリップ(音楽同期編集)
•寄付キャンペーン:1再生=1円換算を復興支援へ
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最後はやっぱり、この一行で締め。
「笑って、前進。」
世界中のコメント欄が、同じ拍で鳴っている。
――ストックホルム・メインプラザ特設ブース。
幕が上がる前から人だかり。巨大スクリーンには「M&Y SPECIAL TALK — Laugh & Forward」と映し出され、世界配信の同時視聴カウンターはグングン伸びる。
特設ブース・爆笑インタビュー(ダイジェスト)
MC(英語)「ようこそ、世界一“拍”が合うデュオ、M&Y!」
優子「拍は合うけど、財布の紐は合わんよ?」
光子「遠征のレシート、まだ提出してない人だれ〜?」
(会場ドカーン)
MC「テニスと卓球、勝因は?」
光子「**間**です。速さは武器、でも“間”は言語。」
優子「あと、“チューは家族会議後”っていう鉄のルール。」
(テロップ:#家族会議後)
MC「閉会式、あなたたちもステージに上がってほしいと要請が…“選手関係者の特例入場”も?」
優子「え、関係者?うちは**“感”係者です。」
光子「会場の感情係**、温度管理しとります。」
(客席スタンディングオベーション)
MC「世界を股にかけたギャグ、ひとつ!」
光子「“もしも表彰台がエスカレーターだったら”」
優子「金メダリスト、降りるタイミング迷って無限往復。」
光子「その横で銀が『降り方、教えて金!』」
(インタビュアー、椅子から落ちる)
翌日の伝説
SNSトレンド:
#笑って前進 / #感係者 / #教えて金 / #家族会議後
スウェーデンのニュースヘッドライン:
「M&Y現象、笑いすぎで腹筋クラッシュ。市内の整形外科、翌日“軽い捻挫・筋違い”でパンク状態(※比喩)」
「『笑いで街を温める二人』—公共放送」
閉会式・特例入場
大会組織委「“アスリート・フレンズ”枠としてM&Yと家族を招致」
白夜のスタジアム、入場行進の後半。
光子&優子が各競技の代表の間を縫い、“拍手のテンポ”を手で合図。
客席が一斉にパン・パン…パン!の三拍子。
中央ステージでは、翼と拓実が金メダルを掲げ、
スクリーンに大書される——“Laugh & Forward / 笑って、前進。”
アフタートーク(バックヤード)
翼「オリンピックの“名場面係”、完全に君らだね」
拓実「次は『もしも卓球台が回転寿司だったら』やな」
優子「ネタは無回転でお願いします」
光子「回るのはお寿司とうちらの仕事だけで十分」
(全員:腹筋壊滅)
――こうして、M&Yは“競技の外側”で大会をまとめ上げる非公式エンタメ部門の主役になった。
笑いは国籍を越え、言葉を超え、白夜の空へ。
最後にもう一度、合図。
「笑って、前進。」
──「あの爆笑インタビューを見た瞬間、世界がまた一つ“間”でつながった」
ストックホルム五輪・特設ブースの放送後、SNSと各国メディアでは笑撃の大反響が巻き起こった。
もはや“メダル総なめの二人”ならぬ、“腹筋総なめの二人”と呼ばれる始末だった。
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世界中から寄せられた爆笑コメント
日本
•「オリンピック史上初、閉会式でボケとツッコミの金メダルが授与されそう」
•「光子&優子=M&Y、競技より笑いで汗かかせるとは反則やろ」
•「あの『関係者じゃなく感係者です』で完全に持っていかれた」
•「オリンピックで腹筋崩壊は初。整形外科パンクニュースまでギャグに見える」
スウェーデン
•「彼女たちが笑った瞬間、スタジオの温度が2度上がった」
•「“ラグビーの魂”より“笑いの呼吸”の方が強いかもしれない」
•「彼女たちは北欧の冬を溶かす熱源だ」
アメリカ
•「They just turned press interviews into stand-up shows!(記者会見を漫才ショーに変えた!)」
•「Hollywood, take notes. THIS is real comedy timing.(ハリウッド、見習え。これが本当の間だ)」
フランス
•「笑いと愛で彩るデュオ。“スポーツのデカダンス”を覆した」
•「彼女たちの間の取り方はまるでショパンのルバートのようだ」
中国
•「金メダルより輝くのは、彼女たちの笑い声だ」
•「彼女たちは“和平と微笑みの使者”。笑いが最大の外交」
韓国
•「卓球もテニスも勝ったのに、記者会見でMVPは双子。レジェンド確定」
•「M&Yの“拍手リズム”がTikTokでバズ中。#笑って前進チャレンジ」
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M&Yの一言コメント
光子「いやぁ、世界中の整形外科のみなさん、すみません。次は腹筋リハビリ曲でも作ります」
優子「博多から世界まで、笑いのサポート派遣行こっかね!」
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SNSハッシュタグトレンド(世界共通)
•#笑って前進
•#感係者です
•#教えて金
•#チューは家族会議後
•#EdgeBallOfDestiny
•#MandY現象
•#StockholmLaughquake(ストックホルム笑震)
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スウェーデン全国紙ヘッドライン
「M&Y、北欧を笑いで制圧。 スポーツとコメディの融合に世界が熱狂」
「“Laughquake”が起きた夜、ストックホルムの街は微笑みに包まれた」
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このあとM&Yには、IOCから異例の要請が届く。
「閉会式で“笑いの拍手リレー”を担当してほしい」
光子「やるっきゃないね!」
優子「せっかくやけん、“世界一笑える閉会式”にしちゃろ!」
──そしてストックホルムの夜に、
**史上初、“笑いで締めくくられたオリンピック”**が誕生するのだった。
――12月。年末恒例「新語・流行語大賞」発表会場。
赤いカーペットを踏むやいなや、司会が宣言した。
「本年は、M&Y現象により——
候補10語のうち10語すべてが、光子さん・優子さん発のワードでございます!」
場内ザワッ。テロップが次々点灯する。
今年の顔・トップ10
1.笑って、前進。
2.感係者です。(=会場の“感情係”)
3.教えて金!(表彰台エスカレーター事件)
4.チューは家族会議後。
5.神様仏様拓実様。
6.一球ずつ、丁寧に。
7.間で勝つ。
8.無駄に回さない。(※ラバー談)
9.拍は言語。
10.Edge Ball of Destiny(運命のエッジボール)
客席の翼と拓実、思わず顔を見合わせて苦笑い。
受賞スピーチに呼ばれたM&Yは、いつものテンポ。
光子「こんな大量受賞、腹筋保証書つけたほうがよかですかね」
優子「整形外科のみなさん、年末繁忙の原因がうちらですみません」
(会場ドッ)
司会が「代表してひとつ、即興コントを」と振る。
二人はすかさず——
『もしも流行語が会議室で喧嘩したら』
笑って前進「前向きに行こう!」
感係者「まず皆さんの感情の共有から〜」
教えて金「降り方、教えて金!」
家族会議後「審議中でーす」
無駄に回さない「回すのは話だけにして!」
Edge Ball「わいはギリ際担当や!」
——審査員長、机に突っ伏して笑う。生放送のテロップは「※腹筋注意」。
締めの一言を求められ、光子が深呼吸。
優子と目で拍を合わせ、ふたり同時に。
「来年も——笑って、前進。」
スタジオ総立ち。
スクリーンには、金色の文字で大きく“THANK YOU”——
その下に小さく、「チューはやっぱり家族会議後」の字幕。
年末まで、爆笑は止まらなかった。
――大晦日前夜。年末特番「2044年スポーツ名場面アワード」生放送。
客席のテンションは最初からマックス、オープニングで**M&Y(光子・優子)**が登場すると歓声が弾ける。
第1章:オリンピック裏話—“笑って前進”の舞台裏
MC「まずはストックホルム五輪、笑撃の舞台裏を!」
光子「表彰式の台、本当にエスカレーター案出かけたんですよ」
優子「降り方迷って“教えて金!”言うとこでした」
(VTR:抱きつき宣言/家族会議後/感係者ネタ/Edge Ball名場面)
サプライズ:翼と拓実、電撃登場
MC「実は今夜、特別ゲストが――」
客席の後方がざわめき、翼と拓実が花束を持って登場。
光子・優子「えっ、えぇぇ!?」→次の瞬間、全員で大爆笑&ハグ。
翼「“家族会議後”の議題、まだ残ってるよ」
拓実「議長(美鈴)に年内決裁お願いしまーす」
(スタジオ爆笑)
爆笑トーク・クロストーク名場面
MC「金メダルの重さ、実際どうでした?」
拓実「めっちゃ重たいです(物理)。でも皆の“ありがとう”が詰まって軽くなる」
翼「速さより間、力より信頼。…あとLINEのツッコミ」
光子「『バカッ、集中!』で金1個」
優子「『焦らんで』『一球ずつ丁寧に』で金3個」
(テロップ:#言葉も戦術)
他競技の名場面ダイジェスト
・陸上:最後の直線“差し切り”スロー再生
・女子レスリング:全階級金の圧巻ハイライト
・バレー男女ベスト4:神レシーブ連発
・体操:男子団体/個人総合/種目別メダル総なめ、女子団体・個人の銅も
秘蔵映像:プロ野球“爆笑ゲスト解説”こっそりショット
VTRタイトル【未公開・実況席カメラ】
新庄氏「ここ敬遠……打ちました!?」
優子「ストライクゾーンの概念と友達なんですか?」
光子「ホームスチールは“気合いのルバート”」
(実況席が笑いで揺れる→スタジオも腹筋崩壊)
ミニコーナー:即興コント“もしもスポーツ用語が円卓会議したら”
翼=「ブレークポイント」/拓実=「三球目攻撃」
光子=「間」/優子=「感係者」
ブレークポイント「ここで決めたい」
三球目「ワイが行く」
間「待て。半拍ずらせ」
感係者「みんなの感情、今“歓喜”で一致~」
(スタジオ総立ち)
クロージング
MC「今年の合言葉で締めを!」
四人+会場「笑って、前進。」
(紙吹雪、エンドロールへ)
エンディング後、SNSトレンドは
#笑って前進 #家族会議後 #教えて金 #言葉も戦術 #未公開実況席 が急上昇。
“スポーツ名場面特集”は、今年も笑って最高の締めくくりとなった。
――ストックホルム、白夜の空。
オリンピック閉会式の夜、会場を包むのは拍手と笑い声。
それは“競技の終わり”ではなく、“笑いのはじまり”だった。
司会の声が響く。
「Ladies and gentlemen… please welcome—M&Y!」
スポットライトの中、光子と優子が登場。
ふたりが立つだけで、スタジアムがどよめく。
静寂のあと、優子が一歩前に出て、マイクに手を添える。
優子「え〜、これがほんとの“閉会”式。うちらの“笑い納め”やけんね〜!」
光子「開会は選手で、閉会はボケとツッコミ代表です!」
観客、大爆笑。
続けて披露されたのは、即興ギャグコント――
題して、「もしも表彰台が喋ったら」。
金メダル台「おい、またワイの上で泣くなや!」
銀メダル台「泣くのはええけど、靴の泥は落としてって!」
銅メダル台「ワイんとこ来た人、みんな“次こそ”言うてくれるけん、励まされるんよ」
そして優子が決め台詞。
「人生もスポーツも、
泣いて笑って、また立ち上がる場所。」
光子が笑顔で続ける。
「せーの——笑って、前進!」
会場中が立ち上がり、リズムを刻むように拍手が鳴り響く。
その瞬間、翼と拓実がスタンドから金メダルを掲げ、
画面には大きく「Thank you Stockholm!」の文字。
この光景が、のちに“笑いで幕を閉じたオリンピック”と呼ばれることになるとは、
誰もまだ想像していなかった。
――こうして、光子と優子の爆笑ギャグコントで始まり、
そしてふたりのボケとツッコミで、2044年という年が静かに幕を下ろすのであった。




