ストックホルムオリンピック開幕
――大会4日目、午前10時。
ストックホルム南部・国立テニスセンター。
夏の陽射しが、湖面を照らしてまぶしい。
メインコートの観客席は、朝から日本の旗で埋まっていた。
アナウンスが響く。
「Next match — representing Japan… Tsubasa Aoyagi!」
その瞬間、スタンドの一角で、ひときわ大きな拍手が起きた。
光子が立ち上がり、手を胸に当てる。
白地に赤の「TEAM JAPAN」タオルを肩にかけたその姿は、誰よりも誇らしげだった。
翼がコートに歩み出る。
サーブ練習の合間、ふと観客席を見上げた。
視線が合う。
一瞬、周囲の喧騒が消えたように感じた。
光子(口の動きで):「楽しんで。」
翼(小さくうなずきながら):「任せとけ。」
ほんの数秒のやりとり。
けれど、二人にとってそれは、何百時間もの練習より重い、
心を通わせる“約束の合図”だった。
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試合開始を前に、ベンチ脇のコーチが光子に声をかける。
少し年配の、コテコテの大阪人。
ユニフォームの上からでも分かるほどの熱血漢だ。
コーチ:「あんさん、光子ちゃんやな? そや、彼の彼女やろ。
いやぁ、今の翼はええ顔してるで。ほんまに“戦士”の顔や。
あの精悍な目、見てあげてな。
大切な人のためやったら、あいつ、どんな相手にもビビらへん。」
光子は姿勢を正して、まっすぐ応える。
「ありがとうございます。
私も、翼が全力で集中できるように、
心から応援します。信じていますから。」
コーチ:「ええ返事や! その言葉、あいつの耳にも届いとるわ。
ほな、勝負の時間や!」
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場内アナウンスが静まる。
審判がコイントスを終え、翼がサーブを選ぶ。
空は白夜の光を残したまま、夏の青に染まっていた。
光子の指先は、無意識にピアノの鍵盤をなぞっていた。
翼の一球一球が、彼女の中で音楽になって響いていく。
そして試合開始の笛。
翼の第一サーブが、ストックホルムの空を切り裂く。
その瞬間、光子の胸の中で、
「笑って前進」のメロディが静かに鳴り始めた。
――大会6日目・午後。
ストックホルムの空は今日も高く、透明だった。
白夜の太陽が傾き始めても、コートの上は明るいまま。
センターコートに立つのは、
第8シード・青柳翼(日本)。
世界ランキング10位。
3回戦からの登場だ。
観客席の一角、光子の姿があった。
胸に小さな日の丸のワッペン、手には折りたたまれたM&Yの応援タオル。
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試合開始
相手は南米の若手有望株。
強烈なフォアと粘りのラリーを得意とする選手だが、
翼の集中は初球から違った。
サーブ、リターン、ネットプレー――
どれも研ぎ澄まされていた。
コーチがコート脇で小さくうなずく。
「今の翼、ええリズムや。無駄な力がどこにも入っとらん。」
光子の視線は、ただひとりの選手を追っていた。
翼のサーブが、風を裂き、コートに突き刺さる。
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スコアボード
第1セット:6-2
第2セット:6-3
観客が立ち上がり、拍手の波。
わずか1時間半。完璧な試合運び。
ミスはわずか3本。
サーブエースは12本。
実況席が伝える。
「青柳翼、まさに危なげなし!世界10位の貫禄です!」
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光子は立ち上がって拍手を送り、
その瞬間、翼がコート越しに手を上げて小さく笑った。
まるで、「ちゃんと見とった?」とでも言うように。
光子の目尻が少し潤む。
「うん、見とったよ。
あなたの“努力の音”が、ちゃんと聞こえた。」
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試合後
インタビューで翼は笑顔を見せた。
「3回戦からの登場だったので、最初はリズムをつかむまで慎重に入りました。
でも、家族や仲間、そして…大切な人が見てくれてたので、
迷いは一瞬もなかったです。」
記者席から、「その“大切な人”とは?」の声。
翼は照れ笑いをしながら答えた。
「……みなさんご存じですよね。
世界で一番、笑いと音を愛する人です。」
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控室に戻ると、スマホに光子からメッセージ。
「お疲れさま。最高やった。
翼のプレー、全部が音楽みたいやった。」
翼は短く返す。
「ありがとう。
君が見てると思ったら、ミスできんかったわ。」
その画面を見て、コーチが笑う。
「ははっ、やっぱりな。
愛されとるやつは、ほんま強いわ。」
翼はタオルで汗を拭きながら、
静かに呟いた。
「次は4回戦。
ここからが、本当の勝負や。」
そして、ストックホルムの白夜の空に向かって、
拳をひとつ、ゆっくりと握った。
――大会7日目。
卓球競技が行われるストックホルム・オリンピックアリーナ。
朝から各国の代表選手が練習を繰り返し、会場は金属音と歓声に満ちていた。
観客席の最前列には、優子の姿。
小さな日の丸を手に、静かに目を閉じて祈る。
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男子シングルス3回戦
柳川拓実(日本) vs マシュー・レイン(南アフリカ)
拓実はシード枠として3回戦から登場。
ドローでは、中国代表とは反対側の山に入っている。
勝ち上がれば、決勝で激突する可能性がある。
試合前、コーチが短く告げた。
「焦らんでええ。最初の5点で流れをつかめ。」
拓実はラバーを撫でながら、深くうなずく。
そして、軽くラケットを叩いて呟く。
「優子、見とけよ。」
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試合開始
第1ゲーム。
サーブからの3球目攻撃。
相手のリターンを読み切り、最初の5ポイントを連取。
ピンポン玉が弾けるたび、会場の空気が締まっていく。
実況:「柳川、立ち上がり完璧です!ボールがまるで吸い込まれるよう!」
第1ゲーム 11-4。
第2ゲーム 11-6。
第3ゲーム 11-5。
――ストレート勝ち。
わずか23分。
ラリーのテンポ、リズム、間の取り方。
すべてが音楽のように整っていた。
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試合後、拓実はタオルを肩にかけ、観客席の優子を見つける。
その顔は汗に濡れながらも、少年のように無邪気だった。
優子(口パクで):「すごかった。ほんとに。」
拓実(軽く笑って):「まだまだ、これから。」
コーチが横で腕を組み、笑う。
「おう、ようやっとる。あの落ち着き、誰の影響や?」
拓実:「……そりゃ、優子の“ツッコミ訓練”ですわ。」
コーチ:「そら勝てるわ!世界一鋭いツッコミコーチやもんな!」
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ニュース速報。
「柳川拓実、日本勢第1号の4回戦進出!」
同じ頃、ホテルのラウンジでは光子と翼がスマホでその速報を見ていた。
翼が笑って呟く。
「あいつもストレートか。やっぱ双子の家族は強いな。」
光子:「うん。優子が笑っとる顔が目に浮かぶもん。」
二人は拳を合わせた。
「次は、二人ともベスト8。そこからが勝負やね。」
白夜の空は、また少しだけ明るくなった。
――試合終了直後。
ストックホルム・オリンピックアリーナの中央に立つ拓実の姿が、
スクリーンいっぱいに映し出された。
観客席は大きな拍手に包まれ、
卓球台の上には、白いボールが一つ、静かに転がっている。
アナウンサーがマイクを持って近づく。
「柳川拓実選手、見事なストレート勝ち!
まずは試合を終えた今の気持ちを教えてください!」
拓実はタオルで額の汗を拭き、少し笑って答える。
拓実:「やっぱり、オリンピックの舞台は特別ですね。
緊張もあったけど、最初の1本で“いける”って思えたんで。
今日は自分のリズムで戦えたと思います。」
「序盤から攻めの姿勢が際立っていましたね。
特に第2ゲームのチキータからの三球目攻撃、完璧でした!」
拓実:「はい、練習で何度も繰り返してきたパターンなんで、
そこをしっかり決められたのは大きかったです。
でも今日は、ひとりじゃなく“チーム”で戦えた試合でした。」
「チームで、というのは?」
拓実は、少し照れたように笑い、観客席を見上げた。
カメラがその視線を追う――そこには優子の姿。
笑顔で、小さく手を振っていた。
拓実:「……優子、ですね。
ずっと支えてくれて、
“焦らんでええ、楽しんでこい”ってLINEくれたんですよ。
だから、今日はその言葉を胸にプレーしました。
うまくいったときも、ミスしたときも、
あいつの“ツッコミ”が聞こえてくる気がして(笑)」
観客席から笑いと拍手。
優子は顔を真っ赤にしながらも、立ち上がって拍手を送る。
「素敵な関係ですね。
次は4回戦、さらに強敵との対戦になりますが?」
拓実:「はい。でも、勝っても負けても、笑顔で終わりたい。
それがうちら(優子と)の約束なんで。
次も“笑って前進”で、全力でぶつかります!」
拍手が再び広がる。
実況の声が重なる。
「日本代表・柳川拓実選手、
恋人・優子さんへの感謝とともに、
ストレート勝利で堂々の4回戦進出です!」
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その夜、ホテルのラウンジで光子がニュース映像を見ながら笑った。
光子:「やっぱり、言うと思った。拓実らしいね〜」
優子(耳まで真っ赤):「もーっ、全国放送で言わんでいいのに!」
美鈴:「でも、いいじゃない。
あんたたちの“笑って前進”、世界に届いとるよ。」
白夜の街の空に、
彼らの笑い声がゆっくりと溶けていった。
――卓球競技・第2週。
柳川拓実の快進撃は、まだ終わらなかった。
男子シングルスでのストレート勝ちに続き、
彼は男子団体戦とミックスダブルスにも出場する。
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男子団体戦
チームメンバーは、
•柳川拓実(福岡出身・M&Yファミリー)
•松浦翔真(大阪出身・ペンホルダー)
•村瀬陽一(東京出身・左シェーク攻撃型)
初戦の相手はスウェーデン。
アウェー同然の大歓声の中でも、
拓実は冷静にサーブを放つ。
団体戦のトップバッターとして、
鋭いバックハンドと切り返しで観客を魅了し、
第1試合を3-0で完勝。
松浦、村瀬も続き、日本はスウェーデンを3-1で撃破。
日本卓球団体、順当にベスト8へ進出。
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ミックスダブルス
拓実のペアは――
日向沙羅選手。
広島県出身、23歳。
小柄ながら瞬発力と判断力に優れ、
女子ダブルスでもトップクラスの実力者だ。
試合前、インタビューで彼女は笑う。
「拓実くん、あんま無理して笑わせんでね。
試合中に笑いすぎて、ラケット振れんなるけん(笑)」
拓実も返す。
「うちの家族的には、笑いが原動力なんで。
笑って勝ちましょう!」
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ミックスダブルス初戦
相手はイギリスのペア。
前衛に沙羅、後衛に拓実。
息の合ったコンビネーションでリズムを作り、
1セット目から完璧な形でポイントを重ねる。
第1ゲーム 11-6
第2ゲーム 11-8
第3ゲーム 11-7
ストレート勝ち。
会場の観客がスタンディングオベーションを送る。
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試合後のインタビューで、司会者が尋ねる。
「お二人、本当に息の合ったプレーでしたね!」
沙羅:「はい! なんか、“阿吽の呼吸”って感じで!」
拓実:「でも、優子に“沙羅さんの方が合わせやすくない?”って
ツッコまれそうで怖いです(笑)」
会場に爆笑が起こる。
優子は観客席で思わず吹き出しながら、
「拓実、あとで説教やけんね〜!!」
と小さく叫ぶ。
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男子団体、ミックスダブルス、そしてシングルス。
拓実はどの種目でも順当に勝ち上がり、ベスト8へ。
オリンピックの舞台で、
彼のスマッシュと笑いの波が、
今まさに世界を駆け巡っていた。
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光子がストックホルムのホテルのロビーで言う。
「卓球界まで笑いに染まってきたねぇ。」
優子はにっこり笑って答える。
「拓実やけんね。
笑って、打って、勝って。全部“愛のツッコミ”たい。」
――大会は日本勢の勢いそのままに、白夜の空を染めていく。
日本代表の快進撃
•サッカー:男女ともにグループ突破。決勝トーナメント進出を決め、スタンドの「ニッポン!」コールが一段と厚くなる。
•柔道:ここまでに金4・銀2・銅4。畳の上で積み上がる一本の山に、会場スクリーンの国旗が何度も跳ねた。
•競泳:決勝進出ラッシュからのメダル量産。プールサイドに流れる君が代が、選手村の夜を明るくする。
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翼・4回戦
昼下がりのセンターコート。
アナウンスが低く流れ、スタンドのざわめきが静まる。翼は視線を落とし、呼吸を整え、最初のサーブへ。
ラリーは最初から“主導”。相手の強打を早い準備のカウンターで跳ね返し、要所はネット際で仕留める。
6-3 / 6-2――ストレート勝ち。
拳を握って軽く掲げるだけの控えめなガッツポーズに、完成度の高さが滲む。
コートサイド。コテコテ大阪弁のコーチが、光子に肩を向けてニヤリ。
コーチ(大阪弁):「光子さん、今の翼は無敵やで。あの目ぇ、完全に“獲りにいく”目や。心配いらん、あとは楽しませたって。」
光子:「ありがとうございます。私も、翼が一番集中できる空気、全力でつくります。」
翼はベンチに戻り、タオルで汗を拭きながらスタンドを見上げ、口だけで「ありがとう」。
拓実・シングルス 4回戦
特設ホールは金属音と歓声の渦。
拓実は立ち上がりからサーブ→三球目→連打の基本形を徹底。相手のコース予測を一段ずらす横回転サーブで凡打を誘い、バックのチキータ→中陣ドライブが刺さる。
11-7 / 11-6 / 11-8――こちらも順当に勝利し、ベスト8進出。
タオルタイム明け、ベンチに戻る拓実の背中に、観客席の優子が小さく親指。
コーチが優子の席まで歩み寄り、深く一礼。
拓実コーチ:「優子さん、ほんまありがとう。彼が崩れそうな場面でも“戻れる場所”がある。あなたが作ってくれた安心の土台が、いちばん強い。」
優子:「いえ……私、横で“焦らんで”“笑って前進”って言ってるだけで。」
コーチ:「それが世界最強のコーチングや。技術はワシらが見る。心は、あなたが連れていく。」
拓実はコートから振り向き、二人のやり取りを見て、照れ笑い。
――オリンピック中盤。
ストックホルムの街は、日ごとに日本の国旗で染まっていった。
各競技での日本勢の快進撃
•フェンシングでは、男子フルーレ団体が劇的な逆転勝利。
キャプテンの勝利後の涙に、会場全体がスタンディングオベーション。
•女子バレーボールは、強豪ブラジルをフルセットで下し、準決勝進出。
“ニッポン、チャチャチャ”のコールがストックホルムに響く。
•バドミントンでは、男女シングルス・混合ダブルスともに安定した強さを見せ、
「シャトルの魔術師」と海外メディアが称賛。
•そして——
テニスの翼、卓球の拓実。
二人の競技も、まるで呼吸を合わせるかのように勝ち上がっていく。
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拓実の連戦
男子シングルス4回戦を終えた拓実は、
1日だけのインターバルを挟んで、
男子団体戦とミックスダブルスに再び登場。
ミックスの相方・日向沙羅とのコンビはますます息が合い、
二人の間で交わされる短いアイコンタクトだけで戦術が伝わる。
沙羅:「前詰めるよ!」
拓実:「了解、フォロー任せて!」
息の合った動きで、中国ペアをフルゲームの末に撃破。
観客席では優子が涙をぬぐいながら拍手を送る。
団体戦でも拓実は第1シングルスを任され、
安定のストレート勝ち。
日本は準決勝進出を決める。
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翼の健闘とエール
同じ時間帯、別会場では翼が4回戦を制し、ベスト8へ。
スタンドの光子と目を合わせ、拳を突き上げる。
光子も胸の前で小さく手を握り返す。
試合後の取材で翼は笑って言う。
「卓球もテニスも、うちのチームは“ダブルスマイル作戦”でいくんで。」
「拓実も優子も、どっちも笑顔で勝つのが理想っすね。」
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ストックホルムの夜
ホテルのロビーで光子と優子、拓実、翼、コーチ陣が集まる。
テーブルの上にはスウェーデン名物のシナモンロールとハーブティー。
翼:「フェンシングもバレーもすごかったね。」
優子:「あの団体の一体感、見てて鳥肌立ったもん。」
拓実:「ほんまやな。俺らも“チームジャパン”で笑顔つなげよう。」
光子:「笑いと勝利のハイブリッド。これが日本代表やね。」
全員が笑い、肩を叩き合う。
その瞬間、記者が偶然通りかかり、
「この笑顔、金メダル級」とSNSに投稿。
数時間後には世界で数百万の“いいね”がついた。
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次はいよいよ準々決勝。
金メダルへ——
白夜の街に、再び笑いと希望の光が燃え始めた。




