第24話
「本当に平等な世界を望むのであれば、世界法を廃止し、存在しないものにしてしまえばいい。 その方がもっといい。世界法が完全に破壊されれば、現実に存在する衆生は、世界法によって制限されていたことなく、自分の力を増大させることができるのだから」。
「それとも、あなた方高次の存在は、他の存在と対等でありたくないのですか?
「もちろん、あなたは自分が優れていると感じるでしょう。だから、他の世界を自由に操ることができる法則を確立したのです。人間を使徒とし、その肉体の所有権を持つことができます。そうすれば、たとえその人間が無限の力を持っていたとしても、その肉体を好きなように使うことができる』。
ヴァジリオは5分間、魔神にしか聞こえない苦い言葉を話し続けた。
その言葉そのものが、ヴァジリオの負のエネルギーから生み出された感情の発露のようだった。
ヴァジリオの言葉のすべてを見聞きしていた魔神は、ショックを受けたように大きく目を見開いた。そして
「はははは......興味津々、興味津々......まさか人間どもが我々の真意に気づく日が来ようとは......」。
魔神は大声で笑い、大きな音を立て、空気の波がレッドゾーンの森全体に伝わった。
「その通り、あなたの言葉は、私たち神々の意図を如実に物語っている。あなたのような存在がこの世にいることに気づく前であれば、私はあなたを使徒に選んだでしょう」。
魔神の言葉を聞いたヴァジリオは、嘲笑うように大きく鼻を鳴らし、言った:
「お前のような神がいるとは思わなかった。
「そうだ、君が私の使徒になることで、君は豊かな力を得ることができる。
魔神は、その表情が物語るように、確固たる、そして非常に強い意志を持って、ヴァジリオにお願いをした。
神々は自由に使徒を選び、その礎とすることができるが、すでに使徒を定めた神々は、使徒が死に、使徒の神が使徒を守ろうとしない限り、その契りを解くことはできない。
「つまり、あなたは今の使徒を殺して、私を新しい使徒にしたいのですか?
ヴァジリオは、まるで「世界平等法」の仕組みを理解しているかのように、そう質問した。
「その通り、あなたは新しい世界法を完全に理解しているようだ。すでに理解しているのなら、わざわざ説明する必要はないのだから。
「私の使徒になる気はあるのか?
バシリオは笑いをこらえているような、あるいは感情をこらえているような、不思議な顔をした。
「そんなことないよ、僕は前の人の使徒になりたいなんて安っぽい人間じゃない。それに、加護がなくても、おべっか使いのお前たち(神々)よりはずっと強いよ」。
そう言ってヴァジリオは、ここ数週間溜め込んでいた思いを吐き出すように大声で笑った。




