花束
花が好きで、花言葉も大好きで。
家に帰ると君はいなかった。綺麗にラッピングされた15本の黒いチューリップの花束だけが、テーブルに置かれていた。
…無理だよ。無理に決まってるじゃん、そんな。
君以外の誰かがくれる花束に、君の時と同じように反応するなんてできない。笑えない。恰好だって付けられない。
君がいつ帰ってきてもいいように、メッセージを受け取ってくれるように、メモ帳にカモミールの絵を描いてテーブルに置いた。そしてドアの鍵はかけずに外へ飛び出した。
超短編ですね。
花が好きで、花言葉も大好きで。
家に帰ると君はいなかった。綺麗にラッピングされた15本の黒いチューリップの花束だけが、テーブルに置かれていた。
…無理だよ。無理に決まってるじゃん、そんな。
君以外の誰かがくれる花束に、君の時と同じように反応するなんてできない。笑えない。恰好だって付けられない。
君がいつ帰ってきてもいいように、メッセージを受け取ってくれるように、メモ帳にカモミールの絵を描いてテーブルに置いた。そしてドアの鍵はかけずに外へ飛び出した。
超短編ですね。
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