きみの背中を見せないで
小牧彩夢(こまきあやめ)は、青春のすべてを陸上に捧げていた。――そうでもしないと、到底勝てない人がいるから。それも、よりによって同じ部活、同じ長距離選手の同級生。
大会どころか普段の練習でさえ、彩夢はその同級生――丸森さくらに一度も勝てたことがない。だから一度でいい、高校生の間に大会であの人を打ち破る。そうじゃないと、ライバルとすら見てもらえない。大きな背中を見て走るのはそろそろ終わり。
「きみはきみの、わたしはわたしのやり方で頑張って――その上でわたしは、きみを超える」
青春の大舞台、高校総体で彼女たちはぶつかる。高校ラストシーズン、覚悟を決めた陸上少女の行方は。
大会どころか普段の練習でさえ、彩夢はその同級生――丸森さくらに一度も勝てたことがない。だから一度でいい、高校生の間に大会であの人を打ち破る。そうじゃないと、ライバルとすら見てもらえない。大きな背中を見て走るのはそろそろ終わり。
「きみはきみの、わたしはわたしのやり方で頑張って――その上でわたしは、きみを超える」
青春の大舞台、高校総体で彼女たちはぶつかる。高校ラストシーズン、覚悟を決めた陸上少女の行方は。
1.大好きで大嫌いなきみの。
2021/04/05 19:06
(改)
2.心底楽しげに走るきみの。
2021/04/05 21:01
(改)
3.その熱視線は本来きみの。
2021/04/06 20:03
(改)
4.きみを追い続けた4年間。
2021/04/06 22:15
(改)
5.きみの背中はもう見えない。
2021/04/07 19:04
(改)
5.5,こんなの、あたしじゃない。
2021/04/07 21:06
(改)
6.この想いをきみに繋げる。
2021/04/08 19:05
(改)
7.きみの友達になりたい。
2021/04/09 19:02
(改)
8.きみはこの先どこへ行くの。
2021/04/10 19:11
(改)
9.きみの背中を見せないで。
2021/04/11 20:12
(改)
10.きみが最後にくれたもの。
2021/04/12 20:02
(改)
11.エピローグ:肩を並べてきみと。
2021/04/13 20:06
(改)