ど、どうか、
「お連れしました、国王陛下」
こ、の人が国王様、THE.国王って感じ、王妃を溺愛してるように見えないんだけど、
「お主が聖女召喚に巻き込まれた子だな?」
おぉ、声もTHE.国王って感じだわぁ、
「お主の用件はなんだ?」
あ、そっか、そうだった!すっかり目的を忘れるところだった、危ない、
「騎士になりたいのです。」
「ほぉ、理由を聞かせてくれるか」
まぁ、そう来るよね、
「わかりました、私の両親は私が幼い頃に事故で亡くなりました。誰も私を引き取りませんでした。でも師匠は違いました。師匠はとても優しい人で色々な事を教えてくれました。剣術も体術など色々。師匠はいつも『その力を自分の為に使うな、人を助ける為に使え。』ってだからです。でも、そんな師匠が子供を庇って亡くなったんです。家族同然だったので、でも偶然、」
「アカリ殿に会ったのだな」
「はい、そうです。」
「アカリ殿とはどういう関係か?」
やっぱり気になるよね、
「腐れ縁みたいな感でしょうか、でもあいつは私に全部責任とかを押し付けてくるんです。私は悪くないみたいな、それで私が責任おって、私は違うって言ってるのに、皆聞く耳を持たずに。国王様!あいつには気を付けた方がいいです!男に貢いでもらってるので!王子達が危ないです!」
「お主は優しいな」
え?なんで、
「俺の息子達は大丈夫だ、あ。でもケインは、もうほだされてるな、まぁ、あいつは国王になる権利が無いし、」
「ケインとは?」
「第1王子だ」
あぁ、キモいセリフ言ってたあの、でも国王になる権利が無いって?どういう事?
「何故、権利が無いの?って顔だな」
え!ばれた、
「あいつも責任を人に押し付けるのだ、国王の素質が無いという事だ」
まぁ、ある意味お似合いだなぁ
「まぁ、ある意味お似合いって感じだな、人に迷惑がかからなければ勝手にしてもらっていいのだが、」
絶対迷惑かけるでしょ、
「話を戻すが騎士になってもいいぞ」
え!本当に!やった!