Mission2-1 秘密の会議
駄作です。
すいません。
あと短いです。
本当にすいません。
「我々が求めているのは、どんな困難にも恐がらずに立ち向かい、そして乗り越えていける人材である。落ち零れなど必要ない」
「ええ。その為にも、彼等には勝って貰わねばならない。私達の理想とする学園が現実のものとなるのも、そう遠くないでしょう」
此処は、私立花の木学園の第一会議室である。
学園長と教師達が一斉に集まるこの会議は、月に一度だけ行われる、最重要会議だ。
議題は矢張り、あの殺し合いについて。
彼等はこの会議で生徒会のメンバーを決め、後は全てを任せるつもりだった。
そしてこの学園において超エリートと呼ばれる者達を集めた生徒会の権力は絶対で、学園で生き残れるのは生徒会のみ、とした。
しかし、彼等は一つだけ大きなミスを犯した。
其れが、千景と晴輝と云う存在を入学させてしまった事。
そして、二人を生徒会と戦わせてしまった事である。
だから、彼等は生徒会のメンバーを捨てた。
後は千景と晴輝に駒になってもらい、何としてでも、望みを叶えてもらえれば、其れで終わりだ。
彼等の計画に狂いは無い……筈である。
◇◇◇
「……だそうです。晴輝さん」
「よくぞまあ、此処まで大掛かりなことを為たと思いませんか?千景さん」
「そうですね。私達には全て筒抜けだというのに」
二人は今、屋敷の大広間で紅茶を飲んでいる。
偶々、戸棚にダージリンティーのティーバッグが入っており、食器棚には御丁寧にティーカップまで準備されていたからだ。
勿論、事前に前原と西村に取り付けておいた盗聴器で、教師達の会話はしっかりと聞いている。
忘れないでいて欲しいのだが、二人は今中学一年生である。
と云うより、ついさっき中学一年生になったばかりである。
「まあ一応、生徒会からも情報は聞き出せた訳だし?」
そう言いながら千景はニヤリと不敵な笑みを浮かべ、赤く染まった釘を空中に放り投げた。
そしてその釘を、晴輝がキャッチする。
晴輝が釘をキャッチしたのと反対側の手にはトンカチが握られている。
周囲の生徒会の人間の手も、釘と同じくらい真っ赤に染まっていた。
其れはまあ、恐ろしい光景である。
諄いようだが重要なことなのでもう一度言う。
二人は中学一年生である。
「取り敢えず、此処から脱出為ないといけないわけだから……多分、向こうも其れを想定している」
「そーね。でも多分、此方から向こうに情報が伝わる原因って、無線か何かだと思う。電波妨害とハッキングなら、私にだって基本的な知識はある」
千晴は一旦言葉を切ると、晴輝を見つめる。
その時、ほんの一瞬だけ、微かに二人は頷き合った。
「じゃあ、其れに関しては任せたよ、千景。僕は出口を探すから。一つだけ言っておくけど、邪魔はしないでよ?」
「判ってるよ」
◇◇◇
千晴が向かったのはコンピュータールームではなく、明梨の部屋だった。
引き出しをそっと開けると、其処には一冊の日記帳が置かれている。
○月×日
準備は万端。後、必要なのは協力者。
此処までは何とか、私だけでも進められた。
でも、もう限界に近い。
存在を消されるのだって、そう遠い話ではない。
一年生にかける。此れが、私に最期に1つだけできることだから。
○月△日
一年生は有望。私の威圧にも屈しなかった。
御願いだから、此の腐った学園を、元の姿に戻して……。
○月♤日
殺される。
犯人は
日記帳は其処で終わっていた。
頁を破り取られた後が残っているため、犯人が自分の痕跡を消そうとしたのだろう。
「矢張り彼女はあの時殺害された……。でも、何故遺体が見付からない?」
千景は暫く部屋の中で考え込んだ。
そして、突然後ろを向き、何かを蹴り上げた。
ゴンッという鈍い音と共に、何かが床に倒れる音がした。
「私、背後は得意なのよね。どれだけ気配消せたと思っても、私には通用しないから」
千晴はそう言って、口の端を吊り上げる。
だが、次の瞬間、表情が一転した。
相手の服を見て、険しい表情を浮かべる。
「流石、観察力は人一倍あるようだ。だが、貴方の悪いところは……」
「……っ!!!」
「そういうところです、千景さん」




