8.こんにゃく
そろそろ戦う場面を!と思ってますからね!
それから俺はサーペントと共に、森の中を歩き回り他の仲間を作る方法を話しあい、仲間を作りながら森を歩いていた。
「なあカナラ。お主のようにモンスターの転成者は、初めて見たぞ。わしよりも強くなるじゃろう。」
「何故モンスターの転成者だと強くなるんだ師匠?」
俺は色々教えてもらうのでサーペントから師匠に呼び方を変えた。
「それはな、モンスターと人族のちがいじゃ。人族は進化しにくいが、モンスターは、進化しやすいしLVもいっぱい上がるのじゃ。」
「てことは...あのじじぃより強くなるのか?」
「あのじじぃとは誰じゃ?」
「俺のおじいちゃん。名前は確か...駆ける?」
「ああ!疾風の冒険者駆けるか?強いぞ!わしよりもな!でもお前はもっと上を行く!わしが言うんじゃから間違いないじゃろう!」
師匠より強いのか...想像できるわ...
俺はドラゴンに立ち向かうじじぃを想像した。怖えーー
いつでもあのじじぃは怖いな!
「カナラを喋れるようにしてやろう!」
「おいできんのかよ!最初にやってくれよ!」
念話は地味にMP使うんだぞ。
「これを食べろ!」
いきなりこんにゃくを渡された。
え!?!?
ここにもこんにゃくあんの?
「それを食べれば何故だか知らんが、喋れるようになるのだ。」
RPGの世界観ぶち壊しすぎだろ。どこぞの神め!
それ完全に「◯◯◯◯こんにゃく」だろ!
俺が怒っていると師匠が話しかけて来た。
「これを作ったやつも転成者だぞ」
そっちか!よほどアニメが好きだったんだな。
「こんにゃくは嫌いか?」
「いや好きだけどさぁ...」
もちろん好きだよ...でも
「じゃあ食べろ!」
師匠が無理やり食べさせて来た。
もう食べよう!ばくっ...
うめぇ!今まで変なもんばっか食って来たもんな...涙出るわ!
「こんにゃくありがとう...」
「なんじゃ!喋れたではないか。こんにゃくとは、なんじゃ?」
そっか。念話じゃないからか!
念話は、変換されるってことね。
便利便利。
「まあなんでもないよ!そろそろ暗くなって来たから何処かいこう。」
「おう。わしの家があるからくるか?」
もちろん行くだろう!帰るところも無いんだし...俺のパソコン。今頃どうなって居るのだろうか?
「もちろん!」
俺と師匠は、その家に向かって行こうとする。
それが起きたのは突然だった。
「蹴散らせ!業火の雷!」
それは間違いなく、日本人の声だった。
なぜなら普段よく聞いていた日本語だったからだ。