表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ

勢いで書いてしまいました。。。

フツーの、ごく普通なのが書きたかったんです。

お付き合いしてやってください。


『我ら一族、喜んで王の子らに仕えましょう。時には剣となり、時には盾となり、時には良き友となりて、永遠の時を共にしましょう。』



これは、我が国の建国物語の有名な一節だ。

国中の人が知っている。私だってこの言葉を、幾度となく噛み締めてきた。


どういうことかっていうと…


建国王の良き友であり優れた武将として、死ぬまで忠実に仕えた勇将・ペンドラゴン。

彼が、建国王レオニスが戴冠した時に誓った言葉だ。


そして、私達ペンドラゴン侯爵家が、『王の剣』と呼ばれる所以ゆえんだ。

当主以外のペンドラゴンの子は、王の血を引く者が産まれた時に、その人と神前誓約を結んで、一生仕える。

そのために、本家分家関係なく、分家の子は本家の養子となって、本家で戦闘訓練を受ける。

性別に関わらず、だ。


しかし、神前誓約を結ぶ際に、厳しい決まりがある。


一つ、ペンドラゴンの子は、王立学院アカデミー在学中の者またはその他学生であってはならない。

一つ、王家すなわち国王とその子供らと誓約を結ぶのはペンドラゴン本家の者でなければならない。


特に最後が案外厄介で、王が子沢山ならこっちも大変なのだ。


その様々な決まりを満たしていたのが15年前の私で、その時に第四王子ミカイルは産まれた。


つまり私は、第四王子ミカイル殿下の『剣』となった。


……当時まだ、8歳だったにもかかわらず。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ