004 プロローグ 4
短いです。
飛ばしてくれても構いません。
追記 7月26日 加筆 改稿
―――今日という日も、いつもと変わらない日になるはずだった。しかし、無常にも現実は何一つ許してはくれなかった。
とまー、そんな馬鹿げた事を考えながら、今日も登校していました。はい。
―――大丈夫だ、厨二病の自覚はある。と言うか、ただのおふざけです。
「あー、異世界に転生したーい」
「もうっ! 何バカな事言っているのよ! 早く行くよ」
「へいへい、分かりましたよ」
あっ、今の母親みたいな台詞を言ってるのは、一応幼馴染の夏川 有佳利。
容姿は良く、学校中でも1,2を争うほどらしいのだ(友人談)。
昔、武術を嗜んでいた所為か、めっぽう強い。その為、悪漢らを悉く倒してしまうほどで、女子から「お姉さま」と呼ばれるほどだ(本人は嫌がってる)。
と言うか、その力で僕に暴力を振るうのは止めていただきたい。ったく、今時暴力系ヒロインは流行らないのにな。
あ、俺は柊 昴っていうのだ。あー、ほんと幼馴染っていうのは面倒くさいなー。
一般ピーポーである俺の事なんてほっとけばいいものを―――やれやれ。
あーあ、本当に何か起こらないかな。
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「ねぇ! もう帰るよ! あんたって、起こさないと家に帰ってこないでしょ!」
何をふざけたことを言って―――あ、はい。一度、一晩中学校で寝ていた経験があるのは俺です。
「う~ん? うん、もう帰るの? ふわぁ~、大体授業中寝ていたから時間の感覚ねぇーな」
「もう! 今度の試験どうするのよっ! もうすぐだよ」
「はっ。いつもどおーり、家で勉強するさ。まぁそれで、まぁまぁな順位を出しているからいいだろ?」
「もう、分かったわよ。じゃあ、今日の授業で取ったノートでも見る?」
「おう。いつも済まないな、有佳利」
いやー、やっぱ幼馴染って、ちょー便利だわ~。
―――よし、今日も家帰って、勉強して、寝るか。
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「で、昴はさ。進路、如何するの?」
「うん、進路? あーー、如何するのか」
「如何するか……もう高2なんだよ?」
「うーん。……じゃあ、有佳利と同じ大学に進学でいいや」
「むう。じゃあ、って何よ。じゃあって」
訂正、やっぱり幼馴染は面倒くさい。あー、如何すっかな。ニートは流石にマズイしなー。
―――てか、あのトラック突っ込んで来ていないか?
ちょいちょい、こっちに突っ込んで来てるじゃん!
居眠りか、それとも酒か―――って、こんな事考えている暇ないじゃん。
ちっ、アクセルを思いっ切り踏んでるのか、速い。くそっ、有佳利が気付いてねぇ。
「おい、避けろっ! 有佳利!」
「えっ?」
そう言って、俺は有佳利を道路側に突き飛ばした。まぁ、ここまで良かったのだが。
まぁ、やっぱり、トラックのスピードは止まることなく、俺のところにトラックは突っこんで来た。
ああ、俺はこれで終わりなのかなぁ。
それでも、最後に考えたのはやっぱり―――
「異世界に転生したいなぁ………」
だった。
昴君は脱力系男子ですね。
昴君が異世界転生に興味があるのは、そういう系のラノベが好きだからです。
実際、異世界「召喚」されるときはトラックに突っ込まれた瞬間、魔法陣で飛ばされるんです。
て事で、無事?異世界に転生しました!
次回はキャラ設定です。
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次回は明日、明後日に投稿します!






