【1つの種目に集中させるよりも……】
陸上の
リレー種目を見ていて感じたことの1つとしまして
日本の選手。
(……線が細いですね……)
体質
と言う面も考慮に入れないとならないことは
重々承知しているのでありますが
それにしても
(……線が細いですね……)
陸上競技。
とりわけ走る種目に見られました傾向としまして
チェックされるのが体重だけ。
とにかく軽くすることが『善』であり、
体重が重くなることは『悪』
と捉えられる傾向が
本来育ち盛りであります
中学とか
高校での
陸上競技ではありまして
その時は勝てるのかもしれませんが
海外の選手と対戦するレベルにまで到達し、
特にオープンレーンで争うことになります
トラック競技のコース取りに負けてしまう。
(強風にあおられて内側を走ってしまい失格
となられたかたもいらっしゃいましたね……。)
かと言いまして
中学年代から
バーベルを用いた筋力トレーニングを行ってしまいますと
理由はよくわかりませんが
実際。私の同級生にも居たのでありますが
その身長で留まることになってしまう……。
(オランダの名門サッカークラブですと
14歳からですかね……。
本格的なトレーニングを始めるのは。
それまではサッカーで。
そうしないと
…と言うことがあってのことだと思われます。)
どうすれば
身長の伸びを止めること無く
身体を作ることが出来るのか?
を考えていきますと
1つの種目に集中させない
になると思われます。
小中学生段階の
陸上競技大会となりますと
種目ごとは
もちろんあるのでありますが
掛持ち
と言う方法もございますが
短距離に中距離(小学生ですと長距離になりますか)。
幅跳びに高跳び。
ハードル。
更にはソフトボール投げ
をポイント化しまして
総合的な能力が評価されて
と言う種目
と言うモノが
実は無くて
中には
掛持ちすら許されていない大会も存在しております。
となりますと
いきおい選手は
得意種目だけを練習することになりますし、
参加する以上
勝たなければ面白くありませんので
今。勝利を修めるための
最善手は
を模索していきますと
(……体重を軽くすること)
になりまして
その時の成功体験をベースにしまして
その後も競技に打ち込み続けた結果
2メートル近い身長に100キロ近い体重を持つにも関わらず
170センチの動きが出来るアスリートと
相対しました時……。
本来、190センチ近い身長に100キロ近い体重でありながら
170センチの動きが出来る日本人。
と言うモノは存在しております。
存在しているのでありますが
少なくとも
小中学生年代で
彼らのような
体重を軽くすることの出来ない選手が
輝きを放つことの出来る場所を
陸上競技場の中で見出すことは
どちらかと言いますと
ヒトの目には触れにくい
投擲種目に限定されてしまう。
当然。
それだけでは勿体ないと
ほかのスポーツからの誘いを受け、
野球ですと四番打者とか
サッカーですと点取り屋。
バスケですとダンクにリバウンド。
相撲ですとグランドチャンピオン。
と言いました
スポットライトの当たる場所での活躍が約束されている。
となりましたら
そちらのスポーツに向かうことになるのが
自然な流れと言うモノでありましょう。
それでは世界に勝つことは出来ません。
せっかく
十種競技覇者をキング・オブ・アスリート。
七種競技優勝者をクイーン・オブ・アスリート。
と称しているのでありますので
時間の制約とかあるとは思われますが
総合的な能力で争うことの出来る種目を
小学生年代から準備しておくことが
20代に入ってから必要となる人材を確保する上でも
大事になって来ることなのかもしれませんね……。