表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

転生

僕の名前は「オリバー」、ニックネームは「ノル」。

そしてファミリーネームは「カンザキ」。アメリカ人と日本人の血を持つハーフさ。


オリバーはラテン語で「オリーブ」、日本語だと「橄欖かんらん」って言うのかな?

日本人で朝早く起きてる人ならよく聞くでしょ?そう、あのイケメンさんが使ってる原料さ。

まぁこれだけ聞くとただの調味料に聞こえるかもしれないけど、

西洋では平和を象徴する物なんだ。

日本でも鳩が平和の象徴としてあるし、似たようなもんさ。


とりあえず、自己紹介も終わったところで状況説明をさせてもらおうかな。


僕はバンドをやっていてね、いつもよりちょっと大きい会場でライブを行った後に

メンバー達と打ち上げとして行きつけの店を貸し切ってパーティをやったんだ。


そして、誤って道路に飛び出してしまった僕はタクシーにはねられた。


視界が赤く染まっていく中、”死”という言葉が咄嗟に浮かんだ。

酔っていたせいかは分からないけど、恐怖という感情は無かった。

でも後悔はした、もっと生きたかったとも思った。

だけど何となく”死ぬ”って感じがして、素直に受け入れようと思った。


僕が心から尊敬するバンド、「Slipknot」のリーダー「ショーン・クラウン」はこう言った。


「 俺は全てのショーがまるで最後のショーかのように扱う。

  全てのショーは俺たちのラスト・ショーになりかねないと言いながらやってきたんだ。 」


この言葉を聞いて、僕は生きる上でいつでもラストを飾れる生き方をしたいと思っていた。

でも、言葉ってのは聞くだけは簡単で、実行するのは難しいね。

ちょっとの不注意で僕はその言葉を実行する事が出来なくなっちゃったよ。


…そして、ついには視界は真っ黒になった。


ここで僕の人生は幕を閉じたと思った、だけど次に目を覚ますと、僕は奇妙な空間にいた。

どこを見渡しても真っ白な空間。まるでメン・イン・ブラックの記憶なんちゃら装置の部屋みたいだ。


一瞬、ここが天国なのかと思ったが、どうもメルヘンな感じではないらしい。

なんとなく作られた感が漂っている。…僕は少し辺りを調べてみる事にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ