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恐怖の調理実習・前半

今回は5ヶ月ぶりですね…いつ終わるのかヤン囲2


第6話「恐怖の調理実習」



「なあ、総司…誰がこの惨劇を予想できただろうか」

僕たちの目の前には真っ赤な液体が広がっている

床には真っ赤に染まった包丁

うつぶせに倒れているルル

「多分僕だけ」

「なら最初に止めろよ!」

「止めたって!みんなが無視したんだろ?!」

何があったか話すより今この現状の説明をした方が早いので説明をする

真っ赤な液体はイチゴのソース

真っ赤に染まった包丁はイチゴのせい

ルルは足を滑らせただけ

別に殺人事件が起きたわけではない

ただ、問題なのはそこじゃない

この現場にはまだ気になる点というか問題点というか…それが存在している

「誰がイチゴのデザート作ってたらゴーレムが精製されるって思うんだよ?!」

僕がしただろ?!と返したいところだけど、普通しません

つまりはそういうことで

もう逃げてしまったが、とあるお茶目な妖精さんがイチゴのケーキを作って見たらゴーレムができたのだ

わけがわからないと思うけど、実はこれよくあることだったりする

料理ができない種族がいるけど、それにはこういう理由があるってことだ

ただ、今回は妖精ということで、そういうことがわかっていなかった

だからみんな油断してた

お茶目な妖精さんいわく「私は料理が上手すぎて作りたいものが作れない」らしいが、弁解の余地はないだろう

「みなさーん。落ち着いてくださーい。先生がなんとかしますからー」

生物のことから料理のことまでなんでも教える担任の先生、オイル先生がみんなの前に立った

「あれ、先生って確か竜種じゃなかったか?」

誰かのつぶやきにみんなが反応し先生を止めた

「なんで止めるんですかー!」

ゴーレムより被害が大きくなる可能性が高すぎるからだ

そんなことは言えないけど

「さて、あのゴーレムのことだ。今は動かないけどいつ動くかわからない。どうしたものか」

クラス内で唯一のメガネであるメガネエルフこと、ネガが本題を切り出した

「ゴーレムは普通、精製者が目的を持って作り出すものであり、その目的のために動く。目的を持たないゴーレムは止まっていても暴走状態ということだ。何が起こるかわからない」

そう言いながら魔道書を取り出してペラペラとページをめくっている

「暴走ゴーレムの対対処法は精製魔術のゴーレムのページに書いてあった。まず、拘束魔法で相手の動きを止める」

魔道書のページが光った

「動きを止めろ!拘束魔法バインド!」

魔道書の光ったページからゴーレムへ光の鎖が飛んでった

その鎖がゴーレムをぐるぐる巻きにした

「このすきに熱魔法と冷却魔法を唱えるんだ!」

「俺たちに任せろ!アイス!」

「いくぞフレア!」

エルフコンビのフレアとアイスが熱魔法と冷却魔法を同時に放った

「これで暴走は止まりコアが出てくるはずだ。そのコアはすぐに破壊だ」

「任せなさい!」

そして前に出てくるオイル先生

「ちょっ?!誰か止めろ!」

「すまん!」

「早く防御魔法使ってくれ!」

「そんな早く詠唱できないわよ!」

「くるわよ!」

「どらごんぶれすー!」


その後、こんがりと焼けた教室の掃除をさせられた

いや、これ僕たち全く悪くないよね

読んでくださった方に感謝を!待ってくださっていた方にそれを超える感謝を!

相変わらず更新が不定期すぎる私ですが、今回も前後編です…頑張ります

新作の予定も結局無いのでヤン囲2をひたすら書いてます

今回はオイル先生が少し活躍する予定…ですが、さてどうなることやら


感想等いただけると大変喜びます!次回更新は未定ですがそれでも待ってくださるあなたは神だ!

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