星勇斗の冒険 5
渋谷ダンジョン第十層を突破し、第十一層へと進むことができるようになった勇斗と梓。
二桁層以降のダンジョンはそれまでのものとは難易度が大きく変わってくる。第十層を突破することができる探索者だ。MOBとの遭遇を避ければ戦闘力がなくとも進むことができたそれまでとは決定的に異なっている。『戦闘力がある探索者しか居ない』。
故に、ダンジョンもまた相応の難易度になっている。
本当の『探索』はここから始まる。
そして、勇斗と梓は今――
「ひぃいいいいん! もうやめさせてぇえええええ!」
「甘えるな! 梓! もう一回!」
「うぇえええええん! 勇斗くんの鬼ぃいいいいい!」
訓練場に居た。
探索より先にするべきことがあったからである。
*
一般的に魔法とは『切り札』である。
高位の探索者ともなれば素の魔力量も回復手段もある。惜しむことなく魔法を使うことができる。
しかし、第十層を突破したばかりの探索者の魔法なんて何回か使えばそれで終わりだ。絶大な効果をもたらす代わりに回数制限のある『切り札』。それが魔法である。
そんな切り札を無駄遣いするわけにはいかない。だから、魔法を覚えた者はまず『魔法を無駄にしない訓練』を行うことになる。回数制限のある魔法を外したりすれば目も当てられない。『狙った場所に当てられるように』というのは参加義務のある初心者向けの講習においても強く教えられていることである。
あるのだが……にも関わらず、梓はノーコンだった。あまりにも魔法を当てるのが苦手な魔術師。魔法の制御がお粗末にも過ぎる、いつフレンドリーファイアをしてもおかしくない、【ヒール】を撃てば味方より先に敵に当てる、信じられないほどに魔法の扱いが不得意な探索者だ。
それでも梓がやってこれたのは彼女の持つユニークスキル【無尽】があるから。体力も魔力も尽きることがないという異常なスキル。不条理を体現することの多いユニークスキルの中でも類稀な理不尽。この世界の原則を踏み倒す無法のギフト。
だから梓はリソースもコストも気にせず際限なく無駄撃ちすることができる。『切り札』が『切り札』ではない。何も惜しむ必要はない。
梓には回数制限なんてないのだ。当たるまで撃てばいい。『数撃ちゃ当たる』を実行できる。
『大切な一発』なんて概念は梓にはない。一発の精度を高めなくてもなんとかなる。なってしまう。
だが、勇斗からすれば。
「いや、そのままでいいわけないだろ。努力しろ」
その努力を怠っても死ぬわけじゃないかもしれない。他の探索者がその努力を怠らないようにするのは魔法が『切り札』だから。自らの、そしてパーティーメンバーの命が懸かっているから。
梓には【無尽】がある。無限にコンティニューすることができる。だから、努力を怠っている。致命的な失敗に繋がらないのだから、努力を怠っても直ちに大きな問題にはならない。そういう考え方もできる。
だが、勇斗の考え方は違った。
「梓。逆に考えろ。『だから訓練するんだ』。普通の探索者はそう何度も魔法を使えない。訓練することだって難しいんだ。でも、梓は違う。なんたって魔力が尽きないんだから。体力も尽きない。なら、無限に訓練することができるってことだろ?」
「こ、精神は……?」
「? 確かに魔力が尽きると精神がキツくなってくるが……梓にはないだろ? それ」
「精神がキツくなるのって魔力が尽きることだけが理由じゃないと思うんだけど!?」
しかし、勇斗は梓を甘やかすつもりなんてなかった。確かに梓には無尽蔵の魔力がある。あるが――どう考えてもフレンドリーファイアしかねないほど魔法制御に不安がある魔術師とかダメに決まってんだろ。危険過ぎる。無限の魔力があるんならいくらでも訓練できるだろうが。そこまで精密な制御ができなくてもいいからせめて敵と味方の区別くらいできるようになれ。オーガに流れ弾当てたのもう忘れたのか? そのせいで死にかけたヤツも居るんだが? なぁ、梓? 沢木梓。今度こそ人殺しになる気か? 今度こそ俺を殺す気か? ……反省って、知ってるか?
「……ひっく……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさいぃ……」
梓は泣いた。
それを見て勇斗は言い過ぎたと思――うことはなく冷静に「逃げるな。泣いて謝ったところでどうにもならないだろ」と言い放つ。泣いて謝ってその場を濁そうとするなんて許さない。『訓練します』という言質を取るまで逃がすつもりはなかった。
梓は泣いた。
言質は取られた。
*
とは言ったものの、訓練所で無限に魔法を撃ち続けるというのは現実的ではない。
勇斗も梓も学生だ。無限に時間があるわけでもない。ダンジョンに潜ることができる時間は限られている。
そもそも、訓練所でずっと魔法の練習をし続けたなら梓がユニークスキルの保持者であることが露見する可能性もある。何か察せられてもおかしくはない。
そこで勇斗が提案した訓練法は。
「【ヒール】ならどこでだって使えるだろ?」
【ヒール】トレーニング。ヒーラーには必須とされるトレーニングで、その内容は単純明快。【ヒール】を制御するだけだ。
【ヒール】は使った瞬間癒やしたいと思った対象を自動的に癒やす魔法ではない。きちんと狙って当てなければ対象を癒やすことはできない魔法だ。
【ヒール】と唱えれば球のような形状の光が手元に現れる。それを『撃つ』のが【ヒール】の最も汎用的な使い方だ。
アタッカーの魔術師とヒーラー。より精密な魔法制御が要求されるのはどちらだろうか? MOBに当てずに味方に当てるか、味方に当てずにMOBに当てるかの違いだが……一般的には、ヒーラーの方がより精密な魔法制御を要求される。MOBも決して動かない的ではないのだが、MOBに攻撃するために動き回る近接職よりはマシだ。ちなみに最も回復魔法を当てにくい近接職ランキング(有志調べ)第一位は回避盾、避けタンクである。MOBのヘイトを一手に引き受けながらMOBの攻撃を避けて躱す役割だが……立ち位置が目まぐるしく変わることも多く、非常に当てにくいとされている。が、それでも『百発百中』が要求されるのがヒーラーという役割である。
それだから魔法制御の訓練に【ヒール】トレーニングを選択することは決して非効率的なものではない。むしろ非常に効果的な訓練法である、が……この訓練法には人気がない。理由はこれまた単純明快。『キツい』からだ。
【ヒール】トレーニングの肝は『どこでもできる』ことにある。場所を選ばない。ダンジョン外、訓練所外であってもできることこそが最も大きな利点である。ダンジョン外での魔法を制限されるような探索者になるまでは場所も時間も選ぶことなくいつでもどこでもできる訓練法、それが【ヒール】トレーニングだ。
しかし、それは逆を言えば『気が休まる暇がない』とも言える。ダンジョン外では魔法の効力は弱い。魔法の制御もダンジョン内よりも難しいものとなる。それでも魔法だ。使えば魔力は削がれるし――魔力がなくなればそのぶん気力も削がれていく。精神的に衰弱する。魔法の制御なんていうそれまでに使ったことのない脳の部分を使う作業を延々と繰り返す……これを完璧にできるようになればヒーラーとして一人前と言ってもいいのかもしれないが、完璧にできるようになる前に気が挫ける者も非常に多い。それが【ヒール】トレーニングであり、アタッカーの魔術師がヒーラーに尊敬の念を抱きがちな一因である。
もちろん【ヒール】もそう何度も使える魔法ではない。初心者であれば何回か使えばそれだけで魔力が尽きてしまう。魔力が尽きるということはそれだけで非常に苦しいものだが……魔力が回復すればまた【ヒール】を使って訓練する。その繰り返しだ。
梓には『魔力が尽きる』という現象は起こらない。故に『いつでもどこでも』が彼女の場合は誇張なしの表現となる。就寝時以外すべての時間を訓練に利用することが可能だ。体力も魔力も尽きない梓にはうってつけの訓練法と言えるだろう。
ただひとつ問題があるとするならば。
「ゆーとくん……ゆーとくん……」
【ヒール】トレーニング開始翌日。勇斗と再会した梓は【ヒール】の光球をふよふよと漂わせながらふらふらと勇斗へと近寄り、ふにゃん、と彼へと縋りついた。
「このトレーニング……つらいよぉ……」
梓の両目からぽろぽろと涙が零れ落ちる。
ふよふよと漂う【ヒール】の光球が不安定な軌道を描きながら梓と勇斗の周囲を回る。
魔力は尽きないかもしれないが、常に魔法を制御するのは精神的にキツかったらしい。
勇斗はそんな梓の頭を撫で、「じゃあどんだけ上達したか試してみるか」とそのまま彼女をダンジョン内の訓練所まで引きずって行った。
梓も理解はしているのだ。勇斗は正しい。ダンジョン探索は命懸けだ。パーティーメンバーは一蓮托生。勇斗自身のためでもあるが……他でもない、梓のためを思ってしてくれていることなんだと理解はしている。
が、理解してもキツいものはキツい。梓は日常的に勉強したほうがいいとわかっていても日々を漫然と過ごしてテスト前に一夜漬けしようとして失敗して寝落ちするタイプの女だった。
そう思えば、たとえ一日であっても【ヒール】トレーニングを完遂できたのは……めちゃくちゃえらくないだろうか?
梓は思った。言った。
「お前……結構余裕あるな?」
呆れた様子の勇斗が言った。
沢木梓、図太いところのある女である。
*
梓に訓練をさせていた勇斗だが、彼がそれを眺めていただけかと言うともちろんそんなことはない。
梓と同じ訓練……は、する必要がない。
と言うより【ヒール】トレーニングなら【ヒール】を取得した時点で始めている。学校の授業中でさえ行う始末だ。ペン回しをするように【ヒール】を回して訓練している。
慣れたもので自分に当たるスレスレのところで指の間をくぐるように縦横無尽に操作するような曲芸すらいとも容易くこなせるようになってきた。
それを見せられた梓は「なんで勇斗くんがそんなにうまいんですかぁ……」と弱音を吐いていた。あわよくば「自分ができないことをひとにやらせるんですか」とでも言いたかったのかもしれない。甘すぎる。
勇斗は魔力切れという熟練の魔術師でも嫌がることを何度も経験して自らの技術を磨いていた。
身体的な意味でのハードトレーニングは悪影響をもたらすことも多々あるが、魔法に関してはどれだけハードトレーニングを行ったとしてもキツいだけだ。後に負担が残ったり怪我をしたりするようなことはない。
だからと言って毎日のように動けなくなるほど精神的に負荷がかかるようなことを厭わないのは命懸けの探索者であって非常に稀なことではあるが。
梓の訓練はずっと勇斗が見ていなければいけないようなものではない。勇斗にも素振りや剣術の型の調整など基礎的な鍛錬はあったので、その間は訓練所で梓と肩を並べることはあったが……その必要がない時間に何をしていたかと言うと。
「ん……位階、上がったか」
渋谷ダンジョン、第十一層。
MOBを倒した勇斗がつぶやく。
彼が何をしていたか。端的に言えば『レベリング』である。
ダンジョンに出現するMOBを倒すとポイントが貯まる。位階が上がる。得られたポイントを任意で使用することによってスキルを得たり、身体能力の向上に『振り分け』することもできる。
任意で振り分けせずとも身体能力の向上や魔力量の増加といった現象は起こる。しばしば『自動振り分け』と呼ばれるものだ。MOBを倒して位階が上がれば自動的に強くなる。技術が身につくわけではないが、世に広く言われる『技術』なんてものはフィジカル由来のものも大きい。
師匠からも「まずは位階を上げろ。それがいちばん手っ取り早い」と言われていた。
もちろん、探索者になる前までは技術を徹底して教え込まれてきた。特に『死なない』ようにするための技術、『受け』の技術に関しては師匠からも及第点をもらっている。にも関わらず、自分よりも明らかに『受け』の技術に秀でるアオイなんていう規格外も居るわけだが……。
基礎鍛錬を怠ってきたわけではない。勇斗の筋力も決して小さいものではないが、それでも探索者になったのであれば位階を上げることが最優先だ。それこそが最短の道だと教えられてきたし、勇斗もそう思っている。
(ただ位階を上げたところでアオイには敵わないだろうし、ダンジョン攻略も簡単に進められるってわけじゃないだろうが)
それでも、位階を上げるのは『前提条件』だ。自分はアオイや師匠とは違う。梓とも。
勇斗は自覚している。自分は梓には『見合っていない』。梓と肩を並べられるだけの力さえ持っていないと自覚している。
梓は魔法制御が拙いという致命的な欠点を持つが――【無尽】というユニークスキルはあまりにも規格外過ぎる。(まだ覚えていないが)【フライ】と【ファイアーボール】のコンボだけで対空持ち以外は完封できると言っても過言ではない異常なスキルだ。【バリア】を覚えるのもいい。なんたって魔力が尽きないのだから。魔法制御の欠点を考慮してもなお『反則』と言っても過言ではない。
そんな梓のパーティーメンバーとして自分はふさわしい実力を備えているとは言えないだろう。ルーキーの中では『そこそこ』かもしれないが、それは今までの貯金によるものだ。探索者になる前から探索者になることを考えて生きてきた貯金。『将来性』が担保されているわけじゃない。ゲームで例えるなら初期ステータスが高いだけ、序盤だけ有用な『お助けキャラ』の位置に近い。
このままでは間違いなく、そう遠くない未来、自分は梓にとっての『お荷物』になる。
何もなくとも、勇斗は強くなりたいと考えていた。梓がユニークスキルを持っていることを知る前から、アオイと出会う前から、ずっとずっと。探索者になると決めた頃から――『憧れ』を胸に抱いたその瞬間から、彼は強くなりたいと考えてきた。強くなるために努力してきた。自分にできることをやってきた。
やること自体は変わっていない。梓もアオイも居なくても、勇斗は強くなるために同じことをやっていただろう。
だが、それでも。
(強くなる)
何の意味もないなんてこともないだろう。
最初の意志が弱かったわけではない。
さらに強く、固くなった。
丹田から熱が生じる。意志が、気力が漲り、魔力が生まれる。
その日、勇斗の探索時間は自己最長を記録した。
今まで潜っていた階層よりも深く、MOBも強い。経験値効率は高い。位階の上昇も予想以上に捗った。
捗ったのだが。
「……へー。ひとりでもぐったんだ」
彼の帰りを待っていたのは、ぷくぅーと頬を膨らませるパーティーメンバー、沢木梓。
「しかも、こんなに長く……ひとりだけで、わたしも潜ったことないところまで行ったんだ」
ねぇ、勇斗くん?
わたしたちって、なんだっけ?
梓は面倒くさい彼女のような聞き方をした。勇斗は色々と言い訳した。位階を上げることの重要性や、梓の鍛錬に自分が付き合ってもどうにもできないということを。
彼女は答えた。
「じゃあ、わたしが行ってもいいじゃないですか」
沢木梓。彼女の持つユニークスキルは【無尽】。体力も魔力も決して尽きることがないという世界の原則を踏み倒す無法だ。
そして彼女が行っている鍛錬【ヒール】トレーニングの肝は『時間も場所も選ばない』こと。もちろん、通常であればダンジョン内ですることは避けるだろう。探索中に鍛錬で魔力切れを起こすなんて命知らずにも程がある。魔力の無駄遣いは許されない。
梓にはそれがない。
要するに――梓は探索中であっても鍛錬することができる。
何より。
「わたしだって、探索者なんだよ?」
自分だけ探索したことのない階層を探索するなんて――そんなの、ずるい。
探索者とはダンジョンを探索する者のことを言う。
探索者の目的は何か。
お金目当て? それとも力? 魔法を使えるようになりたいから?
パンがなければ生きられない。それは確かだ。
だが――曰く、人はパンのみにて生くるものにあらず。
勇斗も梓も、実利のためだけに探索しているわけではない。
『探索』こそが目的なのだ。
勇斗の提案は間違っているとは言い切れない。梓には鍛錬が必要だ。いくら強力無比なギフトを有しているとは言っても魔法の制御ができなければ活かしきれない。
魔法を当てられるのは大前提。仮ではなく本格的にパーティーを組むのであれば当たり前のことだ。
仮結成時では【無尽】のことも知らなかったし、梓には梓の考えがあるのかもしれないと思っていた。
実際にソロで自分と同じ階層にまで来ているのだ。そこまでずけずけと物を言うものではないだろう。自分と同じく『まずは位階を上げられるだけ上げてから』と考えているのかもしれない。練習するにも十分な魔力量を備えたほうが効率的だ。梓は既に『無駄撃ち』できるくらいに魔力量が多いようだが……あれにも何かの条件があるのかもしれない。そこまで深入りしてもいい話ではないだろう。
そう思っていたのだが――実際は【無尽】に甘えていただけだった。なら、鍛錬を優先させるのは決して間違った考えとは言えないだろう。
そんなことは梓ももちろん理解している。理解しているが、その上で――梓と勇斗はパーティーメンバーだ。一蓮托生。互いの命を預ける仲だ。
で、あるならば。
「……黙ってひとりだけ探索するなんて、だめです」
今回は『話し合ってすらいない』。
話し合った結果『そのほうがいい』と納得できた上ならば良かった。だが、今回は話し合ってすらいない。
第十層までならまだしも第十一層。何があるのかわからない未知の階層、というわけではないが、少なくとも自分たちにとっては未踏の階層。
そんな『危険』な階層へとひとりで足を進めたことを怒っている。
勇斗としては返す言葉もなかった。もちろん、梓のノーコンっぷりは早急に改善が必要なものだ。しかし、それでも――そんなことは承知の上で『組んでいる』んだ。
だと言うのに、自分は梓に何の相談もせずに単独で未踏階層へと歩を進めた。安全面でもそれ以外でも、梓が怒るのも無理はない。
勇斗は梓へと謝罪し、今度からはいっしょに潜ることを約束した。
そして翌日、早速【ヒール】トレーニングをしながらの探索を始めた。
結果。
「あっ! ご、ごめんなさい!」「あ」「あっ……当たっちゃった」「あ゛!? ……ま、まだ攻撃してなかったしセーフ」「あれ? な、なんかわたしばっかり狙われてない? もしかして【ヒール】をずっと使ってるからヘイトを稼いでたり……」「ひぃん! 【ファイアーボール】【ファイアーボール】【ファイアーボール】【ファイアーボール】【ファイアーボール】ぅううううう!」「ああっ! ゆ、勇斗くん! 避けてぇえええええ!」「あっ……せ、セーフ」「あっセーフじゃないですよねごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃいいいいい!」
……とりあえず、一つだけ良かった点を挙げるなら。
位階はめちゃくちゃ上がった。
悪かった点は……ここに記すには余白が足りないので省略することとする。
察してほしい。




