表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/48

33 再会①

「魔物群ですか?」

騎士団の最上階の団長室で俺は言った。


「そうじゃ。知っておるかタクト。」

団長のヴィレッタが言う。

団長は栗毛色の髪の美少女である。


 グリフォン討伐クエストが終わり、既に一ヶ月ほどが経った。

俺は特にやることも無かったので、戦闘の訓練や本を読んだりしてなどをして過ごしていた。

そして今日、新しいクエストがきまったとのことで団長室に呼ばれたのだ。


 秘書のワンダさんは用事があって不在とのこと。

団長室には俺とヴィレッタと二人だけだ。


「詳しくは知りませんが、自然発生するモンスターの群れですよね。大気中の魔力が急激に減ると発生するとかなんとか。」

何かの本で読んだことがある。

「そうじゃ、モンスターは魔力がないと生きられないからな。魔力切れを起こすとパニックをおこして群れをつくり暴走する。それのとびきり大きいやつが我が国に向かって来ておるのじゃ。」


 ヴィレッタは立ち上がり、大きな机に地図を広げた。


「調査隊がオキデンス平原で、1000体以上からなるモンスターの大群を発見した。このまま進むと、あとひと月ほどで国境を超えてくる。」


 オキデンス平原はモンスターがうようよいて、人が住めない地域である。


「千体以上とは…それを天空騎士団で食い止めるんですか。」

「そう簡単な話でもなくってな。」

そういうと団長は地図からこちらに目線を移す。


「わしらで出せるのはパーティーひとつだけ。後は他のパーティーと強力して戦うことになる。」

「天空騎士団総出で対応するんではないんですか?」

「なぜ、わしらが毎回パーティー編成しているかわかるか。ここはあくまでも冒険者パーティーの集まり。勝手に大軍を動かすことはできぬのだ。」

ヴィレッタは言う。


「なんだか面倒ですね。」

「まあ、そういうな。強すぎる力は争いの種になるのじゃ。国の軍隊を超える力を持つわけにはいかぬ。表向きはな。」

まるで、すでに超えているような言い方だ。


「というわけで、天空騎士団の代表としてタクトに出動してほしいのじゃ。」

「はい、俺で良ければやらせていただきます。ところで他のメンバーも決まっているんですか?」

「一人だけ決まっておる。」

「誰ですか。」

「わしじゃ。」

ヴィレッタは自分の顔を指さして言った。



「ただいま王宮から戻りました。」

秘書のワンダさんが団長室に入ってきた。

いつもどおり書類の束を抱えている。


「他のパーティーとの合同作戦といいますが、連携とかはうまく行くんてすかね。」

俺は言った。

冒険者パーティーはクセの強い人達が多いからなあ。

素直に言うことを聞くとは思えない。


「難しい所もありますが、王宮からの要請なのですよ。天空騎士団でうまくとりまとめて欲しいと言われています。」

ワンダさんは言った。

「丸投げじゃないですか…王宮の人達なんかには現場の苦労は解らないんでしょうね、まったく…」

俺はためいきをつきながら言った。

「まあ、そう言うな…叔父上には話しておるのだが。国王がなんでも好きに決められるわけではないのじゃよ。」

ヴィレッタが申し訳なさそうに言う。


「……ん?」

「どうした?」

「伯父さんが、国王なんですか?」

「そうじゃが。」

「団長って王室の方なのですか?」

「そうじゃが。」

「ヴィレッタ様、タクトさんに伝えてなかったんですか。団長のお父上が国王の弟君なのですよ。」

ワンダさんが言った。

「言ったと思ったがのう。」

「聞いてないですよ!もしかして俺は王室侮辱罪…」

「まあ、つまらんことを気にするな。」

「王室の方が、こんな危ない任務をして大丈夫なんですか?」

俺はヴィレッタに言った。

「気持ち悪いことを言うな。今までも散々やってきておるわ。それに一人ぐらい国民のために死んだほうが、王室人気も上がると言うものじゃ。」

「また…ご冗談を…」

「まあ、好きでやっておるのだ。」

ヴィレッタ言った。


「とにかく、1000体を超えるモンスターの群れがわが国に迫っておるのだ。やるしかない。ワンダよ手続きを頼むぞ。」

「はい、Aクラスのパーティーを中心にできる限り募集をかけます。」

「おう、頼んだぞ。厳選している暇はない。とりあえず頭数を揃えんとな。」


 合同作戦か…どんなパーティーが集まるのだろうか…

面白かった、続きを読みたい、と思っていただけましたでしょうか?

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直なお気持ちで結構です。

参考にさせていただきます。

ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 団長の親父が国王の弟なら、国王は団長からみて叔父って言ってるけども「伯父」だよね…… 親の兄・姉なら「伯父」または「伯母」 親の弟・妹なら「叔父」または「叔母」 「伯仲叔季」のからき…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ