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02 シルバードラゴンを助ける

「突然パーティーを首になってしまった。これからどうしようか…」


 あれこれ考えても仕方ない。食料もないし、とりあえず街まで行かないと。

あたりは、だんだん暗くなってくる。

俺は一人山道を下る。


 歩いていると、足首がズキズキと痛くなってきた。

騎士のマキシムに突き飛ばされた時にくじいたようだ。

俺は盾役タンクをやっているわりに、打たれ弱いのだ。


「あの馬鹿力め。折れてないだろうな。」


 鞄をあさりポーションを探していると、何かの鳴き声が聞こえてくる。

弱々しい鳴き声だ。


「モンスターではないよな…」

声の主を探してみると、茂みの奥になにやら可愛らしいものがうずくまっているのが見えた。

山猫だろうか。


 けがをしているようだ。

後ろ脚の片方がおかしな方向に曲がり、苦しそうな鳴き声を上げている。


「ちょっと待ってろよ。」


 俺は鞄からマジックポーションの小瓶を見つけだして、中身をかけた。

しばらくすると猫は、にゃーにゃーと鳴きながら、嬉しそうに飛び跳ねた。

元気になったようだ、良かったな。


「さて、俺の足も治さないと。」

そう思い鞄をあさるが、残りのポーションの瓶は全て割れていた。

鞄を投げつけられた時に割れてしまったようだ。

これはまずいな。

猫も心配そうに俺を見ている。


「心配すんな。大丈夫だって。」

俺は言った。


 しかし足首はかなり痛い。

クエストでの戦闘の疲れもあり、その場でへたり込んでしまった。

しばらく休むとするか。


 猫は逃げすに、俺の足元に座った。

「きれいな、毛並みだなあ。」

俺はそう言って背中を撫でた。銀色でツヤツヤだ。

猫は嫌がらない。


 くりっとした大きな目に、丸っこいフォルム。

「お前はかわいいなあ…」

猫はひっくり返ってお腹を見せた。

俺は無心でモフモフしたお腹をなで続ける。

こんなことをしている場合でもないのだが…


「猫よ…俺はついさっき、仕事を首になったのだ。今まで必死で頑張ってきたのに。ひどいと思わないか。」

俺がそう言うと、猫は悲しげに鳴いた。


「もう戦士は廃業だ。俺なんて元々向いてないんだよ。猫もそう思うだろう?」


(そんなことは、ないのです。)


「ん?何か言った?お前話せるのか。」

気のせいだったのか、その後声は聞こえなかった。



夜はふけてゆく。

少しうとうとしてしまったが、もの音で目が覚めた。

ガサガサという音と、低い唸り声が聞こえる。


どうやらモンスターに遭遇エンカウントしてしまったようだ。

ブラッドウルフだな、かなりの数がいる。

獲物を血まみれになる迄いたぶって殺す、凶悪な人食い狼だ。

猫は怯えてブルブルと震えている。


「大丈夫だよ、君は俺が守るから。」

俺は、猫の頭をなでながらそういった。

猫を装備のポケットに押し込むと盾と剣を構えた。

立ち上がると足首がズキっと傷んだ。


 ブラッドウルフは鋭い牙を見せながら俺に近づいてくる。

牙の隙間からはよだれが垂れている。


「来るなら、来い。モンスターどもめ。」


ブラッドウルフは一斉に襲いかかって来た。

その瞬間…何かが俺の横を通り過ぎた。


『バーストアタック…』


 何者かが、そう言うとブラッドウルフどもは爆発し弾け飛んだ。

あたりには血のにおいが広がる。


 暗くてはっきりとは見えないが、黒装束の戦士が剣を手に戦っているようだ。


黒い影は次々とブラッドウルフを倒していった。


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