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(分割前の)ダウングレード  作者: 空のかけら
番外編Ⅰ 超越者の発明品
26/31

2-4-2 水の入手方法 //干ばつになった農地に雨を降らせろ!!(その2)

 さて、用水路を地上に通すのは無理っぽいな。

 仮に、造ったとしても、水を汲み上げるのは容易ではない。とにかく、農地が広すぎる。

 参考に聞いた農地の広さは、依頼主が最も広くて水平線の彼方までの距離…約7kmだった。単純に7km四方なら、49km2、50km2という広大すぎる農地だ。

 他の農家も含めると、広さは2桁違うのではないだろうか?

 聞いていたのとかなり違う上に、地下水脈。しかもまとまって流れている訳ではなく、はっきりとした流れが判らない。

 地下水脈の上に、水を通さない粘土層があるんだろう。

 水の保持が出来る代わりに、水が浸透しない。地上で干ばつが起きると大変になるのは、これの影響か…。



 「少し考えをまとめてみた。いくつか見せるから、選んで欲しい。」

 「まだ1日しか経っていないのに、対策をいくつも考えられるとは、すばらしい。」

 「内容が判らなけりゃ、すばらしいか判らないと思うが?」

 「確かにそうですが、私も含めた農業ギルドでは答えが見つけ出せなかったので。」


 対策案1

 地下水路を造る。

 水路は水源が始まっていると思われる部分から一定距離の扇状の水路と内側の扇状水路と半径が広い扇状水路を配置するなど。地下構造物だから、いくつかの魔法使いを必要とするが、


 対策案2

 さほど離れていない街からの食材屑と汚水を加熱すると蒸気が生まれるので、それを風管に通して水に変え、各地へ流す。

 遠い場合は、蒸気のまま送ることも検討。熱を保持することが必要になるな。



 「とりあえずは、こんな感じだが、どうだ?」

 「荒唐無稽です。すぐに出来ることではないのは確かで、前評判のようにはいかないと言うことが判りました。私の方は、外れでした。宿を引き払い帰ることにします。」


 おや、お気に召さなかったようで、忌々しい顔でこっちを見ると、足早にその場を去って行ってしまった。


 まだ、話の途中だったんだがな。

 まぁ、いいか。


 その次の日、金庫屋に呼ばれた。

 呼び出したのは、金庫屋のばあさんだが。


 「なぜ、呼び出されたのだろうか。私は。」

 「なぜ、呼ばれたのか。分かっているだろ。」

 「いえ、用件は分かるが、そのことが筒抜けなのはどうなのかと。」

 「まぁ、いいだろ。なぜ、大地主を怒らせた?ここに農産物が来なくなったらどうするつもりだ。」

 「来なくなったら、私が作れば良いことだ。」

 「…何だって?」

 「私が作って、ここから各地へ供給すれば、解決する話だが。」

 「どこに畑があるんだい。外は耕作困難地だから農産物は育たないはずだろ。」

 「別に畑なんか必要ないだろ。自分たちで育てりゃいい。」

 「???」


 「それはそうとして、あの広大な農地に雨を降らせる方法はあの2つ以外にはないのかい。」

 「ああ、簡単な方法はあるが、面倒くさい。」

 「どっちなんだい。」


 「実は、雨を降らすのと農作物に水を…というのは、全く別の話。」

 「どこがだい?」

 「雨を降らす方は、水滴で。農作物の水は、流水で。ということです。」

 「全く分からないよ。もっとわかりやすく説明しておくれ。」


 その答えを言わないで、少し的を外した答えを言うと…

寒暖差が激しすぎて、体調が崩壊しています。


さて、この話、長期戦になっています。


ここまでお読みいただきありがとうございました。


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