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80.美人キャリアウーマン?


なかではクマが青髪のキャリアウーマン風のメガネ美人にから書類を受け取って何かを記入している。


美人に助手をさせるとはクマのくせに生意気な!


しかし美人と別れてすぐに新たな美人に会えた幸運には感謝しよう。


「ソラ、呼び出してすまない。この書類だけ終わらせるから。そこに座って待っててくれ。」


オレは言われたソファに座ってみた。



***************

魔力解析をして《プログラム・運動エネルギー吸収》を獲得しました。

***************



なんとこのソファ魔道具だったようだ。


かなり使えそうな《プログラム》を取得できた。


しかもかなりフカフカで気持ち良い。


クマのくせして生意気な!


「ソラ、待たせたな。オレの名前を書くだけなんだが日ごろやらない作業だから時間がかかってな~。」


いつも受付カウンターで威圧をかけてるだけだからな。


「それはギルドマスターが変なところに名前を書いたり、インクで汚したりして書類を作り直したからです。大変だったのはギルドマスター以外の職員ですからお間違えなく。」


キャリアウーマン風の美女に怒られるクマ。


羨ましくなんてないぞ。


ホントだぞ。


「はは、すまん、ミラ。おまえが横で指示してくれなかったらまた書き直してもらうところだった。」


クマはダメ上司なんだ。


「はぁ、笑い事ではないのですが・・・。」


美人キャリアウーマンが呆れちゃってますね。


貴重な美人の表情を出させたクマに称賛を送っておこう。


「挨拶が遅くなりました。ファルスのギルドでサブギルドマスターをしていますミラです。」


「これはご丁寧にギルド員のソラです。」


「街の英雄『殲滅者』はできた人格者のようで安心しました。」


街の英雄かぁ。


まぁコックローチの大群の大半を排除したからそうなんだろうけどむず痒いな。


「できれば目立ちたくないんで普通にソラと呼んでもらえるとありがたいです。」


「まぁ、ソレは無理だな。この街に残ったギルド員はおまえの活躍を見てるし、すでにみんな『殲滅者』って呼んでいるしな。」


クマ、オレは今ミラさんと話しているんだ。


「クマなんでおまえがここにいる。ミラさんがいるならオレはミラさんから話を聞くからおまえは受付でもしていろよ。」


シッシ、クマに用事はありません。


「おまえオレは一応ギルドで一番えらいんだぞ。もうちょっと態度を改めるべきじゃないのか?」


「なに言っている。それは日ごろの行いのせいだろ。」


オレは冷めたまなざしを向けてやった。


「まぁ、それはいいや。それよりコックローチの素材の売却益が金貨10枚、緊急依頼の報酬として金貨10枚合わせて20枚渡しておく。」


そういってオレに金貨を渡しておく。


「死骸の処理の依頼は大丈夫だったか?」


「ああ、助かったぜ。ギルド員には素材の3分の1の売却益を渡している。しばらく食料の値が上がると思うからみんな助かってると思うぞ。」


やっぱ物価が上がるか何とかしたいけど良い方法がないな。


「それからおまえのランクはDランクに上がったから後でカードを更新しておけよ。」


これで迷宮にもぐってルシアさんの依頼をできるな。


「それから、明日オレと一緒にアントレ侯爵に会いに行くからな。」


エッ!!!

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