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72.G討伐完了


孤児院に向かうまでにコックローチを50匹以上は排除した。


商店が多いからか他のところよりたくさん集まっていたようだ。


逆に孤児院には一匹もいなかったことがオレとっては安心材料となった。


「リーネさん、ロイ君。無事なら返事してください。」


中で大勢が動く気配がした。


「ソラさん、みんな無事ですよ。」


「パッシーちゃんは大丈夫?」


「ジン君は?」


「ポックルちゃんもいる?」


孤児院の子達はみんな無事みたいだな。


「みんな静かにして、ソラさんの声が聞こえないわ。」


「「「「「シスターの楽しみを邪魔してごめんなさ~い。」」」」


楽しみってなんだ?


「と、とにかく、こちらはみんな無事です。ソラさん達は大丈夫ですか?」


え?なんかリーネさんが慌ててる?


「ええ、オレ達は大丈夫です。大部分のコックローチは排除できましたが、少ないくない数が街中にいます。これから排除して回るのでもうしばらくは外にでないでください。」


「分かりました。ソラさん達も気を付けてください。」


「ええ、ありがとうございます。」




≪運命の導き亭≫へも向かおうと思ったが≪プログラム・魔力感知≫でなぜかコックローチの反応がなかった。


おそらくあの男が駆除したのだろう。


ジンと違って相手の力量は分からないが≪魔力感知≫に引っかからないほどの技量を持っているんだ、弱いことはないはずだ。


ルシアさんの顔を見たいがコックローチの駆除を優先することにしよう。




「ソラ、クマが空飛んでるぞ。」


ジンがキングコックローチのほうを指さしながらオレの腰を叩いてくる。


ジンの指さす方向をみると確かにクマが空中を蹴って飛んでいた。


キングコックローチはもうボロボロで、あ、クマが頭を吹き飛ばした。


剣が光った気がしたがこの距離じゃ魔力解析はできないか。


「ジン今のクマがやったヤツ真似できそうか?」


「おう、やってみる!」


**************

ジンが天駆LV1を取得した。

**************


さすがジンあっさりスキルを取得しましたよ。


「ソラ、ダメだ。クマみたいにできない。」


「たぶんスキルのレベルが上げればできるようになるんじゃないか?」


「そっか、ならもういっこのヤツやるぞ!」


***************

ジンが魔力刃LV1を獲得しました。

ジンは闘気刃LV1を獲得しました。

ジンは魔闘気刃LV1を獲得しました。

***************


***************

魔力解析で<プログラム・強化>を獲得しました。

***************


ジンの天才っぷりは相変わらずだ。


もうこいつが主人公でいいじゃねぇかな。



コックローチを見つけられなくなりさらに《プログラム・魔力感知》で街全体を確認したがコックローチの反応はもう無さそうだ。


「街中のコックローチは反応はないし街の様子を確認しながらクマのところに行くか。」


「やっとか、早く終わらせてメシにしようぜ。」


「ブヒブヒ」(オレも腹減った)


(ノミモノ)


「おそらくコックローチの死骸の処分があるからしばらくは無理だ。代わりにこれでも食っとけ。」


アイテムボックスから携帯食料と飲み物を出して使い魔たちに渡した。


「コレ不味いんだよな。」


「ブヒブヒ」(腹減ってるから食うけどな)


(ジュース、ノミタイ)


確かに不味いよな携帯食料。


「すまんな、夕食は宿で好きなだけ食っていいから我慢してくれ。」


遠征が多くなる前にうまい食事を保存する方法を考えないといけないかな。


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