54.今度の異世界肉はうまいらしい
部屋に戻って、リーネさんとの食事を断わる理由に使ったするべきことをしよう。
それはジンの装備の強化だ。
さっそくスマホにある合成機能を使う。
**************
子鬼の手斧とアースリザードのキバを合成しますか?
(Yes/No)
**************
もちろんYesです。
**************
子鬼の手斧が岩鬼の斧に変化しました。
《漢字》スキルを使用しますか(Yes/No)
**************
YesYesYes
**************
岩鬼の斧が雷鬼の斧に変化しました。
**************
**************
謎の服とアースリザードの鱗を合成しましか?
(Yes/No)
**************
Yes!
**************
謎の服が岩獣の衣に変化しました。
《漢字》スキルを使用しますか(Yes/No)
**************
YesYes!
**************
岩獣の衣が雷獣の衣に変化しました。
**************
ふう、これでジンの装備が強化できたな。
ジンの鬼神化にもついていけるようになってればいいな。
《直感》さんは大丈夫って言ってるから大丈夫でしょ。
そういえばアースリザードの肉ってうまいのかな~。
明日エリナさんに聞いてみるかなぁ~。
やっぱステーキがいいよな。
ポックルがおとなしいと思ったらポケットの中で寝ちゃってるよ。
こいつはホントにオレの癒しだな。
そんなことを考えながらボーとしていると階段を上がってくる足音がしてきた。
ジンとパッシーが帰ってきたかな。
扉の前で足音が止まると『バン』っと扉が開いてジンとパッシーが入ってきた。
「戻ったぞ、ソラ」
「ブヒブヒ」(主ただいま)
「お帰り、リーネさんたちにお礼をちゃんと言ったか。」
「もちろんお礼は言ったぞ。また食事しましょうって言ってたぞ。」
「ブヒブヒ」(料理もうまかったぞ。)
「そっか、よかったな。それとジン用の装備を強化したから一度確認してみてくれ。」
アイテムボックスから雷鬼の斧と雷獣の衣を出してジンに渡す。
「おお、これはかなり強化されてるのが分かるぞ。それにどっちも雷属性を強化するみたいだぞ。」
「鬼神化にも耐えられるかな?」
「もっとレベルアップしたら分からんけど、今なら十分な性能だと思うぞ。」
よかった。
これでジンが全力を出す必要があるときも大丈夫だな。
「それじゃ、みんな体を洗って寝ようか。」
翌朝はじめてエナちゃんの膝蹴りでの目覚めではなく自然に目が覚めた。
残念に思ってませんからね。
ホントですよ。
使い魔たちを起して朝食にエリナさんの手料理をいただく。
そのときエリナさんにアースリザードの肉を食べれるか聞いてみた。
「アースリザードですか。もちろん食べれますよ。でもかなり高いのですみませんがうちでは出せません。」
「いや、違うんです。ちょっとツテで手に入れたのでまたエリナさんに料理してもらえないかなと思いまして、お願いできませんか?」
「おお、ソラ。アイツの肉を食べれるのか?」
「ブヒブヒ」(にっくにっく。)
(ニク、タベレナイ)
「ポックルはムリなら、違うものを準備するから安心してね。」
「ソラさん、料理するのはかまいませんが今回は前回みたいには余っているからと大量の肉は受け取りませんからね。」
なに、ちょっとづつ恩を売って好感度を上げようと画策したのがバレてるのか?
「え、えぇ。分かってますよ。まぁ、もしですよ。余ったときは食べてくださってかまいませんから。」
エレナさんが若干ジト目になってる気がする。
可愛い。
***********
やる気ポイントを10獲得しました。
***********
「フー、分かりました。また調理場に持ってきてもらえますか。」
「はい。」
ヘビの肉は食べれるって聞きますがトカゲの肉はどうなんでしょ。ご存知のかたは『感想』『レビュー』などに一報ください。




