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51.ギャップ萌え?


リーネさんが薬を飲み干すと動かなくなっていた両足が薄っすら光はじめた。


「シ、シスター、あ、足が光ってるけど、だだ、大丈夫なの。」


「落ち着いてロイ君、大丈夫よ。特に痛みはないわ。逆になんだか温かくて気持ち良いわ。」


おそらくだが薬の効果があらわれて両足が治療されているのだろう。


いまさらだけど、薬の作り方は調べて間違いないけど専門の薬師をさがして頼むべきだったかな。


しばらくするとリーネさんの両足の光はゆっくりと収まっていった。


「リーネさん足の具合はどうですか?」


「すごい、ほんとに治ったわ。ほとんど動かせなかったのに今は全くそんなことはないわ。ほら」


両足が動くようになったのがうれしいようでニコニコしながら両足をバタバタ動かしている。


美人が子供のようにはしゃいでるのはギャップがあって良いですね。


これが俗に言うギャップ萌えですかね。


しかもリーネさんはお胸様がタプ・・・・、目の保養になりますね。


これだけでも精霊草を取ってきた甲斐があります。


「シスター、なに子供みたいなことをしているんですか。ソラさんもいるんですよ。」


リーネさんがこっちを向いてハッとした顔向けてまた頬を薄っすら赤めながら右手を口元に持ってきて『コホン』と咳払いをして表情を繕っている。


異世界でも同じ仕草をするのをはじめて知りました。


「お見苦しいものをお見せしました。ソラさん、本当にありがとうございます。おかげで足も元通りになりました。これでいままで通り子供達の面倒が見れます。」


「いえ、大変可愛らしかったですよ。それと私は依頼を遂行しただけです。十分な報酬もいただけるわけですから過剰に感謝する必要はありませんよ。」


リーネさんのいろんな表情や仕草が見れて大満足です。


「そ、そうですか。命を助けていただいたのにたいした報酬も払えていないと思うのですが。できる限り依頼に見合う報酬を支払います。」


「そんなことはありません。はじめに依頼内容で決めた内容で十分な報酬ですし、リーネさんの可愛いところも見せていただいたので十分ですよ。」


《冷静》さん《ポーカーフェイス》さんのおかげで恥ずかしいセリフもばっちりですな。


リーネさんがはっきり分かるほど頬を赤めながらちょっと目がするどくして


「ソラさん。からかうのはやめてください。」


あんまりリーネさんが可愛いので調子に乗っていろいろ言ってしまった。


「はは、すいません。調子に乗ってしまいました。」


「次から気をつけてくださいね。」


「分かりました。」


おそらくチャンスがあればやるだろうな。


いや、やるべきだ。


そんな気持ちを《冷静》さんで隠しているとリーネさんが申しわけ無さそうな顔になる。


「ソラさん。報酬の件なのですがすぐには用意できません。本当に申し訳ありません。」


リーネさんが頭をふかぶかと下げながら謝ってくる。


そんなことは気にしなくてもいいのになぁ。


オレはただリーネさんの好感度を上げたいという下心でやってるだけだし、もちろんそんなことはリーネさんにバレたくないので言わないけど。


「リーネさん、はじめの時にきめたようにリーネさんの無理のない範囲でかまいませんし、分割での支払いでも大丈夫です。魔法や魔道具の件もリーネさんが都合の良いときでかまいませんよ。」


「ありがとうございます。ありがとうございます。」


「ソラさん、ありがとうございます。」


リーネさんもソラくんも何度も頭を下げてくる


う~ん、困ったなあ。


リーネさんの好感度を上げるためにやったのになんか違う方に振り切れちゃってる。


「2人とも、もう十分ですよ。報酬に関しては都合の良い日時をまたギルドにでも届けてください。この話はもう終りにしましょう。時間も遅いので今日はこれで失礼しますね。」


そういってオレは立ち上がって部屋を後にしようとすると。


「ソラさん待ってください。なにもありませんがせめて夕食だけでもご馳走させてください。」


なに!リーネさんの手料理だと!断る理由はないな。


いや何においても優先すべきであろう。


オレはクルっと180回転して


「ぜひご一緒させてください。」


どうして揺れる胸に目が吸い寄せられるんでしょうか?この謎を解き明かしてくれる方『感想』『レビュー』などで教えてください。

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