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50.美人が飲む姿はエロい?


ポックルの植物魔法のおかげで森の植物が勝手によけてくれるので日が沈む前に孤児院についた。


もちろん約束通り、ジン・パッシー・ポックルには屋台で食事を調達しておいた。


孤児院の木製の扉をノックしながらロイ君を呼ぶ。


「ギルド員のソラです!ロイ君いますか!」


しばらくすると足音が近づいてきて扉が『ガチャリ』と開いた。


扉の隙間から孤児院の子供が顔を覗かせた。


「あ!ソラさん、ジン君、パッシーちゃんだ!」


あ!この子の名前が分からない。


そういえばオレ、ロイ君以外の子の名前聞いてないや。


「おう!ミリ、ロイを呼んでくれ!」


ライトグリーンの髪の子は確か最初にパッシーを追いかけてた子だな。


ジンよく名前を覚えてたな。


正直助かったぞ。


「ジン君分かった。ちょっと待ってて。」


そういうとミリちゃんが扉を『バタン』と閉めて中に入っていった。


中から「ロイ兄ちゃん、ソラさんたちが来たよ~。」とミリちゃんが大声で言っているのが聞こえてくる。


すると孤児院の中が少し騒がしくなり駆け足で扉に近づいてくる音が聞こえてきた。


扉の前で足音が止まると『ガチャリ』と扉が開いてロイ君のちょっと丸い顔が出てきた。


「ソラさんすいません。外でお待たせして、どうぞ中に入ってください。ミリには後でよく言っておきます。」


「まぁ、気にしなくていいよ。そんなに待ってないしね。」


「いえ、よく知らない人を簡単に中に入れたらいけないけど、知ってる人を外で待たせるのはいけません。すぐにはムリでも対応できるようにしとかないと。」


ロイ君はリーネさんに任されているだけあってしっかりしてるね。


ただ無理してなきゃいいけど。


まぁ、精霊草でリーネさんの病気が治療できれば問題ないかな。


「それでソラさん精霊草はみつかったんですか?」


「もちろん、十分な量を確保しているよ。さっそくリーネさんのところへ行こう。」


子供たちがジンやパッシーたちと遊びたいみたいだったので3匹は子供たちと部屋に置いてきた。




ロイ君がリーネさんの部屋の扉をノックする。


「シスター、ソラさんが精霊草を採ってきてくれたよ。」


「えぇ!そんな急に。ちょ、ちょっと待って。」


シスターには話が通ってなかったのか


「シスターなに慌ててんだよ。待ってるから落ち着いて準備してよ。」


ロイ君がため息を吐いてる。


あれ?もしかしてリーネさんが元気になってもロイ君は苦労するままなのか?


オレがそんな心配をしていると。


「いつもは頼れるシスターなのに慌てたときはどうにも危なっかしいんだよ。」


どうやらオレに心配は杞憂のようだ。


やはりロイ君はリーネさんを頼りにしている。


「オレ、少ししか話をしてないけどロイ君に言ってることはよく分かる気がするよ。」


「ロイ君、ソラさん。どうぞ。」


リーネさんの準備が終わったようだ。


ロイ君が扉を開けて中に入ったのに続いてオレも中に入る。


「シスター、ソラさんがもう精霊草を採ってきてくれたよ。」


「ソラさん、ありがとうございます。こんなに早く依頼を終えてくださるとは思ってもいませんでした。」


リーネさんはかわらず今日も美人だな。


「いえ、もしリーネさんの病気がオレが知っているものと同じなら段々と体中が動かなくなり、最終的には死に至る大変危険な病気です。しかも元気なはずなのにどんどん体が動かなくなりますのでその恐怖は計り知れません。ですので1秒でも早く採ってこようと思いまして。」


「「えぇ!」」


あれ?リーネさんこの病気について知っているんじゃなかったっけ?


ムダに怖がらせただけか。


これはいかんぞ。


これでは美人を怯えさせてるだけだぞ!


「リーネさん、ロイ君。大丈夫ですよ。精霊草は十分な量を確保してます。さっそくポーションで煎じて薬にしましょう。」


《冷静》さんの力を借りて落ち着いた声で告げて安心させつつ、ポーションと精霊草を合わせ始める。


ふっふっふ、ここでさもあたり前のようにリーネさんにオレが薬を飲ませると言うスキンシップを行なうのだ。


《冷静》さんと《ポーカーフェイス》さんをフル活用して自然な動きでリーネさんの横に行く。


薬を入れたコップをリーネさんの口元に持っていく。


「さぁ、リーネさん。薬です。全部飲み干してくださいね。」


するとリーネさんは若干頬を赤めてコップを両手で押えて


「ソラさん、自分で飲めますから大丈夫です。」



**********

やる気ポイントを150獲得しました。

**********



今は近くでリーネさんの恥ずかしがった顔がみれたことで満足しておこう。


無理強いして嫌われたら元も子もない。


「では、私は手を放すので気をつけてください。」


オレが手を放すとリーネさんは両手でコップを持って薬をコクコクのみ始めた。


なんか美人が飲み物をコップから直に飲んでるのはグっとくるな。



**********

やる気ポイントを150獲得しました。

**********



薬を飲み干すとリーネさんの足が薄っすら光りだし始めた。

美人が飲み物を飲む姿ってなんかエロいですって方『評価』『感想』『レビュー』で思いのたけをぶちまけてください。

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