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世界樹の管理人~なぜ彼は異世界でモテるのか?~(仮)  作者: kage3
冒険はなかなか始まら・・・始まった
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32.宿屋の未亡人が美人なのはお約束


レイナさんたちのおかげで安全に《ファルス》までたどり着けた。


《ファルス》も《エンド》と同じように外壁で囲まれていて、建物もレンガもどきで立てられている。


《エンド》との違いは地面にもレンガもどきが敷き詰められて地面がむき出しの部分が少ないのことと、貴族街があるらしくその周りにもう一つ壁があることだ。


貴族街はめんどうごとが起こりそうだから近づかないようにパッシーとジンに伝えておく。



《ファルス》のギルドでアイテムボックス内の荷物を受け渡した。


この後リングさんはすぐに《エンド》に運ぶ荷物を受け取って出発するとのことだ。


そしてレイナさん達も護衛として一緒に《エンド》に帰るとのこと。


ここで美人さん達とお別れとは非常にさみしい。


できることならオレもついて行きたい。


「レイナさん、ティリスさん、レナちゃん、リングさん。お世話になりました。またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。」


「ねぇちゃん達の戦いすっげぇ参考になったし、飯もめっちゃうまかった。ありがと。」


「ブヒブヒ~。」(また食べたいぞ~。)


「あたい達もソラさんの索敵に助けられた。また会おうぜ。」


「ふふ、どういたしまして。またお会いしましょうね。」


「パッシーちゃん。また会おうね。」


「ソラさんもお気をつけて。」


レナちゃんはここでもパッシー愛が炸裂してますね。


オレ達は4人の姿が見えなくなるまで見送った。



さてとりあえず今日止まる宿屋を地図アプリで探しますかね。


「飯がうまい宿がいいな。」


「ブヒブヒ。」(そうだそうだ)


「まぁ、飯がうまいのは賛成だけど、ティリスさんの料理と比べたらダメだぞ。」


ティリスさんの飯は別格だと思うからな。


使い魔たちの意見を聞きながら地図アプリで宿を検索してある宿を見つけた。



今地図で見つけた宿《そよかぜ亭》の前までやって来た。


石作りで立てられた3階立ての建物に取り付けられた木製の扉を開けて中に入った。


「「いらっしゃいませ。」」


おお、地図アプリの情報は優秀だ。


宿の女主人は美人だ。


キレイな長い黒髪を頭上でまとめてかんざしのようなもので止めている。


目は少したれ目で泣きぼくろが印象的な色白の大和撫子といったらいいかな。


お胸様はティリスさんに勝るとも劣らずと言ったところのようだ。


そんな主人を小さくした女の子も一緒に挨拶してくれていた。


大人になったらさぞ美人になるだろう。



*************

やる気ポイントを10獲得した。

*************



パッシーとジンがオレを呆れた顔で見ている気がするが知ったことではない。


おまえらに食事が重要なようにオレには美人が重要な要素なんだ。


それにしても2人の顔面器用さは全く衰えていないようだ。


「従魔と一緒に一部屋を10日間お願いします。食事がおいしいと聞いたので楽しみにしています。」


ジンとパッシーに食事のこともアピールしておく、けして美人の女主人がいるだけでこの宿を選んだわけではない。


「ご期待に添えるようにしますね。1部屋食事付10日で銀貨9枚です。」


アイテムボックスから銀貨を取り出して手渡した。


「ありがとうございます。私この宿の主人をしております。エリナと言います。この子は娘のエナです。何かご用があればいってください。」


うっかり自己紹介をしてなかった。


美人を前に何たる失態。


「オレはソラ。こっちからパッシー、ジンです。よろしくお願いします。エリナさん、エナちゃん。」


「それじゃエナ、ソラさん達をお部屋に案内して。」


「は~い、それじゃ、ソラさんこっちです。」


元気に返事をしたエナちゃんに案内されて部屋に向かう。


未亡人って聞いただけで美人だって思ったかた。『評価』『感想』『ブクマ』『レビュー』をお願いします。

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