表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/246

24.新しい仲間は男の子?


なぜか小さい男の子を召喚していまったオレ、めんどうにならないことをせつに祈る。


「元に戻るためにも契約するぞ。」


契約の方法が分からん。


カッコつかないけど分からんから聞くしかない。


「契約ってどうやるんだ?」


男の子は呆れ顔をオレに向けてきた、この子もパッシーについで顔面器用さが高いかも。


「はぁ、おまえがオレの主になるのかと思うと不安だぞ。決まった方法はないけど、おまえが一番やりやすい方法が良いぞ。」


「なんか度々すまん、これから精進するよ。」


オレにとって契約といったら書類に内容を書いて署名とハンコだな。


「それじゃ、そっちが望むものはなに。」


相手の要求を直接聞くのは通常握手だけど、これから長いこと一緒にやっていくとなると互いに十分納得して契約しないとな。


「うまい食事とある程度の自由とこの手斧。あとオレに名前を付けてくれ。」


「分かった、契約の準備をするから待ってくれ。」


アイテムボックスから紙を取り出して内容を書き記した。



****************

1.名を雷神(ジン)とする。

2.食事・睡眠などは特別の事情がない限り主と同等のものとする。

3.元に戻れるようにできうるかぎり助力する。

4.自分と誰かを守るため意外で許可なく暴力を振るうことを禁ずる。

5.主の命令は身の危険がない限り実行すること。

****************



鬼で神と言ったら風神・雷神かな。


と思って付けてみた。


オリジナル名づけは自身ない流用でもカッコいいし、権利問題もないし、良いことづくめだ。


「こんな内容で良いか。」


「うん、名前も強そうだし、飯と自由も確保できそうでいいじゃねえか。」


「ブヒブヒ!」(主、なぜオレのときなあんな名前にしたんだよ~。)


「そりゃ、パッシー。ブタと鬼神じゃ、インスピレーションもなんもかんも違うから仕方ない。」


ほんとパッシーは分かり切ったことをわざわざ聞くんじゃない。


「ブヒブヒ~」(絶望した、オレは絶望した。)


さて、パッシーは放っておいて契約を完了させるかな。


アイテムボックスから異界のインカンを取り出して契約書に判を押しすと同時にまた魔力(予想)が体から抜けた。


すると契約書が淡く光り、小さな光の粒がオレをジンに吸い込まれた。



************

雷神ジンを名づけと同時に契約しました。

雷神ジンのステータスが確定しました。


名前 雷神ジン Lv1

種族 鬼


戦闘ランク H+


スキル

斧術Lv1

雷魔法Lv2

頑強Lv1


ユニークスキル

鬼神化Lv1


称号

元鬼神


************



オレとパッシーより強いのは良かった。


「スキルを簡単に説明してもらっていいか。」


おおよそ効果は分かるけど説明してもらおう。


「しょうがねぇなぁ。斧術は斧の扱いがうまくなるスキル、雷魔法は雷を操る魔法、頑強は体が丈夫になるスキル、鬼神化は一定時間戦闘ランクが上がるスキルだな。どれもレベルが低くて効果が低いけどな。」


待望の前衛だけど、うれしいけど、鬼人だけど、見るからに子供が前衛でオレが後衛って、精神衛生上よろしくない。


ここは≪冷静≫さんに仕事を頑張ってもらおう。


「よし、OK。明日ギルドで従摩の印をもらおう。今日はもう明日に備えて眠るぞ。」


「よっしゃー、寝るぜぇ!」


「ブヒブヒ~」(お休み~)


ちょっと狭いけど、ベットは一つしかないので3人一緒に寝た。


小さい子供の相手は大変ですよね。そんな方は『評価』『感想』『ブクマ』をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ