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224.ジャンピング~

オークキングに吹き飛ばされてしまったジンだがメンバー随一の戦闘能力を持つジンがその程度にどうこうなることはない。


実際ヒュンと空気を切り裂く音を出して吹き飛ばされたジンだがすぐに風魔法を発動させ勢いを殺し空中で三回転捻りを決めて地面に着地した。


体操については全く分からないが10点満点をあげて良いだろう。


それを見てジンを吹き飛ばしたオークキングは完全に動きが止まってしまっている。


ゴブリンキングもだ。


2匹にとって会心の一撃だったのかもしれないな。


もしそうならこの反応も頷けなくはないが戦闘中にそれは不味いでしょ。


俺が動いていたらこの時点で終わってたな。


華麗?に着地を決めたジンは≪竜魔闘気≫から≪竜魔闘気(纏・風雷)≫に切り替える。


ゴブリンキングとオークキングは見た目も雰囲気も変わったジンをみて一歩後ずさった。


完全にジンに気圧されているな。


そこでジンはさらに≪鬼神化≫を使った上で≪威圧≫を放ったようだ。


対峙していない俺もジンの放つ≪威圧≫がピリピリと肌を焼く。


そう持ったときオークキングとゴブリンキングがジャンピング土下座をかました!


土下座じゃない!


ジャンピングだ!


ジャンピング土下座だ!


ジャンプから着地した瞬間キレイに額を地面につけた土下座状態になっていた。


イヤ~、はじめて土下座を見たけどこんなに見事に土下座ってできるんだなぁ。


ジンの三回捻りが10点だったけどこれは20点あげても良いかもしれないぁ。


****************

ゴブリンキングとオークキングが仲間になりたそうにこちらを見ている???

隷属から≪解放≫してジンの眷属にしますか?

Yes/No

****************


「ソラ、こいつら一体何をしてるんだ。さっきまでのやる気が全く無くなってんぞ?」


「ああ、どうやらジンには絶対に勝てないと思ったらしい。ジンの眷属になりたいみたいだけどどうする。」


「え~、戦う気がないならどうでも良いぞ。あ!でもこいつらを模擬戦の相手をさせるのも良いかもしれないぞ。よし、眷属にするぞ!」


この二匹がジンにボコボコにされて倒れている様子が目に浮かぶようだ・・・。


今まで敵だったけど不思議と命乞いしている魔物の未来を不憫に思ってしまった。


「それじゃ、眷属にするぞ!」


オークキングとゴブリンキングは俺たちの言葉が分かるのか顔を上げてキラキラした目でコッチを見ている気がする。


全然可愛くない。


むしろ気持ち悪いからやめてくれ。


「オイ!誰も顔を上げて良いとは言ってないぞ!」


オークキングとゴブリンキングは慌てて額を頭に付けていた。


ジンよ、これから眷属になるんだからもう少し優しくしても良いじゃないかな?


俺が眷属化を実行したとたんオークキングとゴブリンキングは『ポン』っと言う音と共に白い煙に包まれた今まで散々発行現象を見てきたがこのパターンは初めてだ。


どうなってるんだ?

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