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191.アント駆除作戦会議

みんな(特に女性陣)で入る風呂はどうしても緊張してしまうけど始めほどガチガチにはならなくなっていてそれなりに疲れは取れたかな。


睡眠については妻二人と仲良く寝たとだけ記しておく。




大量のアントから撤退した翌日。


現在は朝食後のコーヒータイム中である。


みんな思い思いに飲み物を飲んでいる。


「さて、昨日大量のアント系の魔物から撤退したわけだけど、あの延々と出てくるアント系の魔物を何とかする方法を話し合いたいと思います。」


いつも食事をしているテーブルをみんなで囲んで真剣な顔で頷いてくれる。


ただ一匹テーブルの上で四肢を広げてグデってるパッシーを除いて。


「ソラ、俺が全力を出して敵を蹴散らして道を切り開くぞ!」


特に強い固体のアントもいないし、隠密系のスキルもジンは対応できるけど問題はジンの体力もつのかとアントがいったい何体いるのかだ。


「昨日の戦闘を見てもジンなら何の問題のなく戦えるけど問題はジンが敵を倒すよりも集まってくる敵が多いこととジンのスタミナが有限ってことだからジンの作戦は難しいかな。迷宮の魔物の数が有限であれば撤退と攻略を続ければいつかは突破できるかもしれないけどなぁ。」


この考えは昨日の二の舞になるだろうな。


「はい!」


ルシアが手を挙げた。


この世界にも手を挙げる文化があるのか。


「はい、ルシア。」


「それなら私とパッシーを含めて全員で当たれば良いわ。そうすれば集まってくる敵以上に倒せるわ。」


確かにそれなら少しずつ進めるだろうけど、結局は消耗戦だよなぁ。


魔物がどのように供給されるのかも分からんしな。


「そういえば迷宮の魔物ってどうやって増えているんだ?」


残念ながらみんな揃って首を振っている。


「メアも知らない?」


なんとなく魔女っ子で大精霊のメアは知っているんじゃないかと疑問を口にした。


「確かに我は大精霊で膨大な知識を持っておるがここの迷宮でどのように魔物が増えておるのかは分からん。ただ魔物が増えるのは番が子を産むか魔素が集まって魔物を作るかあるいは大量の魔素を抵抗力の無い物が浴びるかのどれかじゃな。」


この迷宮でどうやって魔物が増えるか分からないけど一般的な魔物の増え方を知っているとはさすがメア伊達に魔女っ子じゃないね。


なんとなくメアの頭をヨシヨシと撫でてやる。


「ええい。やめい!子供扱いするでない!」


メアはお気に召さなかったようで飛んで俺の手の届く範囲から離れてしまった。


残念。


「ん?もしかして人間も大量の魔素を浴びたら魔物になるのか?」


「いや、生きておる人間の抵抗力があればそれは無い。まぁ、あまりに大量であれば気分が悪くなったりはするじゃろ。まぁ、死んだら別じゃがな。」


それなら気にしなくて良いか。


「そうか、ここの迷宮の魔物の増える速度が分からないからルシアの案も厳しいかな。最後の手段ってことになるかな。」


「はい!」


なんとここでエナちゃんが挙手しましたよ。


子供らしい柔軟な発想を期待します。


「魔物が眠っている間に攻略すればいいと思います!」


おお、なかなか良いアイディアじゃないか?


しかし魔物っていつ寝ているんだ。


あと、全員いっぺんに眠ることはないよな。


でもどうにかして眠らせたりしたらいけるか?


少なくともステータスを確認した2種類のアントには耐性スキルはなかったしな。


前の世界でアリの巣を駆除するのは薬品を使っていたな。


「エナちゃん、ありがとう。お陰で良い案が思いついた。もしこの案が失敗したらジンとルシアの案を実行することになると思うからみんなそのつもりで。俺の案は・・・・・。」


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