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177.嫁は増やしたくない・・・・。

ルシアとエリナだけでも満足に愛情を注げているのか不安なのにさらに嫁を増やすわけには・・・・。


なんかルシアとエリナが互いに頷きあっているのは気のせいのはずだ。


「グエン王ご冗談を。ご存知の通り私に既に妻がおりますので・・・。」


周りを見回すとなぜかみなさん不思議そうな顔をされている。


「ソラ殿は何を言っておるのだ?強く優秀な男に妻が多くいるのは当たり前だろう。優秀な子をより多く残す必要があるのだから。まぁ、無理にとは言わんがとにかく宝物庫や古代神殿の案内はエルが案内するのは決定だな。」


何だか弱肉強食の世界みたいな論理だな・・・。


ルシアやエリナの気持ちも大事だがエルの気持ちも・・・・。


とうの本人は顔を真っ赤にしてモジモジしてますよ。


何ですかあの可愛い小動物は!


・・・少なくとも嫌がってはいないようですね。


「分かりました。()()をよろしくお願いします。」


「うむ、エル分かっておるな。頑張るのじゃぞ。」


「ひゃい、お父様。」


いったい何を頑張るつもりなんだ?


「それではさっそく案内を頼むぞエル。ソラ殿申し訳ないが公務があるので我々はこれで失礼する。困ったことがあれば何でも言ってくれ。できる限り便宜しよう。」


「お心遣い感謝します。グエン王。」


エル以外の人達は退室していった。


「ソラ宝物庫に案内するから付いてきてくれ。」


エルに連れられて城内を移動する。


みんな黙っているので何となく気まずい。


な、何かしゃべらないといけないか?


「エ「ここが宝物庫です。」」


・・・・。


よ、よし今のは無かったことにしよう。


「ソラ何か聞きたいことでもあったのか?」


無かったことにはできませんかぁ。


「いや何でもない。ただ沈黙に耐えかねて声を出しただけなんだ。」


エルは首を傾げながらも納得してくれたようで宝物庫への扉を開けてくれた。


「この中にあるものは自由に見てくれていいぞ。」


さすがは一国の城にある宝物庫だ。


部屋一面に様々な魔道具がある。


杖や剣、鎧に巻物等々である。


「これは一日がかりでの閲覧になりそうですね。」





ほんとに一日がかりでの作業になった。


日が傾き宝物庫にも暗闇が訪れ始めたので魔法の灯が部屋を光で満たしている。


新しく手に入った《プログラム》は《闇魔法》と《擬似生命生成》と《魔道刻印》だ。


《擬似生命生成》はゴーレムを作製したり、道具を自動化したりするのに使える、


《魔道刻印》は俺が使える魔法を魔道具化できるというかなり凶悪なものになっている。


《断絶》を刃物に付与したり、《機関銃》を付与した杖を作ったりね。


「エル、ありがとう。とても参考になったよ。」


「こんなことぐらいでは私たちが受けた恩を返せたとは思わないが喜んでもらえたのなら私も嬉しいよ。」


「もう日も落ちるので大地神の古代神殿には明日案内してもらっても良いかな?」


「了解した。」


俺はルシアとエリナを連れて城を後にした。

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