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173.ね、眠れない。


今晩は昨日の約束どおりリーネさんと一緒に寝ることになった。


ただし妻二人も一緒。


これは俺が譲れないことだったのでリーネさんには我慢してもらった。


・・・・、ウソです。


リーネさんがあっさり了承してくれました。


美女にも多少慣れたかなと思ってましたけど違いました。


ルシアとエリナに対して多少慣れと自身が持てただけで女性に強くなったわけではなかったです。


おそらく一緒に眠れたのも緊張しなかったわけではなく疲れすぎて眠っただけのようです。


なぜかって今美女に囲まれて緊張で全く眠れないからですよ。


・・・・あ、そうだ。


魔法を使えば良いんだ!


・・・なさけないって分かってるよ。


それでも寝不足でみんなに心配かけるよりましだよ。


それじゃお休み~。


・・・・眠れないぞ。


なぜだ?


・・・・・そういえば俺は状態異常無効だったな。


仕方ない目だけでも瞑っておくか、多少は疲れもとれるだろ。


・・・・・ダメだ、視角を使わなくなったら他の五感が研ぎ澄まされてしまった。


主に聴覚、嗅覚と触覚がね。


女性の寝息とお風呂上りの甘い香りに柔らかい胸の感触が堪りません。


俺がラノベ主人公だったらこんなに苦労しないんだけどな。


取り敢えず羊でも数えて眠ろう。


羊が一匹羊が二匹・・・・・・・。





羊が九千九百九十八匹、羊が九千九百九十九匹、羊が一万匹。


『チュンチュンチュン』


あっれ~、プライベートワールドにはまだ生き物はいないはずなのになぜか鳥の声が聞こえてくるぞ。


「う、う~ん。」


あ、リーネちゃんが起きるかな。


「スゥ~、Zzzzz。」


あ、まだですか。


ルシアが動いたから起きるかな?


反対側に顔を向けたらルシアじゃなくてエリナが目を覚ましてコッチを見ていた。


何となく寂しそうな顔をしている気がする。


「エリナ、コッチおいで。」


抱きしめて少しでも寂しさが紛らわせたらと思ったけど両手が掴まれてて動けない。


「ご、ごめんエリナ。抱きしめたかったんだけど・・。」


するとエレナはニッコリ微笑んでくれた。


「ありがと、あなた。『チュ』朝食の準備をしてくるわ。ゆっくりしててね。」


俺が慰めて上げようとしたのになんか俺が励まされた?


せめて早く起きて一緒にご飯の準備をしよう。


「ルシア、リーネちゃん起きて。」


二人の肩を揺すって起こす。


「う、う~ん、おじちゃん、おはよう~、ふぁ~。」


「おはようソラ。」


よし両腕が解放されたぞ。


「俺は起きるけど二人はゆっくりしていてね。」


二人にはちょっと悪いけど服を着替えたら二人を部屋に残してキッチンに向かった。

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