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169.王女様?


エナちゃんとリーネさんをプライベートワールドに送り後飛行機もどきを魔力に戻した後、俺は自分に≪プログラム・飛行魔法≫をかけてラプトル?を追いかけている。


う~ん、追っているほうと追いかけているほうのどっちが悪いのか分からないから取りあえず全員無力化してしまおう。


誰も俺に気が付いてないみたいだしな。


≪プログラム・薬物生成≫で即効性のある睡眠薬を生成、成分が分からなくても何でかイメージだけで作れるから便利だ。


次に≪プログラム・水魔法≫で作った水と睡眠薬を混ぜ合わせたものを霧状にする。


≪プログラム・流体操作≫でここら一帯に散布した。


するとどうでしょうみなさん仲良く面白いようにバタバタ眠りこけましたよ。


え?


頭を打っているんじゃないかって?


そこはちゃんとフォローしてますよ。


頭の打ちどころが悪ければあっさり死んじゃうんだから。


「ポックル取りあえず全員拘束して置いて。」


(ワカッタ)


追いかけていたほうは全員同じような皮鎧を着ているからどっかの組織なのかなぁ?


しかも俺と同じような人族だな。


ここって獣人国だけど人族は珍しくないのかな?


追いかけられてたのは獣人の女性だ。


リス?の獣人なのかな?


小柄で可愛らしい女性だ。


うん、胸も可愛らしい。


「う、う~ん。」


あ、目が覚めたかな?


「ふぁ、あ~。」


耳を伏せたままで目をシバシバさせている。


小動物みたいで可愛いらしい。


あれ?リスだから小動物で良いのか?


「!?あなたは誰です!は!へ!体が動かないです!」


女性は立ち上がろうとしたが両腕を縛られているのでバランスを崩してコテンとコケてしまった。


「大丈夫ですか?」


「大丈夫なわけない!お前もあいつらの仲間か!この縄を解け!」


うん、小動物が毛を逆立てているようで全然怖くない。


「まぁまぁ、落ち着いて。俺は偶々通りかかったんだけど、どっちが悪いのか分からないから両方捕縛させてもらったんだ。それで君は誰?」


とりあえず落ち着いて話しをしてもらわないとな。


「おまえこそ誰だ!」


「そうだね。俺の名前はソラ。これがギルド証ね。」


「ふん、そうか。私はエル・グエン。獣人国グエンの王女である!」


王女?


とてもそうは見えないけど・・・。


ドレスを着ているわけでもないしどっちかと言うと近所の元気な女の子って感じだな


「なんじゃその眼は!信じておらんな!」


「王女様なのに護衛も連れてないしね。」


「そ、それは。あ、あれじゃ。みんなの足が遅いのが原因じゃ。」


「つまり一人で勝手にここまでやってきたと。縄を解くけど暴れたり逃げたりしないでね。ポックル解いてあげて、あと一応見張りをお願い。」


(ワカッタ)


まぁ、見張りっていうより護衛だけど。


ポックルは縄を解くとエルさんのポケットに入った。


「この子可愛い!なんなの?」


さすが我らの癒しポックル。


あっという間にエルさんに気に入られたぞ。


「その子は俺の従魔だよ。妙なことをしたらすぐに拘束するからね。」


妙なことっていうか逃げたらまた探さないといけないくなるからね。


「分かったわ。」


「因みにあの男どもが誰か分かる?」


「分からないわ。森に入ったらいきなり襲ってきたのよ!」


う~ん、さっぱりですな。


さて男どもの尋問してみるかうまく出来るかなぁ。

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