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159.引っ越しに期待するなよ。


「そう言えば、待ち合わせ場所を決めてなかったなぁ~。」


≪魔力感知≫で3人が居る場所を探す。


どうやら三人とも《そよかぜ亭》にいるようなので向かうことにしよう。




「お待たせ~。」


あ、ノックもせずに扉を開けてしまったけど家族になったから良いよな?


「お帰りなさい、あなた。」


「お帰り、ソラ。」


「ソラ遅いぞ。」


出迎えの言葉一つでもの人柄と言うものがでるもんだな。


俺の癒しはポックルだけだったけどコレからはいろんな人から癒してもらえそうだ。


ジンとパッシーは今や小数派だ!


なに?


俺のダメな所が直ったわけじゃないって?


ええ、その通りですよ。


それでも俺も優しくされたいときってあるんですよ!


「荷物は大丈夫か?重たいものは俺のアイテムボックスに入れて運ぶぞ。」


「それなら私とエナの持ち物を運んで貰えるかしら。」


「分かったよ。それじゃプライベートワールドの入り口を開けておくからジンとルシアは買出しした荷物を持って先に帰っていてね。」


異界のカギ1を使ってプライベートワールドへの扉を開いてルシアとジンを見送った後、エリナの案内でエリナとエナちゃんの私物の回収に向かった。


まずは調理場で調理道具や調味料や食器を回収。


エリナとエナちゃんの部屋で家具や雑貨、生活用品を回収した。


え?


衣服も回収したのかって?


もちろん回収しましたよ。


イヤイヤ皆さんが思ってるようなことはなかったよ。


だって二人とも部屋は綺麗に片付けてあるし、荷物もタンスごとアイテムボックスにポンですから。


え、それは残念だったねって。


・・・・うん、まぁ、そうだね。


本音を言えば多少は期待してましたよ多少は。


「そういえば『そよかぜ亭』が営業しなくなるお知らせをしなくて大丈夫ですか?」


俺の都合のせいで急に『そよかぜ亭』を閉めてそのまま廃業?だからな。


「ええ、大丈夫ですよ。付き合いのある商店やギルドには買出しの折に話をしてきました。それにお店が廃業するなんてよくあることですから。」


なんて手際が良いんだ。


さすが親子二人で今までやって来ただけのことはあるね。


「そういえばエリナさんとエナさんがこの街を出る届出は必要ないんですかね?」


「それもギルドで届出をしています。」


ギルドは役所みたいな組織になっているのかな?


ってことは国から独立しているってことはないな。


もし独立していても切っても切れない関係だろう。


「それじゃこのままグエンに向けて出発して問題ないですね?」


「はい、グエンに向かうに当たって必要な手続き等はすべて終わりました。」


普通いろいろな手続きだけで2,3日は必要だろう。


それをたった半日で出発の準備が整うなんてエリナさんは優秀だ。


「みんながお腹を空かせているだろうから早く帰ろうか。」



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