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155/246

155.桃源郷はまだ無理です。


そんなわけでお風呂の順番を決めたけどみんな一緒にお風呂に入ることになりました。


俺の精神は崩壊寸前です。


心臓バクバクで耳がおかしくなりそう・・・。


≪冷静≫さん≪ポーカーフェイス≫さんよろしくお願いしますよ。


ヤバイだんだん頭がボーッとしてきた。


長い時間風呂に入り過ぎたかなぁ。


それともみんなの裸体を想像してしまうからか・・・。


『ガラガラ』


ふぉぉぉ、みんながついに入ってきた。


服の上からでも分かるあのプロモーションを・・・・。


いよいよ意識が朦朧としてきたら急に目の前が真っ白になり俺は意識を失っってしまった。


みんなの裸体を拝めなかったのはやはり残念だ。





次に目を覚ましたときはすでに翌朝になっていた。


そして何故かリーネさんが俺に抱き着いて寝ている。


反対にはルシアが寝ている。


と言うかみんな一緒に寝ている。


みんな一緒に寝れるようなベットなんてあったかと不思議に思っただどうやらいくつものベットを並べて一つのベットにしているようだ。


「う、う~ん。」


リーネさんが色っぽい声を耳元で発する。


朝からこんな声を聴くことになるなんて幸せだが息子の沈めるのが大変だ。


そんなことを思っているとリーネさんが目をゴシゴシしながら起き上がった。


俺の顔を覗き込む顔はまだ寝ぼけているようだ。


顔が近いですよリーネさん。


「う、う、うん?おじちゃんが起きてる?」


「うん、起きてるよ。起こしてゴメンね。」


あ、あれ?


リーネさんが今にも泣きそうな顔になっちゃったよ。


「うわぁぁぁん。おじちゃんが起きたぁぁぁぁ!ゴメンなさい!わぁぁぁん。」


リーネさんが泣きながら抱き着いてきた。


えぇぇ!


何で号泣!?


しかしやっぱりリーネさんの胸は凶悪ですね。


え?


さっきまでも抱き付かれて堪能していただろうって?


確かにそうなんだが、抱き着かれる瞬間の『ポヨン』って感触がまた何とも言えない幸せな感触なんですよ。


ってリーネさんの胸の感触を堪能したいけどいつまでも堪能している場合じゃない。


「ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。嫌わないで。嫌わないで。嫌わないで。」


「大丈夫。大丈夫。俺はリーネちゃんを嫌いになったりしないよ。」


女性の甘い香りに引っ張られる本能を理性で押さえつけながら優しくリーネの頭を撫でながら言い聞かせる。


「ホント?」


目に涙を溜めながら俺を上目使いに見てくる。


グハッ!


吐血しそうだ。


「ホントにホントだよ。」


「ホントにホントにホント?」


「ホントにホントにホントだよ。」


「ホントにホントにホントにホント?」


「ホントにホントにホントにホントだよ。」


「ホントにホントにホントにホントにホント?」


「ホントにホントにホントにホントにホントだよ。」


アレ、これって永遠に終わらないんじゃないか。


っていうかもうリーネさん泣いてないし、むしろニコニコ笑ってるよ。


もしかして俺遊ばれてる?


「ソラ。起きたのね?」


リーネさんと遊んでいる間にルシアが起きたらしい。


「ああ、おはようルシア。」


リーネさんのときも思ったけど寝起きの美女ってなんか独特の色香があるよな。


「昨日は大変だったのよ。お風呂に入ってみたらソラは気を失っているし、リーネちゃんはそれを見て泣き始めるしね。」


それで起きたときにリーネさんが号泣したのか。


「心配させて悪かったよ。のぼせてた上にちょっとね。」


「ふふ、ちょっと何?」


「え、いや、まぁね。ルシアの体とかをね、想像したらなんと言うか・・・・。それよりもエリナさんとエナちゃんはどうしたの?」


「まぁ良いわ。二人は朝食の用意をしているんだと思うわ。」


それなら待たせないように使い魔を起こして早く行こう。

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