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134.嫁候補


「まずはこのエンシェントエルフの指輪を使って私と眷属契約をしてください。」


つまりルシアさんが俺の眷属になるってことですね。


「それって何かルシアさんを配下にするみたいで嫌ですね。」


ルシアさんを知るためにももっと気軽な関係が良いのだけど。


「私を気遣ってくださってありがとうございます。しかしこれを行なわないことには世界樹の管理をお手伝いできません。眷属契約をするにしてもどのように接するかは個々人の心持ち次第ですから。」


それもそうだよな俺の心持ち次第だよな。


「分かりました。どうやって契約を行なうのですか?」


「私が魔力を込めたこの指輪に魔力を込めた血を垂らして下さい。」


俺はアイテムボックスから取り出したナイフで指を小さく切りエンシェントエルフの指輪に血を垂らした。


すると優しげな深緑の光が俺とルシアさんを包み込む。


****************

名前 ルシア  LV40

種族 エンシェントエルフ

戦闘ランク C


スキル

奏風剣技 LV3

疾風魔法 LV3

水魔法 LV8

鑑定 LV5

気配感知 LV4

身体強化 LV5


ユニークスキル

精霊の友


称号

世界樹の写身、ソラの嫁候補


アイテム

風精霊の剣・風精霊の皮鎧

**************


いろいろ気になるけど『ソラの嫁候補』って・・・・。


「ルシアさんって強いんですね。」


「それなりに永く生きていますからね。それと私のことはルシアとお呼びください。」


え、それは俺にはハードルが高い・・・。


「それならルシアさんも俺に対して堅いですよね。」


「・・・・・・。」


は、反応がない。


ルシアさんがジっと見て来る。


「あのルシアさん?」


「・・・・・・・。」


もしかして『ルシア』って呼ばないと返事しないパターン。


「・・・・ル、ルシア。」


恥ずいぞ。


なぜ世のラノベ主人公はいきなりあんなに女性の扱いが上手くなるんだよ。


「なんでしょうソラ様。」


「ル・ルシアももうちょっと柔らかい言葉にできないかな?」


「分かりましたソラ。こんな具合でいいかしら?」


うおぉぉ。


恥ずかしくて死ねるかも。


さすがの《冷静》さんも力及ばずだ。


「う、うん。良いと思う。」


こんな美人が俺の嫁になるかもしれないのか・・・。


「ソラ、イチャイチャしてないで話を進めろよ。」


「ブヒブヒ」(そうだぞ主は良いかもしれないけど俺達は暇だぞ。)


うおっと、こいつらのことすっかり忘れていた!


「そ、そうだな。すまん。」


ただ、お陰でちょっと落ち着いた。


「ルシアこれから俺はどうしだら良いんだ?」


まだまだ呼び捨ては恥ずかしいが《冷静》さんと《ポーカーフェイス》さんに頑張ってもらうしかない。


「まずは精霊樹の若木を探しましょう。」


それって精霊の残留でポックルが見つけてきた植物だよな?


アイテムボックスから取り出して精霊樹の若木を取り出す。


「ル、ルシア。精霊樹の若木ってコレのこと?」


「・・・・・・・。」


あれ、ルシアが固まっちゃったぞ?

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