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112.その名は断絶


ジンほどの戦闘技術はなくてもせめて身体能力だけでも近づけないと死んじまうな。


≪プログラム・身体強化≫に≪プログラム・雷魔法≫と≪プログラム・風魔法≫を付与する。


≪プログラム・ベクトル操作≫を≪プログラム・条件≫で進行方向に発生させる。


≪プログラム・運動エネルギー吸収≫でエネルギーのロスを無くす。


すべてを≪プログラム・強化≫で底上げする。


ジンのような戦闘センスがない分は≪プログラム・空間魔法≫で補う。


≪韋駄天・軽業師≫とでも名付けておこう。


さてと準備は整った!


ジンがドラゴンを引き付けている間に出来るだけドラゴンとの距離を詰めなければならない。


そのため躊躇することなく全力で走り出す。


しかし、ドラゴンとの距離を半分も詰めない内にドラゴンに気付かれて炎の弾丸が俺に向けて次々に向かって来た。


一方ジンは鬼神化によって能力を底上げしたお陰で先ほどより深いキズをドラゴンに与えてる。


それでもドラゴンにとってはちょっとした切り傷程度だ。


それでも近づてくるだけの俺よりもジンのほうがはるかに危険と思っているからか初めに放った炎の弾丸ほどの激しい数による攻撃は俺には来ていない。


お陰で何とか避けながらドラゴンとの距離を詰めれている。


それにしてもやっぱりジンはすごいな。


高い身体能力に加え《天駆》や《幻影》《偽気配》《分身》などのスキルを持っているとは言ってもあの炎の弾丸による嵐を避けながらドラゴンの繰り出す爪の斬撃にも対応しているだからな。


俺は間違いなくドラゴンの爪を飛んで避けた時点で炎の弾丸の餌食になるな。


俺の切り札の射程距離まで残り半分かな。


ドラゴンに近づくほどに炎の弾丸の数が増えてきて避けるので精一杯でなかなか距離を詰めれない。


避け切れなくなり結界を使って防ぐ回数が増えてくる。


《プログラム・空間魔法》で来るのは分かっているのだが俺の戦闘技術の拙さのせいで避けられないのはほんと悔しいな。


今度ジンに接近戦の特訓をしてもらおうかな。


それにしても近くで見るとドラゴンってとんでもない迫力だな。


《冷静》さんがいなかったら絶対足が(すく)んでたよ。


さてとホントの最後の切り札を切りますか。


これはとある漫画に描かれていたことをうろ覚えで再現してみたものだ。


どんな硬い金属でも分子間の結合を壊せてば切断できると言った物。


そしてたった一分子の厚さの刃が有れば分子と分子の間にある結合を壊せるらしい。


俺はそれを実行できる《プログラム》を作り上げた。


まず《プログラム・物質化》でチタン合金を生成し《プログラム・空間魔法》を使って一つの分子を繋げた刃を作り2分子・3分子と厚みを上げて峰まで作成する。


そして《プログラム・ベクトル操作》で刃が通った後、再び分子間力で結合しないように左右に開く力を加える。


名づけて《プログラム・断絶》・・・・、う~んやっぱ良い名前が思いつかないな。



そろそろ主人公が敵をサクサクと倒せるようになってしますかも

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