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107.かつての強敵も今は雑魚


いつもは特攻隊長のジンが先陣を切るが今回は俺が先陣を切らせてもらう。


アースリザードは体が大きいので《必中の矢・電気針》では効果が低いだろう


そこで《必中の矢》に《プログラム・水魔法》《プログラム・運動エネルギー吸収》で体温を奪う効果と氷で地面に縫い付ける効果を付与その上《プログラム・強化》で全体の威力を底上げした《必中の矢・冷気針》で動きを鈍らせることに特化した攻撃を行なう。


アースリザードに四肢を狙って《必中の矢・冷気針》を8連射で放った。


アースリザードの四肢を貫通はできなかったが見事に四肢を床に縫いつけた。


あ、ヤバ!


《魔力感知》が魔法を使う兆候をアースリザードの魔力変化に感知。


「みんな魔法が来るぞ!」


俺が叫んだ瞬間アースリザードの周りに石礫が現われた。


石礫の数が100を越えると次々にこちらに向けて飛ばしてきた。


そんな石礫の雨の中をジンは石礫を避けながら高速で移動し始める。


俺にはジンの真似は出来ないので違う方法で対処する。


「パッシー、危ないからコッチに来い。」


おそらく100キロ以上のスピードで飛んでいる気がする。


このまま結界で防ぐことも可能だけど魔力の無駄が多くなる。


そこでちょっと工夫を加えて対処した。


《プログラム・空間魔法》で俺達から30メートルの範囲を指定し《プログラム・条件》で石礫と判別した対象を《プログラム・運動エネルギー》《プログラム・吸収》で吸収した魔力とエネルギーを《プログラム・結界》に流用する《吸収結界》を発動させる。


効果は抜群だった。


石礫は俺達の前にある結界に『コツン』と当たって落ちる。


もし当たってもちょっと痛い位で済みそうな感じだな。


それにしても動きを鈍らせたら魔法を使ってくるとはな。


何でもかんでも動きを阻害すれば良いってものでもないのかぁ。


《吸収結界》でアースリザードの魔法を防いでいる間にジンがアースリザードを倒していた。


一度戦ったことが有ってしかも動きが鈍っていればジンの敵ではないか。


初め戦ったときは強敵だったんだけどなぁ。


「ソラ、なかなか切り応えがあったぜ!」


そりゃあんだけ大きいアースリザードは相当な切り応えがあったでしょうよ。


あ、また≪魔力感知≫にこっちに来る一団を捉えた。


「こっちに向かって来る一団がいるけどみんな連戦だけど行けるか?」


「おう、ガンガン行くぜ!」


「ブヒブヒ」(今回何にもしてないからな)


(ダイジョブ)


ジンの答えは何となく分かってた。


「リザードが5匹とおそらくファイアリザードが1匹。今回は≪ボム≫を使うからジン突っ走るなよ。」


「分かってるぞ!」


「それじゃ、罠を仕掛けて待ちますか。」


≪プログラム・強化≫で爆発力と≪物質化≫を強化した感圧式の≪爆弾(ボム)≫を6つ設置する。


用心のために通路の角まで戻りさらにポックルに土魔法で壁を作ってもらってその後ろでリザードの一団が罠にかかるのを待つ。


6つもボムを設置したのはまたやり過ぎになるかもな。


でも安全第一だ。


おかしいアースリザードにはそれなりに苦戦するはずなのに・・。

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