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コロナ禍

作者: 翠泉


 オリンピックどころではなくなった

 令和2年の春より

 桜が散り始める時期

 あの頃を思い出して笑えるだろうか


 まだ出会っていないあなたが

 ほんの少しでも

 たとえちっぽけだとしても

 幸福を感じられていますように


 じきに蝉が鳴き始めるような

 そんな季節がやってくる

 108の意味が

 騒ぎ始めるころ


 まだ出会っていないあなたから

 呼ばれている声が聞こえる

 果てしない落胆の先

 その先から描き続ける


 哀れだと思われるくらいが

 きっとちょうどいい

 伝わってくれればいい

 今すぐではなくても


 オリンピックどころではなくなった

 令和2年の春より

 泣くことができなくなるのは嫌だ

 想いを伝えられなくなるのは嫌だ


 触れ続けていたい

 あなたが笑う世界よ消えないで

 未来へと繋がっていてほしい

 今すぐではなくても


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― 新着の感想 ―
コロナ禍は、様々なものを大きく変えましたよね。見えないウイルスと戦いながら、リモートで多くのことをやるようになって。 それが、改めて「つながる」ことの意味や、その大切さを感じることにもなったのかも知…
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