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皇帝とサキュバス  作者: テクマ
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奪還

「必要ありません」

「なぜですか、これだけいれば一国を攻め滅ぼせますよ、このまま王城まで行きましょう」

「ミアさん、これにワイバーンが5体加わります、過剰戦力です」

「じゃあワイバーンを置いて行きますか」

「ワイバーンは入っています」

「では、ヒーラーは必要ですし、魔術師も防御に必要ですし、剣士は主力ですし、龍は転移に必要ですし、これがミニマムですよ。しょうがない、なんなら剣士を一人削りますか」

「剣士は必要です、相手は200人からいますから」

「そうですか、では相手の兵隊を農業に勧誘する係に人を当てましょう」

「それならば、まあ。後は子供ですかね」

「黒帝くんはパトロン推薦ですし、その護衛はセットですから外せません。まあうちの皇帝様と同じで破壊術式が派手なんで活躍すると城が無くなってしまうから後衛でいきましょう」

「では、それでいきましょう」


  ミアは軽く論破した。東の魔女の後継者とそのパーティはワイバーンに乗るものと自力で飛べるものに分かれて対岸にむかうことになった。


「やあインバさん、この前は逃がしてくれてありがとう」

「ワイバーンか、うまく人族に化けているものだ、しかも文字も書けるとは」

「食われるとは思ってなかったからのんびりしていたんだが、逃げられて助かったよ。剥製にされずにすんだ」

「しかし、数が増えているな、20匹以上いる。仲間でも見つけたのか」

「それもあるけど、食糧事情がいいので増えたんだよ、雌雄同体だからね」

「そういえばお前らって中性的だな」


その夜、暗黒大陸を出発した一行は早朝に東の魔女の城についた。導かれるままに海岸にある秘密の通路から城の中に入って行った。ワイバーン達も人族の姿に戻ってワイワイ話だした。


「何事も無く侵入できましたね、明け方なので皆寝ているのでしょうか」

「ここから階段を登って行けば女王様の執務室ですか、思っていたよりも簡単です」


  執務室についたが誰もいない。東の魔女の後継者はなかを見渡すと


「装飾品や家具が全部取り換えられていますよ」

「誰か使っているようですね。じゃあ、黒帝くんはここで待っていてね」

「いえミア様、それではルーシー様が納得されません、将官のクビまで行かなくとも、捕らえるところまではやらせてください」

「では、私がここで待っています」

「ミアさんは敵兵を集めたところで農業に勧誘してください、インバ殿は暗黒大陸まで先導してもらって、敵兵を減らします」

「では結界の触媒がある王座の間まで行きましょう、そこで兵隊を集めて募集します」


  ぞろぞろと皆で歩いて王座の間にむかった。あいかわらずワイバーン達はワイワイ話しているが誰もとがめるものもいない、ミアが注意しようとしたとき。


「おいお前ら何者だ」


  巡回していた兵隊に見つかった。


「そりゃ見つかりますよ、黒帝くん電気」

「うん」


  兵隊は感電して倒れた。ようすを見に近づいた剣士が


「・・死にましたね、黒帝くん威力が強すぎです」

「はいレンさんヒールして下さい」

「蘇生させました、これからは40ボルト以下でお願いします」

「黒帝くんもしかしてこの城全域に電気流せたりするのかな、ならもう実質的に攻略終了なんですが」

「ムラができるから半分ぐらい死ぬ」

「本当ならそれでいいんだけど、とりあえず進みますか」


  兵隊は拘束してこの場に置いて行くことにした。


「農民の募集要項を置いて行きましょう」


ミアは額に募集要項を貼って、そして先に進んだ。


「額に貼るのはふざけていませんかね」

「でもどっかに飛んで行くと困るし、ちょうど汗の油が接着剤代わりになって良く張り付いたのであれでいいでしょう。それに土地もらえて平和に収入約束されて上等な国民にしてもらえる紙ですからそんなことどうでも良くなりますよ」


  また警備の兵隊に見とがめられたが黒帝が感電させて切り抜けた。セーレは


「電気最強だな、私も雷属性を鍛えよう。40ボルト以下ってなんで、感覚?」

「死にボルト、42ボルト以上だと死ぬからそれ以下で、って皇帝様が言ってた。ボルトは感覚、そもそもボルトの意味は誰も分からない」

「だよな、あの人たまに異世界人みたいなこと言うし。私は42ボルト以上出せばいいのか」


  さらに何人か警備の兵隊を拘束したのち東の魔女の後継者は


「やっぱり過剰戦力じゃないですか、黒帝くんだけで兵隊の10%は退治していますよ」

「まあまあ、ルーシー様とデリア様が手塩にかけた人材ですから、こういった場に強いんですよ、あれ、人材の人で合っているんだよね?あっているよね」

「あっています、人族ですから」


王座の間につくとさらに十数人の兵隊がいたがこれも黒帝くんが感電させて拘束した。


「さすが黒帝くん、一人も死んでいません」

「これは仕事がはかどりますな、一か所に集めて後でミア殿のありがたい講義を受けてもらいましょう」


  ワイバーン達が兵隊を一か所に集めている間、東の魔女の後継者は触媒の調子を見ていた。


「誰か王座に座っていましたね、まさか王国の王は来ていませんよね」

「どうでしょうね、もしいれば感電させて拘束した後で連れ帰ればいざこざは終わるんですけどね」

「兵隊がふざけて座っていただけだろ、それで結界ははれるのか」

「魔石がだいぶ劣化していますが、これは東の魔女様のときからですから大丈夫でしょう」



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