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皇帝とサキュバス  作者: テクマ
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初代皇帝

ガーシャは天界にいた。胸を刺し貫かれたが穴もない、というかスケスケで手をかざすと向こう側が見える。キョロキョロしていると遠くから布の面積がかなり小さい服を着た女性が歩いて来て、あなたがガーシャさんね、私は女神、これを渡します、と言って金ぴかの剣を渡した。これを持って帰るのかと思って女神が帰る呪文でも唱えるのを待っていたが女神がしゃべりだした


「あなたまだ自分の力を出し切れていないのね、だからほらこうして、こうするとエネルギー弾をうてたり、思っている建物をたてることができるので使ってみてね、まあ建物たてるのはすこし後になるだろうけど」


  そして指を交差させる呪文の形を作ってみせてくれた、そのあと、女神が忙しく動いて笑って手を振ったと思ったらガーシャは自分の体に戻っていた。セーレンが一生懸命胸をたたいきながら蘇生さそうとしているようで、痛いよ、と言って目が覚めた。セーレンは


「ほら、ほらね、先に心臓を治しといてよかった。はい予定通り戻ってきました」


  サーシャは口をあけてぼーっと見ていると、セーレンは聖剣を指さして、これこれ、これがあれば逆転勝利できます、と言った。サーシャはガーシャを憐れむような感じで頭をなでた。ガーシャは


「こんな金ぴかはカッコ悪いな」


そういうとセーレンは、機能性重視、と胸をはった。


魔族は戦線をあげてきたのでガイルのかわりに聖剣をもったガーシャがエーリッヒと共に先頭に立って反撃をはじめた。



モーが率いる軍団は火球を放ちながら迫ってくる、それを魔術師たちが防御しながらまた撃ち返すところから始まった。ガーシャは女神から教わった方法でエネルギー弾をはなってみた、何も反動もなく空気のねじれが吸い込まれるように魔族の隊列に吸い込まれると空間がねじれて収束してはじけた。エーリッヒは、なんだそれもっと撃て、と上機嫌でどなった。

魔王軍は次々と倒れ総崩れとなると撤退していった。このような戦いが数日続くと魔王城が見えるところまで押し返した。ガイルも復帰していよいよ魔王城に攻め込む計画を立てていると陣に一人の少女がガーシャを訪ねてきた。メガネをかけた黒髪の少女は


「魔王城の情報を持っているのであなたにだけに話したい」


  そういうと暗がりに連れて行きメガネをはずしてガーシャの目を見た・・・そして


「・・・なにも・・・感じませんか」


  え、なにか?美人だとは思うが・・・ガーシャは意味が分からず立ちすくんでいると、少女は


「サキュバスの術にかからないとは、女神の加護ですか。まあいい、お前を殺せばいいんだ」


  そういうとレイピアを取り出してガーシャの腹を何回も突き刺した。ガーシャは


「魔族か、まったく魔力を感じなかった」


  少女は、お前みたいな男ばかりならよかったんだがな、そういうと喉に剣をあてて突き刺そうとしたがサーシャがとっさにケリをいれて引き離した。そこにエーリッヒが来て目をみてしまい魅惑されて少女の味方につこうとしたのでセーレンがヒールをかけておちつかせた。ガイルは目を隠しながら近づいてきて言った


「そいつは人族だよ、目に魅了の魔力があるだけだ、おそらく魔王たちがどっかの奴隷商か娼館からから買ってきたんだろう、自由にしてやるからガーシャを殺してこい、ぐらい言われたんだろ」


  少女はマーシャと言った、ガイルが言うように娼館に売られる前に奴隷商から買われてきたそうだ、サキュバスと呼ばれる人族で魔族からも人族からも最底辺として扱われている人たちであった。だが状況はちがった


「私達は魔王様に保護してもらっている、そのため魔王様を殺そうとするお前を殺すことにしたんだ、魔王様や魔族の誰かにたのまれたわけではない」


  ヒールをうけて命をとりとめたガーシャは


「魔王はどんな者なんだ、お前たちは人族だろ魔王と魔族に親や兄弟が殺されたのではないのか」


  マーシャはサーシャに縛られながら


「私達のように貧乏な家庭出身者は村で石を投げられて育って親に捨てられた、裕福な家庭なら成人して魔力がコントロールできるようになるまで外に出ないですごせるが、私達は娼館で客の袖を引くか奴隷として貴族や裕福な商人に売られるしかない。だが魔王様は私達にまともな仕事を与えて保護してくれたんだ。親兄弟や人族が殺されても何も感じない」


  セーレンとサーシャは


「ではお前はこちらにつけばいい、向こうにいるものは魔王につけばいいよ。この戦いが終わったら私達もあなたたちサキュバスの目を持つ人を保護しよう。魔王を倒したらそれぐらいの力が人族の間で手に入る。私達が負けても魔王に保護を続けてもらえばいい。魔王がお前たちに何も求めないのなら何もしなければいい、ただそれだけのはなしだ」


  ガーシャとガイルにエーリッヒも同意した


「我々が魔王を倒した後の世でもあなた達を保護しよう」


マーシャはガーシャを刺したことをわびて、セーレンはたいした傷ではないからと許し、ガーシャも同意した。

これは兄弟にはきかないのだが、サーシャも魅了ができるがエルフはメガネをかけないで抑えることができると言ってガーシャにやってみせた。ガーシャはマーシャから受けたとき同様きいてないような気がしていたが、実はきいてしまっていることを後でしることになる。


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