表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
皇帝とサキュバス  作者: テクマ
37/100

魔族

「ルーシーさんって魔族ですよね、魔族はまあいいんだけど、かなり上位の魔族。大丈夫なんですか」


  そうですね魔族ですたぶん魔王以外ではトップクラスの実力を持つ、おかしいですよねここにいるの、ミアさんは正しい。


「聖剣があるから力が減少しているみたいだけど、ベーゼルさんが城から転移できなかったけどルーシーさんは部屋から転移できたんですよ、すごいですよね」


  私は転移できないんですけどね。しかしマーシャはなんとも思ってないみたいだね、むしろ仲良くしたいみたいな。


「ああ、はあ、で、もう一人の、もう一体のベーゼルさんが獣を捕まえたので運び込みたいそうですが」


  それではと魔物退治したあたりに畜舎をたてたので一度見に来てほしいと伝えてもらった。ベーゼルは


「ああ、これでいい、これでいいよ。とりあえず雑草くわしておこう」


  ミノタウロスの四つ足、オークの四つ足を数体ずつ飼育することになった。


「味は二足歩行とかわらない美味だ。そんで生まれてから三カ月ぐらいで成体になる、極度のストレスが無ければ二足歩行をはじめない、気の短いルーシーにはできない仕事だ」


ベーゼルは家畜の数が増えたら数体の仲間を呼ぶので宿泊施設を作ってくれと言ったので作ることにした。ここら辺は魔物が多いから石造りの堅牢なのを作ると言ったが、私達を襲う魔物はいない、とのことだが魔王城の出城のようにならない程度の石造りにしておいた。





ソフィアとルーシーはデリアのお茶を楽しんでいた。そこにヴァレンティーナに貸していた猫が帰ってきたのでその話題になった。ソフィアが猫のかわった性質について話した


「この猫は痛みと苦痛を食べてくれるのですよ、しっぽを見てください、今は1本ですが苦痛をたくさん食べると10本以上になるそうです、まだそこまでの苦痛を抱えている人がいないので上限ははっきりしないのですが、ぜひ抱いてみて下さい、特に痛み等なくとも気分がやわらぎますよ」


  ルーシーは、これは珍しいとはしゃぎながら抱き上げた。そして私は犬を飼っているのですが、とケリーのはなしをはじめた。そして、それほどの能力は無いのですが、そういうとスカートを少したくし上げると双頭の犬がはい出てきた


「この子は人見知りが激しくてなかなか出て来てくれないのですよ、普段はわたしの影にかくれて寝ているんですよ、ぜひ抱いてみて下さい、首の間にあごをのせると良い感じですよ」


  ソフィアはよろこんで首のあいだにあごを置いてはしゃぎながらルーシーの方を見ると猫のしっぽが10本になって、体も1.5倍に膨らんでいた。ソフィアは、あっ、とルーシーが魔族なので痛みと苦痛で構成されていることに気付いて猫を引き離した。ルーシーが


「こうなるような気がしていましたが、うん、でも最高が10本だと確認できましたね」


  ソフィアと笑いあった。ケリーはというと特に何も変化が無いようだが、ルーシーが


「ケリーは幸せな人にかわいがられると3個目の頭を生やすのですが、まあ、かなり時間がかかります、しばらく一緒にいてはどうですか。そろそろ3個目の頭が生えてみいいころですし」


生えてこなければ不幸せと言うわけではないとのことなので、ソフィアはしばらくケリーと生活することにした。ルーシーはソフィアとアスカムの結婚式に出席する約束をして魔王城に帰って行った。





魔王城ではベーゼルと数体の魔族が集まっていた。ベーゼルがたんたんと自分が導入する畜産技術について語っていたがルーシーは、成功するのかしないのか、と聞いたので、する、と答えて話は終わった。ベーゼルはさらに


「あそこは魚も自前で入手しようとしている、地下と海を魔法でつなげて地上で販売するようだ。海の利益は魚を食べないエルフ国が押さえてるが安く新鮮なものを直接入手できるだろうな。ただアスカムが大魔法をつかえるようになるには時間がかかるから実現するのは少し先だろう」


  ルーシーは魔王様が覚醒する可能性がますます無くなるな、と思いながら


「あなた全力でやらねばなりませんね、かなり直接的に魔王様を幸福に導くことになりそうですよ」


  ベーセルが、目を丸くして


「見つけたのか、城の中で若いのに手あたり次第接触していたが」


  ルーシーは


「ああぁ、まあ、はっきりとは分かりませんが、なにしろにじみ出る混沌が聖剣でかき消されますから、心の弱い人族がいると魔にとらわれるから分かりそうなものなんだが。だが一連の事象からも示唆されますよ、あそこに魔王様がおられると。そしてあそこにおられると安心です。あなたはあそこにいたとき感じましたか」


  ベーゼルは頭をかしげて、特に気にしていたわけでは無かったので感じなかったな、と言った。ルーシーは


「まあ、確信を得るためには少しまたなければなりませんが。数年のうちにはっきりとしますよ。

そうすると初代皇帝が理想とした共生社会が来るわけですよ、それを支えてきたあのものたちの理想も」


  ベーゼルは目をつむって天をあおいで


「糞いまいましいが、天使の策略にはまるわけでもあるな。魔王様が逝くときにかわしたとか言う初代皇帝との誓いが時を超えてかなえられるわけか」


  ルーシーは皆の目を見ながら


「これはここだけのはなしですよ、だが方向性ははっきりと決まりましたとだけまわりに伝えてください。それにベーゼルお前は口が軽いから気を付けてください」


  ベーゼルは


「ああ、ああ、可能性の一つだったが守らせるために騎士をわざわざ連れてくるように仕向けたなんて誰にも言わないよ。これは悪魔と天使の犯罪だ、ここにいるやつ以外には誰にも言えないよ、罰せられるとどこにも居場所がなくなる」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ