表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

キミの願い

作者: 宮田 優希

 キミと生きた日


  一 これから始まる物語

 俺、坂口は先月この中学校に転校して来たばかり、なれない中、毎日のように話しかけてくる、1人の女の子がいた。その子の名前は、藤田。いつも明るくて、クラスの人気もので男子は、藤田にメロメロ、俺もいつのまにか藤田に恋をしていた。俺は、藤田に告白することにした。俺は、放課後、藤田を呼び出して

「実は俺、いつのまにか藤田のこと好きになった。俺と付き合ってくれないか?」

と弱弱しい声で言った

「うれしいけど・・・」

その事を言って、藤田は、黙り込んでしまった。静かな時間が、続いた、その時、藤田が、口を開いた。

「うち、不治の病で余命4ヶ月なの、でもうちも坂口君のこと好きだから付き合いたい。   だけど坂口君は、こんなうちと、付き合ってくれないよね。」

俺は、即答した。

「余命なんか関係ねぇ。俺は、お前を死なせない。愛の力でどうにかしてやるよ。だから藤田、俺と付き合ってください。」

俺がそう答えると、藤田は、笑ってくれた。この日から俺と藤田は、付き合い始めた。付き合っていることは、誰にも話さなかった。



二 君との最初で最後の

 藤田と付き合い始めて1週間がたった。俺は、藤田をデートに誘った。

「藤田、来週の日曜日どっか行かねぇ?」

「えっ、二人で!」

「いやか?」

「いや良い」

「だったら来週の日曜日、駅に10時で良いか」

「わかった。楽しみにしとく。」

そして日曜日になった。俺は、駅10分前に着いた。本を読んで待っていると、俺の前に車が止まった、その車から、藤田が降りてきた。藤田は、降りてきてこう言った。

「ごめん待った?」

「いや今来たばかり。じゃあ行こうか」

と俺らは、電車に乗って、街に向かった。

街に着くと、人がいっぱいいた。俺らは、ゲームセンターに向かった。ゲームセンターには、日曜日と言うのもあって、お客さんが、いっぱいいた、俺らは、プリクラコーナーにいった。そこには、女子や、俺らみたいな、リア充が、たくさんいた。俺は、藤田に台を、選んでもらった。そして2人で撮った。どんなポーズをしたかは、あえて言わないでおこう。そして俺らは、店を出てファミレスに行って昼食をとって駅に向かった。自分らが住む街に戻って高台の公園にいった、そこで、俺らは、1時間ぐらい遊んだ。藤田が、

「そろそろ帰ろうか」

と言った時、俺は、藤田の腕を引いて「ハグ」をした。藤田は、

「なにすんの」

と言いながらも、顔は、真っ赤だった。

「帰るか。家まで送るよ」

と言って藤田の家まで送ることにした。帰る途中。藤田が、こんなことを言ってきた。

「坂口君、こんなうちと付き合ってくれてありがとう。」

俺は、すこし照れながらもこう答えた。

「こちらこそ、ありがとな」

と15分ぐらい歩いたところで藤田が止まった。

「ここが、うちの家」

俺は、藤田の家を見てきれいだなと思った。俺は、藤田に、

「じゃあ、明日学校で」、

「また明日ね。」

と言って、俺は、藤田に手を振りながら、自分の家に向かった。

次の日学校に行くと藤田はいなかった。先生が教室に入って来て、

「藤田さんは今日お休みです。」

と言ってきた。そのまま藤田が、いない1日が終わった。これが1週間続いた。


 

三 君がいない日々

 俺は、藤田の家に行くことにした。学校が終わって、藤田の家に行った。藤田の家に着いて、俺は、インターホンを押した。すると家の中から、誰かが出てきた。藤田のお母さんのようだ、俺は、

「あの、藤田さん居ますか」

と聞くと、お母さんは

「娘は、先週の月曜日から病院に入院しています。君ってもしかして娘の彼氏の・・・」

と聞かれたので、俺は、

「はい、そうです。坂口と言います。挨拶にいってなくてごめんなさい。あの、藤田さん

 大丈夫なのですかね。俺、お見舞いっていいですか。」

と聞いた、お母さんは、迷っていた、でもお母さんはこう言った。

「じゃあ来週の日曜日、家に10時に来て。」

俺は、少し嬉しがりながら、

「分かりました。ありがとうございます。」

そう言って、俺は、藤田の家を後にした。

そして、日曜日になった。俺は、10時のちょっと前に着いて、インターホンを押した。すると中から、お母さんがでてきて

「あはよう。じゃあいこうか」

俺は、少し緊張しながら。

「おはようございます。今日は、よろしくおねがいします。」

と言って車に乗り込んだ。病院までの道のりは、お母さんが、たくさん話しかけてくれた。こんなことも言われた。

「うちの子と、付き合ってくれてありがとう。」

「あの子いつ死ぬか分からないから、それだけは、知っていてね。」

「分かっています。」

と、そして病院に着いた。藤田の病室は、8階の807だった。お母さんが先に入って、俺は、カーテンに隠れていた。お母さんは、藤田にこんな事を言っていた。

「今日は、お母さんだけじゃないよ。入ってきて。」

と言われたから、カーテンを開けて入った。すると藤田は、すごく照れながら

「なになに、坂口君来てくれたの」

と言ってきただから俺も照れながら、

「久しぶり。元気そうで良かった。」

そのときお母さんは、空気を読んで、何も言わず出て行ってくれた。それから俺らは、2時間ぐらい話した。そして俺は、お母さんに呼ばれて、藤田の病室を、後にした。帰るとき俺は、藤田に、

「学校でまってからな」

と言った。藤田は、頭を縦に振った。でも藤田は、それから1度も学校に現れなかった。


 四 キミとの別れ

 藤田が、学校に来なくなって、2ヶ月が経とうとしていたある日俺は学校が終わって家に帰ると、そこに藤田のお母さんがいた。そして俺にこう言った。

「うちの娘が、昨日の夜。亡くなりました。明日、葬式があるから来てね。娘最後まで、坂口君の話していたよ。うちが余命4ヶ月だけど付き合ってくれるって言ったら、坂口君、余命なんか関係ねぇ。俺は、お前を死なせないって言ってくれたんだ。それが娘にとってとっても嬉しかったことだったのだろうね。坂口君、今まで、娘のこと好きで居てくれてありがとう。キミのお蔭で娘は、最後の約2ヶ月を楽しく過ごせた。ありがとう。坂口君は、新しい好きな人を作って、前に進んで行ってね。二つお願いがあるのだけど娘のこと忘れないで、そして娘の分まで生きて。」

俺は、何も言えなかった。ただただ涙が止まらなかった。俺は、お母さんに一礼だけをして家の中に入って行った。自分の部屋に入って一人で泣いた。いっぱい泣いた。

次の日俺は、学校に行ききれなかった。でも藤田の葬式にはいった。葬式会場に入ると、たくさんの花にかこまれた、藤田の写真があった。その写真をみた途端、俺は涙がぽとぽとと落ちてきてそれからずっと泣いていた。そんな俺を見ていた藤田のお母さんが来てこんなことを言った。

「来てくれたんのね。ありがとう。」

俺は、涙を拭いながら、

「お母さん今までありがとうございました。あの、たまには、家に手を合わせにきていいですか」

と聞いた。お母さんは、

「うん、良いよ。娘も喜ぶと思う。」

それを聞いて俺は、一礼して席に着いた。そして葬式が始まった。俺は、静かに話を聞いた。そして葬式が終わると、藤田の写真を見て涙をこえて

「じゃあね」

そう言って帰った、それからの事はなにも覚えてない。



五 君がいない世界を

次の日俺は、学校に行った。教室に入って藤田の席には、花瓶に、入った、1本の花が置いてあった。悲しい気持ちになったけど泣かなかった。それは、もう気持ちの整理が、できたからだ。これからの日々は、自分なりに楽しんだ。そして毎週日曜日、藤田の家に行くことにした。これからも俺は、笑顔で生きてゆくと、辛い時こそ笑顔でいると、俺は、藤田のこと、藤田と付き合ったことを一生忘れない。そして藤田の分も生きていくと、心に誓った。そして俺は、生きる喜びを感じて、最後死ぬまで生きて行くミと生きた日


  一 これから始まる物語

 俺、坂口は先月この中学校に転校して来たばかり、なれない中、毎日のように話しかけてくる、1人の女の子がいた。その子の名前は、藤田。いつも明るくて、クラスの人気もので男子は、藤田にメロメロ、俺もいつのまにか藤田に恋をしていた。俺は、藤田に告白することにした。俺は、放課後、藤田を呼び出して

「実は俺、いつのまにか藤田のこと好きになった。俺と付き合ってくれないか?」

と弱弱しい声で言った

「うれしいけど・・・」

その事を言って、藤田は、黙り込んでしまった。静かな時間が、続いた、その時、藤田が、口を開いた。

「うち、不治の病で余命4ヶ月なの、でもうちも坂口君のこと好きだから付き合いたい。   だけど坂口君は、こんなうちと、付き合ってくれないよね。」

俺は、即答した。

「余命なんか関係ねぇ。俺は、お前を死なせない。愛の力でどうにかしてやるよ。だから藤田、俺と付き合ってください。」

俺がそう答えると、藤田は、笑ってくれた。この日から俺と藤田は、付き合い始めた。付き合っていることは、誰にも話さなかった。



二 君との最初で最後の

 藤田と付き合い始めて1週間がたった。俺は、藤田をデートに誘った。

「藤田、来週の日曜日どっか行かねぇ?」

「えっ、二人で!」

「いやか?」

「いや良い」

「だったら来週の日曜日、駅に10時で良いか」

「わかった。楽しみにしとく。」

そして日曜日になった。俺は、駅10分前に着いた。本を読んで待っていると、俺の前に車が止まった、その車から、藤田が降りてきた。藤田は、降りてきてこう言った。

「ごめん待った?」

「いや今来たばかり。じゃあ行こうか」

と俺らは、電車に乗って、街に向かった。

街に着くと、人がいっぱいいた。俺らは、ゲームセンターに向かった。ゲームセンターには、日曜日と言うのもあって、お客さんが、いっぱいいた、俺らは、プリクラコーナーにいった。そこには、女子や、俺らみたいな、リア充が、たくさんいた。俺は、藤田に台を、選んでもらった。そして2人で撮った。どんなポーズをしたかは、あえて言わないでおこう。そして俺らは、店を出てファミレスに行って昼食をとって駅に向かった。自分らが住む街に戻って高台の公園にいった、そこで、俺らは、1時間ぐらい遊んだ。藤田が、

「そろそろ帰ろうか」

と言った時、俺は、藤田の腕を引いて「ハグ」をした。藤田は、

「なにすんの」

と言いながらも、顔は、真っ赤だった。

「帰るか。家まで送るよ」

と言って藤田の家まで送ることにした。帰る途中。藤田が、こんなことを言ってきた。

「坂口君、こんなうちと付き合ってくれてありがとう。」

俺は、すこし照れながらもこう答えた。

「こちらこそ、ありがとな」

と15分ぐらい歩いたところで藤田が止まった。

「ここが、うちの家」

俺は、藤田の家を見てきれいだなと思った。俺は、藤田に、

「じゃあ、明日学校で」、

「また明日ね。」

と言って、俺は、藤田に手を振りながら、自分の家に向かった。

次の日学校に行くと藤田はいなかった。先生が教室に入って来て、

「藤田さんは今日お休みです。」

と言ってきた。そのまま藤田が、いない1日が終わった。これが1週間続いた。


 

三 君がいない日々

 俺は、藤田の家に行くことにした。学校が終わって、藤田の家に行った。藤田の家に着いて、俺は、インターホンを押した。すると家の中から、誰かが出てきた。藤田のお母さんのようだ、俺は、

「あの、藤田さん居ますか」

と聞くと、お母さんは

「娘は、先週の月曜日から病院に入院しています。君ってもしかして娘の彼氏の・・・」

と聞かれたので、俺は、

「はい、そうです。坂口と言います。挨拶にいってなくてごめんなさい。あの、藤田さん

 大丈夫なのですかね。俺、お見舞いっていいですか。」

と聞いた、お母さんは、迷っていた、でもお母さんはこう言った。

「じゃあ来週の日曜日、家に10時に来て。」

俺は、少し嬉しがりながら、

「分かりました。ありがとうございます。」

そう言って、俺は、藤田の家を後にした。

そして、日曜日になった。俺は、10時のちょっと前に着いて、インターホンを押した。すると中から、お母さんがでてきて

「あはよう。じゃあいこうか」

俺は、少し緊張しながら。

「おはようございます。今日は、よろしくおねがいします。」

と言って車に乗り込んだ。病院までの道のりは、お母さんが、たくさん話しかけてくれた。こんなことも言われた。

「うちの子と、付き合ってくれてありがとう。」

「あの子いつ死ぬか分からないから、それだけは、知っていてね。」

「分かっています。」

と、そして病院に着いた。藤田の病室は、8階の807だった。お母さんが先に入って、俺は、カーテンに隠れていた。お母さんは、藤田にこんな事を言っていた。

「今日は、お母さんだけじゃないよ。入ってきて。」

と言われたから、カーテンを開けて入った。すると藤田は、すごく照れながら

「なになに、坂口君来てくれたの」

と言ってきただから俺も照れながら、

「久しぶり。元気そうで良かった。」

そのときお母さんは、空気を読んで、何も言わず出て行ってくれた。それから俺らは、2時間ぐらい話した。そして俺は、お母さんに呼ばれて、藤田の病室を、後にした。帰るとき俺は、藤田に、

「学校でまってからな」

と言った。藤田は、頭を縦に振った。でも藤田は、それから1度も学校に現れなかった。


 四 キミとの別れ

 藤田が、学校に来なくなって、2ヶ月が経とうとしていたある日俺は学校が終わって家に帰ると、そこに藤田のお母さんがいた。そして俺にこう言った。

「うちの娘が、昨日の夜。亡くなりました。明日、葬式があるから来てね。娘最後まで、坂口君の話していたよ。うちが余命4ヶ月だけど付き合ってくれるって言ったら、坂口君、余命なんか関係ねぇ。俺は、お前を死なせないって言ってくれたんだ。それが娘にとってとっても嬉しかったことだったのだろうね。坂口君、今まで、娘のこと好きで居てくれてありがとう。キミのお蔭で娘は、最後の約2ヶ月を楽しく過ごせた。ありがとう。坂口君は、新しい好きな人を作って、前に進んで行ってね。二つお願いがあるのだけど娘のこと忘れないで、そして娘の分まで生きて。」

俺は、何も言えなかった。ただただ涙が止まらなかった。俺は、お母さんに一礼だけをして家の中に入って行った。自分の部屋に入って一人で泣いた。いっぱい泣いた。

次の日俺は、学校に行ききれなかった。でも藤田の葬式にはいった。葬式会場に入ると、たくさんの花にかこまれた、藤田の写真があった。その写真をみた途端、俺は涙がぽとぽとと落ちてきてそれからずっと泣いていた。そんな俺を見ていた藤田のお母さんが来てこんなことを言った。

「来てくれたんのね。ありがとう。」

俺は、涙を拭いながら、

「お母さん今までありがとうございました。あの、たまには、家に手を合わせにきていいですか」

と聞いた。お母さんは、

「うん、良いよ。娘も喜ぶと思う。」

それを聞いて俺は、一礼して席に着いた。そして葬式が始まった。俺は、静かに話を聞いた。そして葬式が終わると、藤田の写真を見て涙をこえて

「じゃあね」

そう言って帰った、それからの事はなにも覚えてない。



五 君がいない世界を

次の日俺は、学校に行った。教室に入って藤田の席には、花瓶に、入った、1本の花が置いてあった。悲しい気持ちになったけど泣かなかった。それは、もう気持ちの整理が、できたからだ。これからの日々は、自分なりに楽しんだ。そして毎週日曜日、藤田の家に行くことにした。これからも俺は、笑顔で生きてゆくと、辛い時こそ笑顔でいると、俺は、藤田のこと、藤田と付き合ったことを一生忘れない。そして藤田の分も生きていくと、心に誓った。そして俺は、生きる喜びを感じて、最後死ぬまで生きて行くと心に誓った。               




最後まで読んでくださりありがとうございました。今好きな人がいる人もしその人が藤田のようになってしまったら、そう考えるとつらいですよね、なのでその人との時間、1分1秒を大事にしてください。他にもボチボチ書いていきたいので、またお会いできるときを楽しみにしています。

でわまた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ