~第二章 エルフと会社名~
今回は少し短めです。これから更に短くなるかもしれません、ご了承ください。
前書きももうネタがなくなってきましたので、感想でネタをください。
翌日、私は会社の名前を決めようとしていた。
ライアー「やっぱり自分の名前から取った方が良いのかな...」
そう考え込んでいると、入り口の鈴が鳴る。
誰かと思い、四階にある社長室から一階の仮店舗へ階段を使って降りる。
二階まで降り終えると、キョロキョロ辺りを見回す耳の長いエルフが待っていた。
一応話してみる。(前回ラーニング魔法を使ったのでエルフ語は話せる。)
ライアー「ごめんなさいね~、ここまだオープンしてないんですよ。」
エルフ「あの、アリーナ様の本殿に会社員募集とあったので来てみたのですが...」
ライアー「あぁ、採用試験受けに来てくれたのね!じゃあ、とりあえず二階の応接室までお願いします。」
そうしてエルフと応接室へ向かう。向かっている途中にふとこんな事を思った
「なぜこのエルフさんはアリーのことを"アリーナ様"と言っていたのだろう」と。
応接室の前まで来たので2人で応接室に入り、備え付けのソファにエルフうさんを座らせる。
ライアー「では、面接を始めます。よろしいでしょうか?」
エルフ「はい。」
ライアー「じゃあまずお名前を教えてください。」
レイエス「アヴァ・レイエスと申します。」
ライアー「では、なぜこの会社に入ろうとしたのですか?簡単に言うと入社希望理由です。」
レイエス「1つはアリーナ様がおっしゃっていたのですが、エルフ語が話せる社長様がいらっしゃるという点です。」
ライアー「ん?失礼、この世界はエルフ語ベースじゃないのですか?ここに来てあまりまだ日数が経ちませんので、世界事情がまだよくわかっていないんです。」
レイエス「そうでしたか、では説明させていただきます。この世界は42%が”神族”と呼ばれる、いわゆる神が大半を占めています。その方々は全ての言語に精通しているため、話すときに苦労しません。次に多い17%を占めているのがドラゴニア族です。これはドラゴン及び龍人と呼ばれる種族ですね。この方達は世界の半分の言語を使うことができると言われています。3つ目に多いのが11%を閉めている吸血族。食事を吸血とするもの達です。ドラキュラなどが典型的ですね。言語は吸血族の使うツキューケ語を主にエルフ語、人語などドラゴニア族には及びませんが、様々な言語を話せます。そして8%がエルフ族です。このエルフ語や人語がベースです。7%が人間及び亜人ですね。ほとんど人語で話します。残り5%がその他の動物などの種族ですね。」
ライアー「いやぁ、ありがとうございます。勉強になりました。あれ?ではもしや人語を話すことも?」
レイエス「ええ、出来ますよ。」
ライアー「博識ですねぇ。私なんて言語覚えるのに魔法頼りですから。」
レイエス「いえいえ、私も人語はマジックブックでの習得ですから。」
ライアー「ははは、では続きといきますか。この会社のことをどれくらい知っていますか?特に何も言わないので、批判でも構いませんよ。」
レイエス「この会社は3日前に設立して、社員は0名。会社名も決まっていないと伺いました。」
ライアー「はい、ありがとうございます。では最後、質問とかありましたら。」
レイエス「はい、もし採用いただきましたら精一杯働かせえていただきます!」
ライアー「了解しました。では以上で面接を終わります。今日はどうもお疲れさまでした。」
レイエス「ありがとうございました!」
そうしてレイエスは玄関を出た。さあ、一人になった。
時間は昼過ぎ。午後の仕事はとりあえず会社名を決めることにした。どんな名前にしようか考えていたところでアリーナが会社にやってきた。
ライアー「あ、いらっしゃいませ。」
アリーナ「ライアー、もう会社名は決まったの?」
ライアー「いえ、ただ案は今のところ3つまで絞り込んでる。」
アリーナ「あら、どんなのかしら?」
ライアー「一つ目は"ライアーコーポレーション"。2つ目は"L's Shop"。3つ目は"雑木林の家ライアー"。どれがいいと思う?」
アリーナ「そうねぇ、私は3つ目がいいと思うわ。なんか、分かりやすくていいと思う。」
ライアー「そうか。じゃあ、これで決まりだな。」
アリーナ「あ、私ちょっと良い案があるんだけど、”雑木林の家 ライアーコーポレーション”っていうのはどうかしら?」
ライアー「うーん、ただくっつけただけのような気もするけど、そっちの方がいいかもな。じゃあ、これで決まりで。」
アリーナ「わかったわ。じゃあ登録とかの手続きはこっちでやるから、いったん戻るは。」
ライアー「了解、ありがとう。」
こうして、会社名は決まったのであった。
続く...
いかがでしたか?いきなり展開でしたでしょう?
まだまだこんなもんじゃないいきなり展開をこれからもよろしくお願いいたします。
それではまた、次回。